高雄の保活事情シリーズ
▶高雄の保活事情⑦幼稚園(幼兒園)--★番外編★買ってよかったネームグッズ
▶高雄の保活事情⑧幼稚園(幼兒園)--★番外編★児童手当について
最近発売された台湾スタバのピーチティー?がおいしいです
ほわほわのミルクフォームがまた何とも優しい味わい・・・
・・・さて、今回のテーマに戻って、高雄の保育園(托嬰中心)についてまとめてみたいと思います。
まず、身バレ覚悟でウチの環境としては
●夫、私、娘の3人暮らし
●義父母など、いざという時に育児で頼れる親戚は近くにいない
●私は翻訳の仕事をしているが、正社員ではなく年単位での契約で、1日5時間ほどの勤務。
なので育休・産休・有休といった福利厚生は皆無。
→会社と交渉して、産後6か月までは無給で休みをもらうことに籍を置き続けてもらえたことには本当に感謝しかない
復帰後は家で子供の世話をしながら仕事量を産前の半分まで戻し、
産後1年を目途に、元の仕事量に戻す(完全復帰)契約になっていました。
ぶっちゃけると
出産前は、
子供を遊ばせてる間に仕事しちゃえば良いでしょ
って思ってました。
産んでから思ったのは
いや、とんでもねぇ。子供が横にいる状態で仕事なんて無理
世の中のお母さん方ごめんなさい・・・育児完全になめてました。
まだ当時はチビ子も生後約半年でしたが、
オモチャを渡したとしても遊んでいるのはせいぜい5~10分で、
親が自分を見ていないと分かるとぐずり始めるんですよね・・・
おむつ替え(の背中漏れが凄くて毎回洋服まで交換)、ミルクの準備、
離乳食の準備と片付け・・・こういったことをしながら
30分~1時間後に納期が迫っている文章が続々と入って来て翻訳・校正、納品しなくてはならない・・・
チビ子が11か月になるまでの約5か月間はこれを続けていましたが、
今思えば私がチビ子を傍で見ていたいという気持ちと、仕事も続けなくてはという義務感で
かえって子供には家にいても寂しい思いをさせていたのではと思うのですお母さんが目の前にいるのに構ってくれない的な。
これを踏まえて、共働き世帯の0歳児~2歳児の保育に関しては
①義父母などの親戚にみてもらう
②ベビーシッター(保姆)に預ける
③保育園(托嬰中心)に預ける
の3つの方法が考えられるでしょうか。
台湾では同居も一般的で①が多いようですが、
ウチの場合は義父母が遠方に住んでおり、預けたり、少しの間面倒を見てもらったりするのは無理。
あとは「預かったら絶対に育児の方針が違ってケンカしちゃうと思うから、それは避けたい」と言われました。
(普段は全く支援や援助がない代わりに、育児や家庭での方針については一切指示されません。家庭内で日本語を使うことにも至極肯定的)
②も乳幼児虐待のニュースを数多く見てしまったせいか、何となく選択肢としては考えられず。。。
ということで
ウチでは③の保育園に預けることに。
一口に保育園といっても、高雄市の場合はいくつかの種類に分かれています。
大きく分けると
公立保育園にあたる「公托」と、私立保育園にあたる「私托」という2つなのですが
数年前から公托の枠組みの中に新たに「公共托育家園」というものができたようです。
公托・私托ともに保育士1人に対し子どもが5人という割合なのですが、
公共托育家園に関しては保育士1人に対し子どもが3人なのに保育料は私托よりも安い!
当時私の住むエリアにはまだ開設されていなかったので、実は最近になって知った情報です。笑
ただし数は少なく、
高雄には私托が55ヶ所あるのに対し、
公托は17ヶ所、公共托育家園は8ヶ所です。。。
※画像出典:教育局HP
そのため、
費用が安く抑えられ、保育の質も安定しているという評判の公托は
産後すぐに申し込みをしても順番待ち(誰かが転園/卒園して欠員が出るまで入れない)の状態です。
※実際には異動や退職の関係で先生が突然変わることもありますし、つい最近澎湖の公托で虐待事件が起こったりもしているので
公托であっても絶対に「安定・安全」とは言えないとは思いますが・・・。
そんなこととは露知らず、チビ子が生後9か月の頃から焦って保育園を探し始めたところ
私托に関しては割とすんなりと見つかったのです。でも保育料がたーかーいー
そこでようやく知ったのが公托。
夫曰く「安いし安心だから」という理由で一応申し込みをしてもらったところ
補欠の5~10番目・・・もし公托に行くとしたら1歳時点での復帰無理そうじゃない?って思いました
実は当時、合計で40人近く補欠がいました。
それにも関わらず、比較的上位で(他の人の前に割り込む形で)順番待ちができたのには理由があります。
それは
居留証を持つ外国人の親がいる家庭は「社会的弱者家庭(弱勢家庭)」に分類され、
公托に優先的に入園できるから です。
高雄市政府社会局のHPに「高雄市公共托育機構收托作業原則(高雄市の公立保育園の入園にかかる規則)」
というのがあり、
公托では、社会的弱者家庭の子供を一定の割合で受け入れなければならない旨が規定されています。
その社会的弱者家庭の基準の中に「新住民家庭(外国人のいる家庭)」が含まれていたため
日台ハーフのチビ子は、1歳になる少し前の申し込みでも上位にリストアップされたのです。
そして運良く、本当に運良く、申し込みの翌月に入園が決定
唯一心配だったのは、公托は安全性を考慮している関係上
事前に内部の見学ができない点でしょうか。園によるのかな?
でも後から知ったのは、公托は数か月おきに政府が査察に来て安全面や衛生面を厳しくチェックしているので
そこまで心配する必要はないということ
その他各保育園の指標としては、高雄市立案托嬰中心評鑑というものがあります。
3年ごと?に政府が公立・私立問わず高雄市内の保育園のチェックをしていて、
教育内容・設備・安全・衛生などの面で点数化しているようです。
その総合得点によって保育園が「優・甲・乙・丙級」などにランク分けされているので、園を選ぶ時の参考としても良いかもしれません。
因みに、0~2歳については政府から手当てが出る(基本的には私托:6000元/公托:3000元)ので
実際の月々の保育料の自己負担額は表よりも少ないものになります。
※毎月現金振り込みなので貯蓄などにまわしてもOK
まぁ人見知りの激しいチビ子の場合、
保育園に入園してからが本当の正念場だったのですがね・・・
市によっても保活事情は多少異なると思いますので参考までに