次女の人生最大の挫折は就職だった。
大学3年生の前半から
希望職種の第一志望の企業のインターンに参加し
順調に評価もされてると思って
この会社から内定もらえるだろうと
次女は自信もあったそうだけど…
不採用だった
すごくショックを受けてたけど
なんとか気持ちを持ち直して
ゼミの教授の推薦ももらって
同一職種の別の企業のインターンに参加した。
1ヶ月くらい参加して
周りの参加者より自分の方がいい評価をもらってると
ご機嫌で自信満々で過ごしていた。
でも
この企業も不採用だった
なんでこの時自信があったのかはわからない
そういうところが妬まれて鼻に付いたんだろうか
後に次女が
インターンに参加していた他の学生に
告げ口されたから落とされたんじゃないかと言った。
一緒にインターンに参加していた子に
👱🏻♀️「彼女は違う企業が第一志望みたいで、ここは内定出ても行かないって言ってました」
と企業の担当の人に言ったことが原因で
企業の担当さんの印象を悪くして落とされたって。
まあ、それも今となってはわたしにも良くはわからないけど
とにかく不採用だったのは間違いがなく
その時すでに4年生の6月。
次女の周りの友人は
多くが内定をもらってる状況。
特に就職率のいい学部だったので尚更…
1社目から周りから遅れを取っていて
さらにダメだったので
精神的にかなりキツかったと思う。
今思い出してもわたしも苦しくなる。
本人はどれほどショックだっだろう。
インターン中に次女が話していたけど
友人のデザインを盗作して自分の作品にしてしまった友人がいたそう。
曲がったことが嫌いで
親が思ってるよりもずっとストレートな性格だった次女は
アシスタントの先生にそのことを報告したそう。
問題になったけど
本人もすごく反省してたから
注意で終わったらしいけど
その子が次女よりだいぶ先に内定をもらったそうで
ほんとに悔しいと言っていた。
やっとその子と並べると思ったのに
並べるどころか
その子よりも劣ってると
そう評価されたと感じてショックだっただろう。
自分だけが内定をもらえないもどかしさ。
自分より才能がないと思っていた人が
どんどん大手企業に就職が決まっていく。
わたしも就職には苦労した口なので
就職が決まらない不安は良くわかった。
学校の試験と違って
点数が明確に出るわけではないから
何がダメなのか良くわからない。
ただただ自分は企業だけじゃなく
社会からも必要じゃないと言われてるようで
本当に苦しいんだと思う。
(そういう自意識過剰なところや、常にちょっと相手を下に見てしまうようなところが、企業受けが悪かったのかもしれない。企業の人事の人なんて見逃さないんだろう。)
学校から帰ってきて
🧑🏻「今回も不採用だった」
と消えるような声で言って
そのまま自分の部屋のドアをバタンと閉めて
それから出てこなくなってしまった。
ずっと頑張ってきたのにね。
大学に入学した時から
就職を目指して頑張ってきたようなものなのにね。
どう慰めて
どう励ましてあげたらいいのか…
元ダンナにも話した。
何か言ってほしかった。
👨🏻「そうなんだ…」
…
こんな時はどんなお父さんでも何もできないのかな。
みんなが大好きなお父さんなら何かできるのかな。
傷ついてる娘に何もできなくても
せめて
妻の気持ちを前向きにさせるような
そんな言葉をかけてあげられるのかな。
たぶんこの時も
うちには
父親なんていなかった。