今回から、「コミュニケーション力」について学びます。
コミュニケーション力とは、よいコミュニケーションを促進する能力のことです。
まず、コミュニケーションの言葉の意味ですが、辞書によれば
1 社会生活を営む人間が互いに意思や感情、思考を伝達し合うこと。言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。「―をもつ」「―の欠如」
2 動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。
[補説]「コミュニケーション」は、情報の伝達、連絡、通信の意だけではなく、意思の疎通、心の通い合いという意でも使われる。「親子の―を取る」は親が子に一方的に話すのではなく、親子が互いに理解し合うことであろうし、「夫婦の―がない」という場合は、会話が成り立たない、気持ちが通わない関係をいうのであろう。
(引用 goo辞書)
とあり、コミュニケーションとは、お互いに情報伝達し合うことですね。
上記の補説にもある通り、「意思の疎通」、「心の通い合い」こそ、コーチングで学ぶコミュニケーション・スキルと言えるでしょう。
「近年、若者のコミュニケーション力が低下している」と、経営者や人事担当者から伺います。
学力中心の学校教育で、コミュニケーションについて学ぶ機会もなく、少子化で過保護、過干渉、密室化などで、地域社会で「遊ぶ」機会が少なくなったことも要因でしょう。
公序良俗、道徳、倫理観など、社会で生きる人間同士の心がけを学びあう場所・機会が少なくなっていることも、コミュニケーション力が低下する理由の一つでしょう。
これは、若者ばかりでなく、老若男女の現代的傾向だと思います。
若者たちは、私たちの親族の生き方の反映だと反省します。
その背景には、もっと根深い、「利己的な生き方」「外形的な価値」の増大があると私は理解しています。
「利己な生き方」とは、「自分さえよければ」という、自己中心的な思考と行動のことです。
そして、「外形的な価値」とは、「見た目の良さ」に心奪われるようになったということです。表面的な姿、形、モノ、事柄への依存(ブランド、高価、おいしい、かわいい等々)がそれです。
服装・装飾品、車、地位、肩書、住居、学歴、出身、職業、等々も価値あるモノだと思いますが、真.善.美など人間の精神の美しさ、格好よさとのバランスが取れるようになると、もっと素敵な人生になると私は思います。
導入が長くなりました。本題に入りましょう。
コミュニケーション力には、
1.自分が伝えたい情報(考えや感情)を相手に的確に伝える能力。
2.相手が伝えたい情報(考えや感情)を的確に理解する能力。
3.合理性と根拠のある情報を整理して伝える能力
そんな能力を身につけることが、コミュニケーション力の三つの要素になります。
大方の人々は、「自分の想い・考えを聞いてほしい」「自分が作った資料を理解してほしい」と、「自分の考え」が優先してしまいがちです。
しかし、コミュニケーション力のある人は、2.相手の想い・考えを知り、理解することを最優先します。その次に、3.と1.のような合理性と根拠のある情報を整理・加工してして、相手に的確に伝える努力をします。
コミュニケーション力とは、信頼関係の構築力でもあるのです。
コミュニケーションをよくしたければ、ます「2.相手が伝えたい情報(考えや感情)を的確に理解する能力」を高めることが大切です。
そのために、
①
②相手の気持ちになって考える(肯定的な受容・態度・共感的理解を深める)
例えば、お客様が求めている商材・品質を詳しく知る。ここから商材の研究・開発が始まります。そして、この商材は、いかかでしょうか?と提案・提示させて頂くという順序がビジネスの基本的態度になります。
つまり「聞き上手が、話し上手」ということになります。
の両方が必要になってきます。たまに、コミュニケーション能力=表現力だと思っている人がいますが、それは大きな間違いです。相手の考えを正確に理解できて、はじめてコミュニケーションが成り立ちます。ことわざにもあるように、聞き上手は話し上手なのです。
そのうえで、「1.自分が伝えたい情報(考えや感情)を相手に的確に伝える」能力が要求されます。相手に的確に伝えるには
、
合理的な根拠と簡素
な論理展開による情報・話題提供が大切ですね。
2020年のオリンピック招致の最終プレゼンテーションで、日本チームは多くの感動と共感を得て、招致に成功しました。
すぐれたコーチとプレゼンテーターとロビー活動と支援組織が一体となった成果でした。コミュニケーション力とは、相互の能力と魅力が相乗効果となって、素晴らしいチーム力となって人々の幸福の原動力になる。
それこそが、コミュニケーションの真実のパワーだと認識しています。
相手の話をよく聴く(聞き上手になる=傾聴する)