エゴン・ミュラーが造りたい高級辛口リースリングの答えの一つのが カンタ リースリング 。 | ワインに恋してる (ドイツワインクラブ ブログ)

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エゴン・ミュラーが造りたい高級辛口リースリングの答えの一つのが カンタ リースリング 
2015 カンタ リースリング (アデレードヒルズ)

       / エゴン ミュラー
2015 Kanta Riesling (Adelaide Hills) / Egon Müller

 


生産地:オーストラリア、南オーストラリア州、アデレード・ヒルズ
           Australia ・South Australia・Adelaide Hills
生産者:  エゴン ミュラー    
        Egon Müller
葡萄品種:リースリング

              Riesling

 

故エゴン3世と現エゴン4世と過去にシャルツホフの館で撮った写真


ドイツのロマネ・コンティと賞される
世界最高峰の白ワインの醸造家エゴン・ミュラーが
南オーストラリアの新天地から放たれた
高級辛口リースリングのメッセージ!

わずかに緑がかったやや黄色が濃いイエロー
グレープフルーツ、ライム、梨、白い花と
リースリングらしい爽やかな香りを感じる。
口に含むとまずしっかりとしたやや重めの酸だが
上質で強いミネラルを伴っている。
ドイツ・ザールと同じスレート(粘板岩)の地を
オーストラリアで選んだだけの事はある。
エゴン・ミュラーの本場ザールと同じで
レベルの高い辛口リースリングの鋼鉄の酸のニュアンスもある。
甘味はほぼ感じられずしっかりとした辛口で
ミネラル感が強く長く主張してくる。
切れを伴った果実味が綺麗だ。
アルコール感はやや強めで
きめの詰まった内容がある酒質を持っており
ブルゴーニュのレベルの高いものに通じ、
ただ爽やかなだけでは無い
高貴さを持った気骨のあるもので
パワーやボリューム感や気品といったものを感じる。
エゴン・ミュラーが造りたい高級辛口リースリングとは
こういうタイプなのか・・・・・と感心する。
シャルツホーフベルガーのドライに熟成、変化した古酒の
風味に通じる日本刀の様な酸とミネラルを思い出して
なるほど・・・とも思ったりした。
まだまだ葡萄の木が年を重ねる度に
素晴しさに磨きがかかってゆく事でしょう。
期待で胸が熱くなります。

だがスクリューキャップは高級感を損なうので
コルクがいいと思うが・・どうでしょう?
出来ることならシュロス フォルラーツの使用している
ガラス栓なら最高だとも思いました。