ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡 -92ページ目

ロイヤル・リゾート那須高原にあるリトリート・センター☆彡

ダンマプロジェクト代表 うめ@梅津礼司が発行するブログです。お困りごと、お悩みごとなら、なんでもご相談にお応じます。みなさんのご訪問を心から歓迎いたします。URL dhammpro.com

インテーク票や面接記録には、「特記事項」の記入欄があります。


特記事項とは、インテークや面接時に、来談者様がお話しされたことで、

主訴や症状、経緯・経過、家族構成などに入らないその他の特記事項をこの欄に記します。

は、

例えば、「幼少の時に母親は、仕事に忙しく、おばさんに育てられた。おばあさんには、感謝している。」

     「中学生の時に父から叩かれ、恨みを持った」

     「本当は望まなかったけど、あんたを生んでやったと言われショックだった」

     「面接時間の終了に伴い、父親との関係性について、話が中断した。次回面接に配慮して聴く」


等々、逐語録や要録を作成している場合でも、面接記録には、

来談者様の問題が発症する直接の要因や家族や友人への特別な想い。

面接期間中に、来談者さまが取り組んだ実践や体験の効果。

次回面接時に、カウンセラーが留意すべきポイントなどを記入します。


私の場合は、来談者様の語りの中で、特に印象的な「想い」「事件」「関係性」「症状の訴え方」「表現の質」「価値観」「人生観」「信仰の有無」「特技・趣味」「嗜好」「関心」「来談者への宿題」などを記入しています。


前回は、インテーク票の家族構成の記入をどのようにしているか、お話ししました。

今回は、家族構成に視えない、家族のシステム(構造、機能、相互作用)についてお話しします。


来談者様のご家族の中に、来談者を支える支援者がいるか?という点と

来談者様の問題解決のキー・パーソンは、どなたか?という点に着目します。


家族関係でお困りの方が来談されたときに、

「うちの娘が、・・・」とか、「私の母が、・・・」というように、ご家族の困難・症状の改善について来談されることがあります。この方は、家族構成の中で、例えば「うつ病の○○さんの家族支援者」と特記するようにしています。


また例えば、「夫のDVで困っている」という場合には、来談者のキー・パーソンは、「夫」になります。


さらに、家族問題が主訴になる場合は、家族構成を記入するときの留意点として、

家族のシステム(構造、機能、相互作用)についても着目します。

つまり、家族療法というアプローチが必要になるなるか?という視点になります。


家族のシステムとは、家族を、個々の成員が互いに影響を与えあうひとつのシステムとして考えます。

ご家族に生じる問題は、ひとつの原因に起因するものではなく、お互いに影響を与え合う中で、問題を生起・維持され悪循環を起こしていると考えます。


この場合、問題を抱えた家族成員を、家族を代表して問題を表現している人(IP)と呼ばれることがあります。


家族のコミュニケーションのありかた、会話型の傾向、人生観や価値観のひずみ、などが是正されないと、ご家族全体が問題の繰り返しの中で長い間苦しむことになります。


ですから、来談者さまを中心としながらも、幸福な家族になるコミュニケーションや健康な人生観や価値観をご家族と一緒に学ぶカウンセリング(ファミリーカウンセリング=家族療法)がはじまります。

家族構成を教えて頂くことは、とても大切なことですね!

家族の人間関係を知ることは、もっと大切ですね!


でも、来談者様がカウンセラーに聴いてほしいことをまず優先しましょう。


私は、来談者さまの受付時に、家族構成についてお伺いすることもありますが、

いきなり「家族構成」を聞くことはしません。主訴に漢族関係の修復・改善が含まれていないない場合もあります。


来談者さまの「いま・ここ」を感じて、お話の脈絡からお察っしすることもしばしばあります。

来談者さまとの信頼関係ができてからお尋ねすることの方が多いです。


家族構成を話すことさえ、辛いことがある。

自分のことさえ話すことが辛いのに、


とにかく、来談者さまの「いま・ここ」への配慮を優先します。、

「ご家族の構成を教えてください」と、いまお伺いすることが適切なのか、注意深い配慮が大切です。


たびたび、来談者さまのプロセスを優先・尊重することが、カウンセリング関係が成り立つとても大切なポイントだと申し上げています。


くれぐれも医療機関のような機械的なインテークをしないこと。

「来談者中心」という基本的態度を習得することが、カウンセラーの第一歩だと感じるこの頃です。


カウンセリング関係が構築できないままに、来談者様が離れていくのは、インテークの時点でインテーク票の記入事項を満たそうとする拙速さが起因していることも少なくありません。


カウンセラーの関心・興味で来談者さまに質問しないこと、来談者様の話したいこと、想いを聴くことに集中できるようになることがカウンセリング道の初歩であり、極意でもあります。


もともと家族構成を知ることは、来談者さまの問題解決に家族関係の改善・修復が重要だと解り、家族関係のお話の中から、拾い集めて適当な場面でカウンセラーが来談者さまに、確認させていただくことが多くなっています。


何のために、家族構成を知る必要があるのか?

それは、来談者様とそのご家族の関係性を改善・修復する必要がある時だけ、と言っても過言ではないようにさえ思うこの頃です。