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丁稚烏龍帳

today,detch stood live on the earth,too…

世間一般にはお盆休みウィークの今週、何の因果か来週火曜日に重大会議が入りまして、

その事前説明で今週はお休みいただけない因果な商売の丁稚でございます。


さてはて、お盆休みといえば、酒場難民というのは対句のような表現ですが、今年はそんな

事情ですから酒場詣りもしなくて(できなくて)心配いらずやわぁ…あれ、なんだろうこの頬を

伝う温かい水は…(T-T)


ということで、残業後に見てまいりました貼り紙一覧~。おやすみ日を列挙いたします。

見間違ってはいないと思うのですが、誤記のおそれもありますので、遠方の方はお店に直接

ご確認のうえお出かけください。


宇ち多゛ 12日(日)~14日(火)

くるま   12日(日)~14日(火)

みつわ  12日(日)~16日(木)

江戸っ子12日(日)~19日(日)

丸好酒場12日(日)~23日(木)

丸千葉  15日(水)

栄寿司  15日(水)、16日(木)

中村屋  15日(水)~17日(金)午後四時から営業

串揚げ100円ショップ 20日(月)~22日(水)


今年の夏は、湿度が高いような気がします。

これがもう少しカラッとしてると、同じ高気温でもしのぎやすいんですがねぇ。

どちら様も熱中症対策にはお気をつけて、またお盆は酒場難民でもおうちで家族酒で、

ゆっくりしっぽりお楽しみください。


さあ、明日にそなえてぼちぼち寝るべ。



ステキなことね…

あなたに会えるまで、眠り続けたい…


てなわけでございまして、梅雨明け早々蒸し暑い夜明け、目覚めはいかがでございましょうか?
起き抜けに疲れを感じるってのはよくないようですが、まさにそんな感じ。
夕べはヘム太くんの夏風邪対策で冷房入れて寝たから、寝苦しさはなかったはずなんですが。逆に涼しすぎて起きたりはしましたが(^_^;)

そんな、目覚めの直前に見た夢は、カウンター一直線10席のお店から、何故か四人掛け三卓もあるお店に拡張移転した、本郷じんちゃんに仕事帰りの9時前ごろに駆け込んで一杯。

サイドメニューの、ばかデカいスペアリブ(スコップで焼いてましたな)とかお団子状のニラ玉とか、あり得ないメニューの数々。
肝心の串焼きは入店時間ゆえ、二串ほど、お気に入りのツクネも、テッポウも、タンもなし。残念だけど、仕方ないね…なんてバイトのアンちゃんに話したところで目が覚めました。

有り体に言って、禁断症状ってヤツですか(笑)?
あー、スパイシーなつくねも、とろとろのトンビも、さっぱりガツ刺しも食べたいぞなー。もちろん、世界一のマカサラもね。

…って、まともに酒場に行けたのはしばらく前のこと。会社の暑気払いだ、近所の宅飲みだってのはあって、飲んでないわけではないんですが、ゆっくり酒場にひたる時間が恋しいですね。
丁稚飲酒帳-ステキなアブラそんなこんなで、朝から脳内妄想劇場でした。
こちらは、本物じんちゃんの絶品アブラタレ。ネットリしたアブラの旨味と、濃いタレがマッチして、ホッピーが進まないでか!
あー、こっそり飲みに行来たくなっちゃいます♪

夕べは福神漬けを買うなど野暮用こなして、帰宅後お祝いだーとばかりに、珍しく家呑み。
豆乳ハイ…ダイエットナブアミルクとも言いますが、二杯飲んだら結構焼酎ドバッと入っちゃったみたいでいい気もち。

ヘム太くんをお風呂に入れまして、一緒に床に着いたんですが、暑くなってきたからか、これがまたよく転がるんだ。
見てたら、大きな頭を基点にゴロンゴロン、三回転くらいしてましたからね。
普通起きるだろうと思って身構えてましたら、スヤスヤ寝息。
んー、タフネス(^_^;)
我が家、布団二枚敷いて真ん中にヘム太くんが寝てるんですが、大人は布団の両脇で布団二枚の約八割くらいの面積が、ヘム太くんのゴロゴロスペースと化してましたな。

楽しく眺めてるうちにあたしも寝付いてしまったらしく、目が覚めたら午前二時。
おトイレにたちましたら、旦那さんがまだ起きてはって、こんばんわ。
でまぁ一度起きると寝付きの悪いおやぢ世代。挙げ句、旦那さんの小豆洗いならぬ、深夜のアサリ洗いの音が耳についたのか、ヘムちゃんも目をさましまして…ところがこっちはスヤスヤ寝付くんですよね。

でまた、ゴロゴロゴロゴロ…先程は足元の方に転がっていったんですが、今度は頭の方に、あたしの寝てる枕を乗り越えて…「俺を踏み台にしたぁ」かなんか言いながら、そっちは布団がもうないってんで、慌てて枕を、布団と襖の隙間に差し入れてと。昔、こんなゲームあったなぁ、チクタクバンバン(笑)



ヘム太くんには申し訳ない話、寝姿はまさにあたし似でございまして、いつかは大人になってまっすぐ寝られるようになるのかなぁ。
いや、そんな遠い話じゃなくて、これから暑くなるのに大丈夫か我が家の床事情(苦笑)
不肖あたくし、明日が誕生日だったりします。
個人的にはいつもと変わらぬ単なる一日で感慨はないのですが、朝の会話の1つとして、ヘム太くんに「ボク、明日お誕生日なんだ~。」と洗濯がてら話しかけましたら、お気に入りの音楽絵本を取り出してきて、ボタンをポチッ。

流れて来たのは、「ハピバスディトゥーユー♪」音に合わせてパチパチしてくれまして、通勤前のやさぐれハートがほっこりしましたの。
あたしの誕生日ということではなく、本人のお誕生日に合わせてみんなで何回も歌ったから、「お誕生日=この歌」ってのを覚えていたんでしょうね。

さてぼちぼちご出勤電車の15分前、間に合わないザンスよ…と支度してましたら、取り出してきましたのは一冊の絵本。
イチゴがコロコロ転がっていってしまうという筋のこの絵本、何気なく読み進めて、最後のページは、「ウサギちゃん、おたんじょうびおめでとう」



自分で読んでてハッとしましたよ(*≧∀≦*)。バカ親的解釈からしますと、絵本に重ねてあたしのことお祝いしてくれてるのかしら、なんて思ったりして。
まさかにわかってやってないでしょうが、朝から心がホワッとした出来事でした。
洗濯干して、出勤時間まであと13分。
出がけに寝室を覗きましたら、ヘム太くんご起床で、朝のコーヒーならぬ朝パイ中。

おはようと挨拶したら、おっぱい指さして、「チ」と返してくれました。
「チ」は言うまでもなく、乳のチ。なんでおはようの返事がチなんだろう?

ヘム太くんの朝は一杯のコーヒーならぬ、チチからはじまるってか?
チさす仕草がユーモラスで、思わずニッコリしてしまいました。

おやぢは右も左もわかりませんが、へむ太くんは右手と左手がわかるようになったのかな?

お風呂あがりに服を着せる時、「右手あげて~、はい、次は左手~」と言ってるんですが、

右手あげてというと、右の手を「はいっ」、左手あげてというと、左を「はいっ」。

右と左の意味をわかってやってるわけではないんでしょうけど、これも成長かなあ。

あ、左足あげて…って言ったら、両足あがっちゃった(^-^;

日曜日、例によって5時起床後、二度寝して7時から朝食作り。今朝はトマトうどんに、大根とニンジンの味噌煮、塩やっこ。あたしら用にゴーやチャンプルーとチキンチーズ焼き。

なんやかやしてるうちに、やっぱりお出かけは12時過ぎ。となると近場か夜にかけてなのよね、てなわけで、近場にできました東京ソラマチにやって参りました。

タワーに登らなくても、地上31階レストランフロアからの眺めは壮観
高所恐怖症のあたしには、下が見れない高さです。まして、エレベーターと言ったら(^_^;)




一週間で100何十万人という数字に恐れ小野小町でしたが、案外普通に歩けるものですね。
八階テラスの芝生でヘム太君の歩行訓練。風が涼しくて気持ち良さそう。
しかし間近で見ると柱太いですなあ。
とりあえずもう少しブラリとして帰りますか。

丁稚飲酒帳-黄色い看板 どうも最近、天候が不順というか安定しませんね。

昨年あたりから聞こえ始めたゲリラ豪雨というのが、今日もあるかもしれないとのことで、越谷の実家におります旦那さんから今日はお泊りですとのご連絡。

こりゃ千載一遇のチャンスですよ…なにがって、我が家の旦那さん、ニンニクが苦手なもんで、あたしがニンニク食べるのをいやがるわけでございます。

ということで、しばらくご無沙汰の黄色い看板を訪ねていくとしましょう♪


最近仕事も立て込み気味でこの日もお残り予定だったんですが、そんな事情があるなら仕方がないな、と脳内会議の結果がまとまりまして、仕事を手短かに切り上げて、向かうは我が家から一番近いラーメン二郎千住大橋店さんでございます。実際距離的には、小岩の二郎だったり亀戸二郎だったりの方が近いかもしれませんが、どちらも駅から結構距離があることに加えて、夜の営業をしていないもんで、それに比べるとこちらは京成線千住大橋駅出口の真ん前ですからね。今日は行列は四人、しかもオペレーションがいいらしく、回転も速いですよ。

行列がどんどん減っていくと、助手の店員さんがお店の前まで来て、あらかじめ注文を確認してくれます。こうして、席に着く前にゆではじめることで、ゆでるのに時間のかかる極太麺の提供間隔を短縮しているのね。ありがたいことですわ。


丁稚飲酒帳-小ラーメンニンニクアブラ てなわけで10分ほどで店内に入ることができました。そこから待つこと5分程でしょうか、マスターから「ニンニク入れますか?」のコールがかかります。


最近、おなかがすぐに膨れてしまうし、あわよくば今日はもう一軒くらい軽くひっかけても行きたいしというやましい考えから、野菜コールは遠慮して、ニンニクアブラでお願いします。


てんこ盛りのもやし中心の野菜を二つかみと、分厚く切られた豚が二枚。そして見てください、このニンニクの量。どうみてもニンニクましましですよ、こりゃ明日の通勤電車は大変かな(^^;。でも、二郎のラーメンはニンニクが入っていないとねぇ。

さらには上に乗せられたトロットロの脂がまた素敵です。

丁稚飲酒帳-肉厚の豚 丁稚飲酒帳-琥珀のアブラ熱いのでお気をつけくださいと、カウンター上におかれるどんぶりをこわごわもって下におろします。さあ、数か月ぶりのご対面ですよ。最後に二郎いただいたのは、今年の頭のころに三田本店に顔だしたのが最後だったかなぁ?


間近に置いてみるとそのニンニクの量もさることながら、ブタの厚みに目を奪われます。この厚さはすごいなぁ、そして周りをつつむ琥珀色の脂の層がトロトロでいかにも食欲を刺激してくれますね。









持ち上げてみると、その肉厚感がよくわかります。そしてずっしり重たいんですもの。いやー、このブタの出来はすごいですわ。

実際、のちほど食べてみるとアブラはトロッと口の中でとろけ、赤身の部分もやわらかく、繊維がほぐれる感じ。なんとも食べごたえがありそうですよー。







丁稚飲酒帳-太麺堂々


さあ、いよいよいただいてみましょう。

持ち上げると割りばしがしなるほどの麺の重量感、噛み締めると二郎一流のワシワシとした食感、なんとも食べごたえがある麺だなあ。
そして特筆すべきは、スープの味わい。どんぶりの表面は1cmほどの脂の層でコーティングされています。その下のスープはカネシ(醤油だれ)の効いた、ガツンとくる味わい。

カネシ濃いめは最初食べ進むにはいいんですけど、あとがちょっとね。


実際、濃いめの味付けに最初の半分の麺は瞬く間に平らげてしまいました。豚と一緒に麺をほお張れば、この幸せ感ったらないわよね。

ただ先ほどの心配のとおり、カネシ濃いめは、後半味わいに飽きてくるというか、食欲が負けてしまうんですよね。実際、後半は膨れてきた胃袋をさすりながら、箸が止まりそうになるのをこらえて、一気に最後まで完食。いやぁ、実際箸が止まったら、もう帰ってこれなかったかもしれないわ(^^;


お隣ではカップルが二人でゆっくりと小ラーメンを食べていますが、一息に行かないとダメですよー。

このあとは膨れるおなかをさすりつつ、おなかがこなれるよう北千住まわりで関屋まで歩いて、電車に乗って帰りましたとさ。下心満点の〆の一品からの一杯というのは、夢想でしたね(苦笑)。

ただ、満腹感は程よい感じで、ベルトをゆるめることもなく、ちょうど満腹だねといった感じで帰宅することがでぎました。


いやぁ、久々のニンニク分補給、さてこんばんは窓開けて寝て、明日の朝までに部屋の匂いがとれるかなぁ(^^;。どうも御馳走様でした。


丸好酒場で春の味わいを堪能しまして、さて次は…と、お、ご近所この日はここでお別れですか、たまの休み、いい連休をね。残ったあたしとm蔵さん、ヘム太ちゃん、この日は越谷に帰る予定でございまして、ではチューハイ街道南の関所のあちらに久々お邪魔いたしましょう。


丁稚飲酒帳-明るいうちから亀屋さん 日もだいぶ伸びて、まだ明るい日差しに真新しい白い暖簾が映えています。

こちらはチューハイ街道の拡幅整備による用地買収の関係から10メートルくらいかな、後ろに移転新築されまして、あれからもう二年くらいになるのかな、ともかくも数か月ぶりのお邪魔です。

連休入口のこの日も安心してお邪魔できるのも、なにせ日曜と二週おきの月曜定休以外の旗日はやってくれるという、呑兵衛にはとてもありがたいお店なのであります。


のれんをくぐりますと、変形L時の座敷の奥側で常連さんお二方が差し向かいで飲まれており、六席のカウンターにはまだ人影なし。ご無沙汰ですのご挨拶をおかみさんに、お母さん変わらずお元気なようで一安心。



丁稚飲酒帳-琥珀色の幸せ さてさて、なにはさておき注文はボールですね。

あらかじめ角瓶に仕込まれたボールの元をグラスに注ぎ、その上から炭酸を一ビン。炭酸の泡に厚切りのレモンスライスがくるくる踊る、見た目から涼しさ満点、そして琥珀色のグラスごしに、外の白む日を見る喜び、んん~呑兵衛の喜悦、極まれりだなぁ。


こちらのボールは焼酎ハイボールでありながら、ウィスキーを感じさせるような独特の香気とパンチが特徴。けれど、それが抵抗感なくするりと入ってしまうから、マジックなんですよね。そして飲みすぎ注意です(笑)。



丁稚飲酒帳-赤色の積み木 酔いが回らないためにも、食べ物いただきながら飲まないとね…あてには久々にお邪魔すると、どうしても定番どころに行ってしまいます。

メニューも見ずにマグロぶつをお願いしましょう。


程なく供されるここのマグロは本当に好きなのですね、あたくし。350円で角皿にごらんの通りのてんこ盛り。積み木状の四角いブロックに切られているんですが、これがまた脂が程よく乗っていてとろけるんでございますよ。

また、脂が行き過ぎないところも、毎回頼んでしまう理由なんでしょうね。トロは確かにおいしいんですが、おなかが膨れ気味の時など、若干嫌味に感じるときもありますからね。



丁稚飲酒帳-冷やしトマト さらには、ヘム太ちゃん大好き冷やしトマトもいただきますかね。このトマトもおいしかったなぁ。

薫風の五月とはいえ、夏の足音が近づいているのを感じます。できれば暑くなり過ぎないといいんですが、こればっかりはねぇ。

ちなみにヘム太ちゃん、手づかみでワシワシ食べております(^^;



丁稚飲酒帳-ボール越しの世代交流 ボールのお代わりをいただきますってぇと、おかあさん目を細めてヘム太ちゃんに声をかけてくれます。加えて、奥の常連さん方も話題をこちらに振り向けてくれて、ありがたいなぁ。

ヘム太ちゃんは、生まれた直後におかあさんにあいさつに来ましてから、日で四回目かな?、家族の中だけでなくいろいろな方とふれあいながら、大きくなってほしいなぁと思っております。こちら葛飾墨田あたりは、まちを歩いていても道行く人が子供を構いたがったり、あるいは定食屋づかいのできる酒場も多いことから、子供たちがお店の人やご常連さんと交流を深められるのがありがたいところ。ファミレスじゃ、隣の子がうるさくてもなかなか声かけられる環境じゃないですもんね。


なんてやってましたら、奥からご長男コージさんご登場、こちらのお店は基本おかあさんとそのお友達で切り盛りされているんですが、お二人の兄弟が昼間忙しく働きながら、夜はお手伝いに入ってくれるという、とてもアットホームなお店なのであります。コージさんにもおひさしぶりのごあいさつ、ヘム太ちゃんも抱っこしてもらいながら、コージさん常連さんに「慣れてないんじゃないの?」なんて冷やかされたりして、んー家族の寄合みたいだね。



丁稚飲酒帳-必食すいとん 楽しい時間もあっという間、気づけば空だったカウンターにも四人の方がお座りに、一番端、僕らに近い方の席には会長のお姿も。あまり混みはじめてお店のお邪魔になってもいけません、ぼちぼち〆の一品いただいて越谷向かいましょう。

最後の一品もこれまた定番、こちらに来たらすいとんですね。カツオのお出汁の効いたしょうゆ仕立てのスープに、玉ねぎ、にんじん、きぬさや、豚肉と具材がたくさん、そして耳たぶ状のこのすいとんがつるんとした食感で、いくらでも食べられますわー。

どんぶり一杯入って400円ですからね、これもまた下町の奇跡です。


たーんと食べて、いろいろな方とふれあって、途中、座敷の隅から転落して大泣きってな事件もありましたが、ヘム太ちゃんもいい経験しましたね。

会長以下、最初からおいでのご常連さん方にも、また来てねと手を振っていただきまして、また、コージさんとは神楽坂の加賀屋さんでの再会をお約束して、どうも御馳走様でした。


なんとも酒場って、幸せのつまった場所だなぁと思います。これも職住が近い下町ならではですかね、サラリーマン酒場では味わえない幸せをかみしめつつ、鐘ヶ淵から埼玉方面に向かった夜でした。またご報告がてらお邪魔しますね。

丁稚飲酒帳-六号角の憩い 2012年、ゴールデンウィーク初日。

今年は、異例の寒さから桜の時期が遅れたものの、四月に入ってからの温かさに、花も一息に開き、結局花見ができたのはわずか二週間でしたね。以来、若干の寒の戻りはあるものの、春の歩みはとどまらず五月の花はほぼ例年通りの予定のようです。


そんなこんなで連休初日のこの日は、根津につつじを見に行こうかとも思っておりましたが、我が家のヘム太ちゃん、またまた鼻風邪をひきまして、鼻詰まりが苦しそう。

てなわけで耳鼻科に行ったりなんだりで、一日が過ぎゆくのはあっという間。まあ、様子を見てるだけで面白く、時間を忘れてしまうんですけどね。


ということで、折角家にいたことだし、この日はご近所U先生と示し合わせて、ゴールデンウィーク通常営業の丸好口あけにお邪魔することにしました。

若干出遅れたものの、先行したご近所曰く四時過ぎでまだ五人の入りとのこと。はやる足を抑える理由はございません。無事にすべり込むことができました。
丁稚飲酒帳-丸ボール

この日はゴールデンウィーク初日ということもあるのでしょうか、僕たちがお邪魔した終盤まで、店内は七、八割程度の入りで、四、五席の空きのある状態。キョウコさん曰く、「最初から満杯だと死んじゃうよ」って、そうですね、お店にもリハビリが必要ですよね。


実は丸好、早めの連休ということで、この一週間前に長期連休をとられておりまして、この日が休み明けの初日。奥の鏡前から入口まではズラリと常連さん方が並んでおられます。本来はその一角を占めるご近所に、わざわざ隣に来てもらいまして…お友達が来るかもという予定があったためでもあるんですが、まずはボールでかんぱーい。

ああ、久しぶりの丸好ハイボール。新ハイボールになって、昔のような桃の香りは薄くなったもののその呑み易さは変わらず。上手に味わいを継いでくれているように思えます。これがスイスイいけて、危ないんですよね(^^;
丁稚飲酒帳-ルビー色のブロック そして、アテの方はどうやら七月から法の網がかかるらしい、こちら。幸せの赤いカタマリをいただきましょう、丸好といったら元祖レバ刺しでございます。

一口、口にすればニンニクの効いたタレに引き出されたレバの甘味が口いっぱいに広がるんですよね。ごま油でいただくレバ刺しもさっぱりおいしいですが、丸のこれは本当たまらん味わいです。通いはじめて10年あまりでしょうか、いつも食べられたこれが食べられなくなるかもしれないというのは、実に悲しいことです。


ことが起こる前に止めたいというのがねらいでしょうが、リスクを公が全部負えるはずもないじゃありませんか。それじゃ、今までのこの国のやり方とまったく変わりません。もう公には力はないんですから、私人の責任においてことを為すという体質に国ぐるみで変わっていかないと、早晩破たんの日が近づくだけだと思うんですが…。

あとは私たちもなにかあった時に、腹いせがわりに公の責任を追及するのはやめましょう。結局それが役人を委縮させた結果のような気がするんですよね…あ、つまらない話が長くなりました。ってか、あたしの記事自体思いつきをつらつらとなんで、全体につまらないですが(^^;





丁稚飲酒帳-春の味わい お肉を食べたら野菜もね、ってことでウルイのおひたしもいただきましょう。見た目はキャベツのようですが、シャクシャクとした食感が独特で楽しいですね。うっすらほろ苦い味わいに、口の中がリセットされるようです。
してると、お、キョウコさんから旅の写真が回ってきましたぞ。実は東北方面はゴールデンウィークあたりが桜の見頃。今年は遅れていたのもあり、残念ながらツアーの時にはつぼみだけ。聞けば30人近くでの大旅行とのことで、米沢やら赤湯やらの桜スポットを回っているものの、写真の大半はバスの中から夜の円会場まで、ひたすらのむ、飲む、呑むと、宴会の写真ばかり。いいんです、みんなで場所を変えて呑むのが旅のだいご味なんですから。

常連席の方は、さながら旅の反省会、おかみさんも交えて、なんとも楽しそう。春には少しはやい旅だったようですが、いい思い出になったようですねぇ。



丁稚飲酒帳-苦味爽やか

そして、春と言えばこちら、タケノコのふき味噌がけ。こちらもほろ苦く、そして甘い味わいが、なんともたまりません。

これも山形で仕入れてきたと言っていたかな?、旬の筍も軟らかく、なによりこの味噌かけてご飯が食べたくなりますってばよぅ(^0^)/


丁稚飲酒帳-四角い涼やかさ 止めに今年初というこのメニューにも出会えました。とんそくゼリー寄せ。

 定番メニューである豚足の身をむしり、それをスープ仕立てにしたのが最近の冬の定番、とんそくスープ。これがまたあったまっておいしいんですが、そのトゥルトゥルコラーゲン分を冷蔵庫で冷やし固めたのがこちらで、これは夏メニューなんですね。

 もう見た目でわかりますように、豚足のコラーゲンプリプリですわ。野菜もたっぷり、塩気も効いて涼やかでいて、また酒も進む、これとボールの無限ループに陥りそうですねぇ。



 今日は赤いのと白いのと、二種のブロックに舌鼓。パンチの利いたレバ刺しと、さっぱりとしたゼリー寄せ、味わいは違えどの美味しさは変わらず。カウンターしかない店内でおいしいつまみに、常連さん方の話に耳を傾けつつ、友と語り呑む…まさに幸せのカタマリです。

いい連休のスタートが切れました。また来ます、どうもご馳走様でした♪