ダイエットで悩んでいる女性の悩みは切実です。



中には大金を使ったにも関わらず、
まったく痩せることが出来なかった経験を持つひと。



TVの情報番組で取り上げられるダイエット情報を
かたっぱしから試したのに効果があらわれず、
結局どれも続けることが出来なかったひと。



それどころか海外のダイエットサプリメントを試したことで
痩せるというより病気になって、

カラダがボロボロになってしまったひともいます。



みんな多くの悩みと、そして心の傷を抱えているんですよね。
もしかしたらあなたもその一人なのではないですか?



もしそうだとして、
あなたが初対面の私に対し、



「本当に私もキレイに痩せることが出来るの?」



こんな風に不安な気持ちになるのは当然だと思います。



正直に云いますと、私自身も
本当に多くの女性に通用する方法かを確認したいと
ずっと思っていたんですから・・・






私が後輩の女の子に伝えたことは、



「お水」との上手な付き合い方
「汗」との上手な付き合い方
「姿勢」との上手な付き合い方



この「たった3つ」です。



私は私自身の経験から、
この3つのことを意識するだけで少なくとも彼女の体型を守れることが
最初から分かっていたんです。



これを聞いた彼女は怪訝そうな顔で私をのぞき込むように、



「本当にこれだけ守ればいいんですかぁ・・・?」と聞いてきました。



「うん、本当はこれ以外にももう少しだけ秘訣があるんだけど、
まずはこの3つに絞ってやってみて。」


一週間くらい経ったある日、
彼女は私を見つけるとものすごい勢いで私のもとへ走って来ました。



そしてあいさつもなしでいきなり・・・



「先輩の3つの教えを守ったら、増えかけた体重が元に戻りました!」



「それとね、ウエストのくびれも復活でぇす!」



ちょっと礼儀知らずな後輩ではありますが、
こないだの泣きじゃくっていた女の子とはあきらかに別人でした。



私は、自信と輝きをすっかり取り戻した少々やんちゃな彼女を見て
自分のことのように嬉しかったのを覚えています。




そして次に彼女が云ったセリフが、



「で、紗和先輩!ほかにもあるって云ってましたよねぇ?

ヒ・ケ・ツ♪もったいぶらないで今すぐ残りも全部

教えてくださいよぉ!」



ですって。。。あきれちゃいました。



イジワルしてすぐには教えずに、
しばらくジラしたのは云うまでもありません(笑)





ある日、かねてから私を慕ってくれている後輩キャストから
SOSメールが届きました。

私は何も聞く前から、この後輩が何について悩んでいるか
手に取るように分かっていました。

その子は私の勤めるお店で、
人気急上昇中のまさに期待の新星だったんです。




彼女を指名するお客様はあとを断つことはなく、
ほどなくして彼女の生活は
外食、外食、飲酒、夜更かし、外食、飲酒、そして寝不足・・・


そう、私がかつてカラダのラインが崩れてしまうかもしれないという恐怖と
闘い始めた日々とまったく同じ生活パターンに陥ってしまったのです。



「紗和先輩、私、このままだと・・・
実はもう、ウエストラインが崩れてきちゃって・・・
このままだと私・・・一体どうしたら・・・」



泣きじゃくる彼女に私はそっと云いました。



「大丈夫、心配しないで。
私もあなたとまったく同じだったんだから。」



私は私がその子とほとんど同じパターンに陥り
その子とまったく同じ恐怖感を抱えた日々を過ごしたことを
ゆっくりゆっくりと話していきました。



そして、ようやく落ち着いてきた彼女に、
私は、ある「3つのこと」を教えたんです。



本当はこの3つ以外にも伝えたいことはもう少しだけあったのですが、
彼女が混乱してしまっては元も子もありませんから、
特に私が大切だと考え、そして誰でもカンタンに理解出来るはずの
3つだけに絞って彼女に伝えることにしたのです。



それは・・・



今では本当に後悔しています。



当時の仲間たちに、私がやっていたダイエット美容の方法を
なぜ教えてあげれなかったんだろうと。


もし私が、この方法を正しく伝えることが出来たなら、
どんなに過酷な毎日を過ごしながらも、
きっと輝いたままの美しい女性であり続けることが出来たはずなんです。



とはいえ、当時の私は乱雑にメモに書き写しただけの
こんなカンタンな方法だけで、みんなの体型を維持出来るなんて
思っていなかったんですね。


いえ、きっと効果はあるはずとは感じていたのですが、
半信半疑というか、確信が持てていなかったんだと思います。



これはたまたま私だから効果があるだけかも・・・と。


それが仲間を助けてあげること出来なかった理由なんです。



今でも思い出すと涙が出てしまう、私の悲しい記憶です。







これは同僚のキャスト(キャバ嬢)から、
ことあるごとに私が云われ続けてきたセリフです。



そりゃそうですよね。



午後6時過ぎからお客様と待ち合わせをして、
おいしいお食事をごちそうになり、そのまま同伴出勤。


あ、
「毎日いいものばかり食べてうらやましい」なんて云わないでくださいね。



「おいしいお食事」ほど高カロリーなものばかり。



それこそ同伴の日が続いたときなどは、
胃もたれが激しく、本音は少しもありがたくなんかないんですよ。



すべてはお店から課せられる過酷なノルマを達成するため・・・なんですから。



お店ではお客様が出してくださるドリンクを飲みほし、
閉店後は“アフター”のお付き合い。



そこでもお酒、カラオケ、ラーメン(笑)の日々・・・



帰宅は明け方、そして疲れきったカラダのケアもそこそこにバタンキュー。
こんな毎日で太らないほうがおかしいですよね?



事実、同期のキャスト達は、日に日にカラダのラインが崩れ、
丸くなり、お肌のハリも、そして輝きも失っていったのでした。


そんな中、なぜか私だけは大丈夫だったんです。



「なぜアンタだけは太らないワケ!?」



こう云いながら私の元を離れてしまった仲間は数え切れません。



一生懸命、そして仕事熱心な子ほど、
「輝やいている時期」の寿命が短いという現実をみるたびに、
私の心は今でも痛むんです。







焦りが募る毎日を過ごしていた私だったのですが、
ある日、「思うところ」があったんです。



それは、



「昔デブだった私は、なぜ当時ここまで痩せることが出来たんだろう?」



そして、



「あの当時にやっていたことを今やれば、
それがそのまま良いダイエットになるのではないか?」



私は、当時の自分の生活スタイルを必死に思いだそうとしました。



けれども、私は生まれてこのかた食事制限などしたことはありません。
どちらかというと、他人様より大食いでした。
おいしいモノを我慢したことなど一度もないんです。



「食事が原因ではないとすると・・・」



 次の瞬間です。



「もしかしたら!」



私はいくつかの蘇った記憶をメモに書き写して、
その後、そのメモに書いたことを意識して生活に戻りました。









雑誌モデルでデビューしたときは本当に嬉しかったのを今でも覚えています。



けれどもそれ以降、私の生活環境はさらに劣悪を極めることとなりました。



私は芸能プロダクションに所属していたワケではなく、
いわゆる「フリー」のモデルだったんですね。



そうなると、当然マネージャーさんや運転手さんなどいるはずもなく、
身の回りのすべての世話は自分自身でしなければいけませんでした。



慌ただしいのなんのって・・・


当時の同期モデルの多くは、キャバクラへの出勤は極力控え、
美を磨くことに充分なお金と時間をかけることが出来ているようでした。



けど、私はと云えば、
モデルとしての撮影を終えるや否や、
店舗のお客様と本日同伴のアポイント取り。



モデルの仕事があろうがなかろうが、
お店のノルマは一向に変わることがありませんでしたから。



お化粧直しも着替えだってしなければならないので、
ダッシュで帰宅して、ダッシュで外出する毎日。



寝る時間がない・・・



私が自分の体型を維持することが出来るかどうか、
毎日不安と闘いながら過ごす日々が始まったんです。







あなたはキャバクラ嬢に対して、
どのようなイメージをお持ちでしょうか?





特に同性から、どのように思われているのかは
正直気になるところです。





もしかしたらあまり良いイメージではないかも知れませんが、
けれども彼女たち(私も含めてですが)の日々の努力は
本当に涙ぐましいもの





遅刻や欠勤はすべて罰金対象。
過酷なノルマをクリアするために
毎日お客様と開店前の時間からお食事のお伴をし、同伴出勤。





「毎日おいしいものを食べられるからうらやましい」





なんて、どうか云わないでください。





大抵の場合、
おいしいお食事=高カロリー ですよね?




また私の場合、お客様に失礼のないよう、
出されたお料理はよほどのことがない限りすべて残さずいただきます。





そのまま出勤後は接客マナーに気遣いながら、
また、お店のオペレーションにも常に神経をとがらせていなければならず、
そんな中で、お酒をいただけば、またそれをしっかり飲み干さなければいけません。





そして閉店後はアフター・・・そして明け方まで・・・





さらに次の日はモデルのお仕事。。。





あなたは毎日こんな生活を続けていく中で、
果たして健康的に痩せることなど出来るでしょうか?





事実、私と同期のキャスト(キャバ嬢)たちは、
中には激太りで、中には青白くゲッソリ病人のような痩せ方をして、
そのほとんどが体調を崩した状態でお店を去っていったのです・・・