長女は

次女の今までのなかなか波瀾万丈な人生を






 冷静に眺めていたようだ…

「要領が悪い」…と言っていた。

きっと

もっとやり方があったんじゃないか…

そう思っていたようだった。


そんな次女に振り回されてるわたしを見て…

さらに

そんなわたしに長女自身も振り回されてるうちに

次女に対する嫌悪感が膨らんで行ったようだった。


今回、長女がそんな気持ちを初めて口にして

わたしは本当に反省した。


わたしの愚痴や不安や焦りの気持ちを

全て長女に流してしまっていた…

さらに

腫れ物に触るような次女に対する態度が

長女にとってはとても気分の悪いことだったらしい。

1人で抱えきれなかったことを

長女が受け止めてくれていた。

長女は受け止めてくれたけど

やっぱり不満は募っていって

それがそのまま次女に対しての態度になったようだ。


本当に今までわからなかった。

なぜ長女は次女が帰ってくるたびにイライラするのか。

なぜそんなに仲良くできないのか。


わたしのせいだった。


自由奔放な次女…

でも繊細で強くはない次女に対して

気を使って

ご機嫌を伺うような態度を取ってる母親にも

長女はイライラしてた。


わたしが聞き分けのいい長女に甘えていたんだ。


でも

あの頃どうしたら良かったのか…

それもわからない…



長女の気持ちを考えれば

次女が帰って来たいと思っても無理なんだろう…

長女が再び

夢を追いかけてキラキラしてる次女の陰で

我慢しなければならないのだから…

そして

そんな次女にまたハラハラさせられる母親を見て

母親をなだめたり

怒ったりするんだろう。

それがわかってるから嫌なんだ…

面倒なんだ…



次女はどうする?

母親に帰ってくるなと拒否されて

せっかくの夢を見つけたのに

家族の協力も得られないことに挫折するのか…


自分は悪くない。

夢を追いかけて何が悪い。

そう思ってる次女はどう思うんだろう…



次女に携帯LINEで気持ちを伝えても

ほんとの気持ちは伝わらないと思った。

顔を見て

長女をそんなに頑なな態度にさせてしまったのは

母がいけなかったこと…

今は長女がそう思ってる以上

家に戻ってくることは無理だということを

話さなければならないと思った。


次女がこっちになかなか帰れないなら

わたしが行こう。

ちょうど奇跡的に

何も用事が入ってない連休がある!

次女に会いに行くことにした。

仕事のある次女だから

夜に会うから遅くなる…

ならばビジネスホテルに泊まってしまおう!

そしてゆっくり話せれば…

そして

会いに行くことで許してもらおう…


なかなか本音を言わない次女…

どう感じるかわからないけど

このままにしておくこともお互いに良くない…


そう決めてから

何て切り出そうか…

どう話を持って行こうか…

全部ノートに書き出してみた。

気持ちがまとまらない…

頭が回転しない…



うまく伝えられるだろうか…

さらに親子…姉妹の関係が悪化しないだろうか…


動悸がして息がしづらい…

胃が痛くて喉がつかえる…



「あの子が泣いたり怒ったりして、本音を言えれば成功じゃない?」

またまたクールに長女が言った…





父親ってなんだろう…

あの子たちにもう父親はいないのか…

先日次女に言ってみた。

「パパに少しの援助を頼んでみたら?」

「うん…無理かな…」




あの子たちの父親は今頃何をしているんだろう。