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4月10日の記事の追記にしようと思ったんだけど、どんどん長くなっちゃったので別立てにしますね。
「レッツゴー研究生!」。
「パジャマドライブ」公演アンコールの1曲目です。
B3の「ワッショイB!」の研究生バージョンですね。
オリジナルの「ワッショイB!」は、メンバーの名前が歌詞に出てくる曲の嚆矢でした。
B3の初演が2008年3月1日。その3ヶ月後の5月31日には、やはりメンバーの名前が出てくる「16人姉妹の歌」を含むK4「最終ベルが鳴る」公演が始まりました。
同じようにメンバーの名前が出てくる歌でも、「16人姉妹」の方は1人1人のエピソードを歌詞に織り込んでいて、手がこんでるのね。だから使い回しが効かない。最近AKBのファンになった子が「早稲田のパパの遺伝子」って言われても困っちゃうよね。
一方、「ワッショイ」は、ただ名前が呼ばれるだけのシンプルなつくりなので、後に他Teamでも歌われるようになりました。「ハッピーA!」「バッチコイK!」「エンジョイ4!」と名前を変えているけれど。
研究生公演でも「レッツゴー研究生!」と独自のタイトルをつけてもらいました。
ちなみにSKE48のTeam Eも最初の公演として「パジャマドライブ」をやったけれど、こちらは「ワッショイE!」とオリジナル同様のタイトルでした。ちょっと手を抜かれたのかしら。
さて、この曲、ご存じのように名前が呼ばれるとそのメンバーが飛び上がったりしてとても楽しい歌です。
4月10日の研究生公演ではじめて眼前でこの曲を見て、ふと気になったの名前が呼ばれる順番。
「ヒラリー」「ゆーりん」「こじまこ」「なあちゃん」
研・究・生・レッツゴー!
最初が平田で、次いで高島小嶋(真)岡田(奈)の順番。第2スタンザ以降は、相笠峯岸佐々木橋本岡田(彩)岩立北沢篠崎梅田(綾)村山茂木西野と続きます。
オリジナルの「ワッショイB!」では、名前はほぼ姓の50音順でした(メンバーが交代した場合は、新メンバーの名前が姓とは関係無しに元のメンバーの順番で呼ばれるのと、最初っから中谷と仲川が何故か逆転していたので「ほぼ」)。
Team A、Team K、Team 4でも同様で、名前は50音順です(Team Eだけ違いました。何の順番なのかゼンゼンわからない)。
で、「レッツゴー研究生!」の、平田高嶋小嶋(真)岡田(奈)って何の順番?
最初はわからなかったのだけど、オリジナルの「ワッショイB!」と比べて気がつきました。
「なるっぺ」「らぶたん」「シンディー」「ゆきりん」
B!B!B! ワッショイ!
「なるっぺ」=井上、「らぶたん」=多田、「シンディー」=浦野、「ゆきりん」=柏木の順は姓の50音順。
なおオリジナルの歌詞は「なるっぺ」だけど、公演DVDやコンサート音源などでは最初の名前は「もえちん」=仁藤になっています。「なるっぺ」こと井上奈留が辞めちゃって仁藤がそこに入ったんですね。
井上仁藤のポジションは研究生公演では平田が勤めており、ユニット曲は「純情主義」です。
「純情主義」での平田の動きは、仁藤とほぼ同じ。センターから現れ、前曲センターの西野(渡辺ポジ)と交錯して曲頭では相笠(片山ポジ)の上手後方に位置取りします。
2番目に呼ばれる浦野ポジは高島で「ジャンヌ」の「逃げ場所の無い空」、3番目の多田ポジは小嶋(真)で「天使」のセンター、4番目の柏木ポジは岡田(奈)で「てもでも」の下手。
第2スタンザ以降も同様です。
片山ポジの相笠(もえちゃん)、菊地ポジの峯岸(みいちゃん)、佐伯ポジの佐々木(ゆかるん)、早乙女ポジの橋本(ぴかり)、とその後も続いて、最後は渡辺ポジの西野(みきちゃん)。
つまり「レッツゴー研究生!」の名前を呼ばれる順番は、B3オリジナルメンバーのポジションの順番に一致しているのでありました。
これでひとつ
おりこうさまになりましたね。
めでたしめでたし。
でもね、僕はこれについてちょっと不思議な感慨があるの。
何かって言うと、ちょっと長くなるんだけどね。
そもそもオリジナルメンバーのポジションの順番通り、というのは前例があります。
B5「シアターの女神」公演における、やはりメンバーの名前が歌詞に出てくる「チームB推し」。
「B推し」では、Team Bのオリジナルメンバーの名前は50音順に石田から始まり、奥、河西、柏木と続きます。正規メンバーのアンダーで入った研究生は、そのオリジナルポジションの所で名前を呼ばれてました。
だからまあちゃんがいなくて加藤玲奈がアンダーに入った時は、本来は奥の順番である石田の次に「あなたは今日でれなっち推し」と歌われ、加藤が「加藤玲奈ですフーっ」って言ってたわけ。しかしれなっち何だその「フーっ」てのは。
奥が辞めて、その位置は鈴木(紫)が襲いました。
だからそれ以降の正規公演では、石田→鈴木(紫)の順番が標準になっています。
今度出たばっかりのB5公演DVDもそう。
一方「シアターの女神」は研究生公演としても舞台に上がっていました。
ここでの「B推し」、順番はというと、やはり正規メンバーのポジション順。最初が石田ポジの研究生で、次が奥ポジ、河西ポジ、柏木ポジと続きます。典型的には入山→加藤→横山→大場の順番でした。
研究生公演「パジャマドライブ」での「レッツゴー研究生!」と同じでしょ。
うん。そうだね。
別に不思議でも何でもないじゃん。
まあね。そう言われると不思議じゃ無いんだけどさ。
でも「シアターの女神」と「パジャマドライブ」とでは、ちょっと事情が違うとこがあります。
2010年5月20日、「組閣」後の新Team Bによる「シアターの女神」公演が初日を迎えました。「
AKB劇場公演 出演者記録(非公式)」によれば、その1ヶ月後の6月20日、研究生公演としての「シアターの女神」が始まっています。
この辺の事情はよくわからないのですが、「シアターの女神」公演は、初日こそフルメンバーだったものの、2回めの5月24日には3名が不在(平嶋、宮崎、渡辺)で、アンダーなしの13人公演でした。なんでアンダーの研究生を投入しなかったのかはわかりませんが、3回め4回めも1名不在のまま15人で公演を行っています。
そして6月19日、5回目の正規公演では、いきなり7人の研究生(伊豆田、市川、金沢、小林(茉)、中俣、山内、横山)が投入され、16人公演に復帰しました。
その翌日の20日、研究生公演としての「シアターの女神」が開幕したわけです。
こうやってみると、「シアターの女神」研究生公演は、何よりもアンダーメンバーの供給源としての役割が中心であったことがわかります。まあそれが研究生の本務なのだから、当たり前っちゃ当たり前なんだけど。
って言うか、これまでの他の研究生公演もそうですよね。
A4「ただいま恋愛中」、B4「アイドルの夜明け」、A5「恋愛禁止条例」、K6「RESET」、4-1「僕の太陽」。これらの演目は、研究生公演であるのと同じ時期に正規公演も行われていました。てか正規公演が先にあって、それを補完する形で研究生公演が行われたのね。
だから研究生は、正規メンバーの背中をじっと見て、それを正確に写し取り、研究生公演で披露し、正規メンバーに故障があればいつでもアンダーに出られるように切磋琢磨していました。
ポジションが変われば、呼ばれる順番が変わります。
たとえば加藤は、奥のポジションが定位置でしたが、鈴木(紫)が昇格してから小森ポジションのアンダーに入ったことがあります。この時の「B推し」では、当然のように奥ポジではなく、小森ポジ、すなわち第2スタンザのコバヤシカナ大王陛下と佐藤(亜)の間で「加藤玲奈ですフーっ」ってやってました。なんだよれなっち「フーっ」って。
こういう背景を考えると研究生公演の「B推し」において、名前が呼ばれるのが正規メンバーのポジション順であるというのは、至極当然なことでしょう。
では、今行われている「パジャマドライブ」はどうでしょう。
正規の「パジャマドライブ」は、4年前に幕を閉じています。
ですから、今の研究生が演じているのは、正規メンバーのアンダーではないのです。あくまでも、彼女たち自身の「パジャマドライブ」なのです。
研究生公演が、正規Team の公演とは関係無く独立しているのって、栄や難波、博多では普通のことなんですけど、「本店」でははじめてのことなんですね。
「支店」の研究生公演は、正規メンバーのアンダーのことは考える必要がありません。
だからAKBの研究生公演でも、他のTeam が「ワッショイ」をやる時のように、わかりやすく50音順に名前を呼んだって、何の差し障りもなかったでしょう。
Team Eの「ワッショイE!」なんか、50音順でもポジション順でもありません。やりやすいように順番を変えることだってできない訳じゃない。
でも研究生公演「パジャマドライブ」の「レッツゴー研究生!」は、オリジナルメンバーのポジション順を守った。
実際には大した理由があった訳ではないのでしょう。
「えーっと井上ポジはヒラリーね。浦野ポジは高島、多田がこじまこ、柏木はなあちゃん、と。じゃこの順番でよろしく」くらいのもんで、深い考えなんかありゃしなかったのでしょう。
でもねえ、名前の呼ばれ順の理由に気づいたとき、僕には妄想めいた考えが浮かんじゃたんですよ。
ヲタをして「神公演」と言わしめ、AX2009では奇跡を演じたあの「パジャマドライブ」が、とっくの昔に幕を閉じた伝説の公演が、オリジナルのメンバーたちによって時空を超えた幻のシアターで今でも演じられていて、研究生たちはその舞台に立っている先輩たちに近づこうと、今でもその背中を見つめているんじゃないかって。
こんな風に感じてしまったのにはもう一つ理由がありました。
「レッツゴー研究生!」の時の服装、よく見るとオリジナルの「パジャマドライブ」と同じですよね。
正直言って、ちょっとダッサダサなTシャツ。
ブランド名は「
Palms & Labskie」と読めます。どうやら今はもう無いブランドみたいです(もしまだあったらごめんなさい。少なくとも
親会社のブランドラインナップからは消えているのでそう判断しました)。だからこのダッサダサTシャツは今買おうと思ったって買えないはずなんです。
AKBの衣装庫の奥からわざわざ引っ張り出して着たんでしょうね。
「ジャンヌ」とか「てもでも」とか、手のかかる衣装ならわかりますよ。作るの大変そうだし。でも普通のTシャツじゃんあれ。それもダッサダサの。
それを敢えて引っ張り出して揃えて着てる。
しかも全員じゃないんだけど、どうやら研究生たちは当時の自分のポジションの先輩と、色をあわせようとしている。
柏木ポジの岡田(奈)と渡辺ポジの西野は、当時の柏木、渡辺と同じクリームイエロー。片山ポジの相笠は片山と同じブルー。佐伯ポジの佐々木も佐伯と同じパープル。
勝手な思い入れと言えばそれまでですが、僕はこんなところに研究生たちの先輩に対する深いリスペクトの思いを感じてしまいます。
そして平田は井上の、高島は浦野の、小嶋(真)は多田の、岡田(奈)は柏木の、残りの研究生たちもみんな、それぞれの先輩のアンダーにいつ呼ばれてもいいように汗を流しているんじゃないかって。
まあ、妄想ですけどね。
そろそろまた呼んでくれないかなあ。
僕もまだまだ足りない。
全然足りないようです←
(追記:2013/0510)
5月8日、TDCで「思い出せる君たちへ」の一環として、B3「パジャマドライブ」公演がAKB48研究生によって行われた。開演直前の舞台裏の映像を、平田がレポートしている。
研究生はみなシアター以外で初めて行われる公演に緊張した面持ちで、おのおの感想を述べていた。
その中の一人、なっきーこと内山奈月は3階バルコニーの席からステージを見下ろして傍らの同僚に尋ねた。
これってリクアワやってるのもTDCでしたっけ?
(そうそうそうそうそう)
じゃあれですね、佐伯さんとかが「てもでも」やってたのもここなんですね…
(どうしたの?)
ちょっと感慨深いなあって思って…
残念ながら、佐伯がリクエストアワーで「てもでも」を披露したのは2011年までで、場所はTDCではなく渋谷AXだった。
でも現在研究生公演「パジャマドライブ」で佐伯美香ポジについている内山が、会ったこともないであろう佐伯を、深くリスペクトしていることは、このちょっとした会話で十分にわかった。
話したことどころか、会ったこともない先輩たちの背中を、研究生たちは今でもじっと見つめている。