チューリップ高雄の保活事情シリーズチューリップ

高雄の保活事情①保育園(托嬰中心)

高雄の保活事情②一時保育(臨時托育)

高雄の保活事情③幼稚園(幼兒園)--園の種類

高雄の保活事情④幼稚園(幼兒園)--クラス編成

高雄の保活事情⑤幼稚園(幼兒園)--希望の園に入るために

高雄の保活事情⑥幼稚園(幼兒園)--起死回生を狙え

高雄の保活事情⑦幼稚園(幼兒園)--★番外編★買ってよかったネームグッズ

高雄の保活事情⑧幼稚園(幼兒園)--★番外編★児童手当について

高雄の保活事情⑨幼稚園(幼兒園)--♡最新版♡クラス編成

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幼稚園についてはまだ実際に入園していないので、
実際に調べて分かったことと実体験をまとめていきます。
 
※このような記事を書いている時点で「メンドクサイ人だなー」なんて思われてしまいそうですが、
今回からは少し法規も交えるので、さらに「メンドクサイ」記事になりそうです。。。
それでも構わないよ~って方は引き続きご覧いただけると嬉しいです。
 
台湾の幼稚園の種類は保育園に比べて多岐にわたるため
下調べが重要かと思われます注意
 
まずは台湾の幼稚園の分類から。
==2021.05.09画像更新==
↑の表の通り、
①公立幼稚園(公幼)
②非営利幼稚園(非營利)
③準公共化幼稚園(準公幼)
④私立(私幼)
といった4つの種類に分けられます。
 
これらを厳密に公立か私立かだけで分けるとするなら
公立は①公立幼稚園(公幼)のみで、
あとは私立という分類になるでしょうか。
※よく混同されやすいのですが、非営利幼稚園も法律上は私立です。
参考:非營利幼兒園實施辦法§2-2の定義
“非營利幼兒園:指協助家庭育兒與家長安心就業、促進幼兒健康成長、推廣優質平價及需要協助幼兒優先教保服務為目的,
以下列方式之一辦理之私立幼兒園:”
 
ただし、募集時期や幼稚園のカリキュラムやスタンスで考えると
①公立幼稚園(公幼)
②非営利幼稚園(非營利)
この2つは似ているので、感覚的には同じ分類に入れたいな~というところ。
 
入園は基本的にはどちらも8月。
毎年3月末頃に募集要項(招生簡章)が高雄市政府教育局のシステム上にアップロードされます。
高雄市は昨年度から公立非営利1園ずつ申し込み可能(★市によって異なります)で、
4月中旬頃に、希望の園に申し込みをします。
たいてい応募者が殺到して募集定員をオーバーするので抽選になります。時期的には4月下旬。
詳しくは別記事でご紹介します。
 
では、両者の違いはどこかというと
公立は政府機関が運営しているのに対し、
非営利は政府が財団法人に運営を委託している。
公立夏期・冬期休暇があるが、
非営利にはない。
公立のお迎え時間は16時、非営利は17時。
それ以降は“延長保育(延托)”扱い。
こうして比較してみると、正社員やフルタイムで共働きの核家族であれば、非営利の方が断然都合が良いのですよねキョロキョロ
共働き世帯でも、お迎えを頼める人がいるとか、長期休みの時に子供を見てくれる人がいるのであれば
公立を視野に入れても良いのかと。
 
因みに公立非営利も政府の定めたカリキュラムに則っているため、注音や英語の授業はないようです。
しかし、上述の通り非営利財団法人が運営しているため、
公立よりも よりはっきりとその運営団体のカラーが出ます。
 
例えば・・・
高雄市の北部にある新荘非營利幼兒園の運営団体(承辦單位)は福智文教基金會という財団法人です。
この団体の理念はどちらかというと仏教寄り、かつ有機食材のお店「里仁」と関係があるので
給食は「蔬食」とよばれる野菜中心のメニューです。
肉や魚といった動物性たんぱく質を使ったメニューは週に1~2日とか。
今年8月開園予定の左新非營利幼兒園も同一団体が運営しており、同じスタイルのよう。
 
 
続いて・・・
 
③準公共化幼稚園(準公幼)
④私立(私幼)
この2つは完全に私立です。
 
まず、私立は名前の通り、個人の経営者や英語塾などの教育機構が法に基づいて設立した幼稚園です。
そのため、必ずしも政府が定めたカリキュラム通りに教育をする必要はなく、
園によって英語教育・モンテッソーリ教育・宗教教育(キリスト教や仏教)など、力を入れている分野が違います。
また、園バスがあるので交通が便利とはいえない高雄でも安心感があります。
 
上述した福智文教基金會という財団法人は非営利幼稚園の他に私立幼稚園も経営しており、
給食を完全にベジタリアンにしている園もあるのだとか。
非営利幼稚園の給食は政府の規定のもと「三菜一湯(一汁三菜)」がベースになっているので
大きなアレンジはできないのですが
私立ならある程度自分たちの裁量で調整が利くことを最大限生かしているな~と驚きびっくり
宗教信仰のある人にとっては助かりますね。
 
調べていて面白いと思ったのは、
全く名前が違うのに、実は経営元が同じという園がちらほらあること。
 
例を挙げるなら・・・
威爾森梓官幼兒園」と「威爾森政德幼兒園」が同じ系列の園ということは名前から一目瞭然。
でも、実は「康乃爾幼兒園」や「九個果子幼兒園」、「愛上學幼兒園」も同じ系列なんですびっくり
よく見ると、同じ系列の場合はそれぞれの幼稚園のロゴが同じだったり
制服が同じだったり
園の外観も何となく似ていたりするのですが・・・それでも園名を見ただけではパッと分からなかったりします。
 
 
私立はとにかく数が多く、入園時期も応相談(基本的には2月か8月)のような?
色々と臨機応変に対応してくれるのも私立幼稚園の強みでしょうか。
 
保育園の先生から「そろそろ(私立)幼稚園を調べ始めた方が・・・」と言われたのが幼稚園入園の1年ほど前にあたる去年の8月。
でもちょうどその時にチビ子が胃腸炎で入院したのもあって、実際に見学に行き始めたのは旧正月を過ぎてからでした滝汗
すると・・・園によってはもう満員で見学のチャンスすらないこともゲロー
特に2歳児クラス(幼幼班)のある園は限られているので
気になる園があったら早め早めの見学予約をおすすめします。
※下線部の理由についても次の記事にまとめます。
 
 
そして最後に準公共化について。
私立幼稚園の中でも、政府と契約を結んでおり、
政府が園に補助をすることで月謝が抑えられている+設備も法規に準じている幼稚園を準公共化幼稚園(準公幼)といいます。
 
4月下旬の公立非営利の抽選が終わってから募集要項を発表するのが準公共化
これも高雄市政府教育局のシステム上にアップロードされるので、募集要項を確認後
5月の中旬頃から各園に申し込み、抽選になるようです。
入園時期は公立非営利同様8月。
 
準公共化はちょぃと特殊で、
そもそも私立として開園した後に政府と契約することで月謝などが抑えられている
(でも教育内容は私立だし園バスもある)ので人気も高いのですが、
実は過去に問題のあった園が、改名後に準公共化の申請を出して通ってしまっているところもあるのです。。。
 
もちろん申請時にはそういった問題は既に改善されていると思いたいですし、
問題のある園は本当にごくわずかで、健全な園がほとんどだとは思います。
ですが実際にウチの近くにあるんです、その問題園・・・。
個人的には改名している時点でどうなのかな?とは思ってしまいますえー?
改名さえしてしまえば検索してもなかなか当時の事件もヒットしないですからね。
それに準公共化認定されれば絶対に入園希望者が来るとあって、見学予約をしようと連絡したら
 
「見学ですか?園の活動の様子はFacebookページにアップしてますし、環境も塀の外から見ればわかりますよね?真顔
 
という高飛車?とも思える対応をされたところもありました。
 
 
こればかりは園との相性もあるので
それぞれの園の特徴と自分のニーズをもとに
実際に自分の目で見て判断するのみ!です。