家族構成を教えて頂くことは、とても大切なことですね!
家族の人間関係を知ることは、もっと大切ですね!
でも、来談者様がカウンセラーに聴いてほしいことをまず優先しましょう。
私は、来談者さまの受付時に、家族構成についてお伺いすることもありますが、
いきなり「家族構成」を聞くことはしません。主訴に漢族関係の修復・改善が含まれていないない場合もあります。
来談者さまの「いま・ここ」を感じて、お話の脈絡からお察っしすることもしばしばあります。
来談者さまとの信頼関係ができてからお尋ねすることの方が多いです。
家族構成を話すことさえ、辛いことがある。
自分のことさえ話すことが辛いのに、
とにかく、来談者さまの「いま・ここ」への配慮を優先します。、
「ご家族の構成を教えてください」と、いまお伺いすることが適切なのか、注意深い配慮が大切です。
たびたび、来談者さまのプロセスを優先・尊重することが、カウンセリング関係が成り立つとても大切なポイントだと申し上げています。
くれぐれも医療機関のような機械的なインテークをしないこと。
「来談者中心」という基本的態度を習得することが、カウンセラーの第一歩だと感じるこの頃です。
カウンセリング関係が構築できないままに、来談者様が離れていくのは、インテークの時点でインテーク票の記入事項を満たそうとする拙速さが起因していることも少なくありません。
カウンセラーの関心・興味で来談者さまに質問しないこと、来談者様の話したいこと、想いを聴くことに集中できるようになることがカウンセリング道の初歩であり、極意でもあります。
もともと家族構成を知ることは、来談者さまの問題解決に家族関係の改善・修復が重要だと解り、家族関係のお話の中から、拾い集めて適当な場面でカウンセラーが来談者さまに、確認させていただくことが多くなっています。
何のために、家族構成を知る必要があるのか?
それは、来談者様とそのご家族の関係性を改善・修復する必要がある時だけ、と言っても過言ではないようにさえ思うこの頃です。