雑誌モデルでデビューしたときは本当に嬉しかったのを今でも覚えています。



けれどもそれ以降、私の生活環境はさらに劣悪を極めることとなりました。



私は芸能プロダクションに所属していたワケではなく、
いわゆる「フリー」のモデルだったんですね。



そうなると、当然マネージャーさんや運転手さんなどいるはずもなく、
身の回りのすべての世話は自分自身でしなければいけませんでした。



慌ただしいのなんのって・・・


当時の同期モデルの多くは、キャバクラへの出勤は極力控え、
美を磨くことに充分なお金と時間をかけることが出来ているようでした。



けど、私はと云えば、
モデルとしての撮影を終えるや否や、
店舗のお客様と本日同伴のアポイント取り。



モデルの仕事があろうがなかろうが、
お店のノルマは一向に変わることがありませんでしたから。



お化粧直しも着替えだってしなければならないので、
ダッシュで帰宅して、ダッシュで外出する毎日。



寝る時間がない・・・



私が自分の体型を維持することが出来るかどうか、
毎日不安と闘いながら過ごす日々が始まったんです。