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Commentarii de AKB Ameba版

AKBとかその周辺とか

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Tags:School days、片思い、「『僕』の歌」

 苦い酒を飲んだ。

 言いたいことを言わずにぐっとこらえ、言いたくもないことをにこやかに言い、こみあげるものをネクタイで食い止めて、苦い苦い酒を飲んだ。

 花冷えの深夜。泥酔してふらつきながら明かりの消えたビル街をとぼとぼ歩き、ようやくホテルの部屋にたどりついた。
 冷たい水をひとくち飲んで再生ボタンをクリック。
 パソコンの小さなモニターの中、なつかしいシアターのステージに彼女たちはいた。

  ちょっと見逃してよ このまま/Go to どこへでも
  Heaven 君となら/走り続けたい
   'Cause I'm loving you!

 たわいもない、片思いの「僕」の歌。
 秋元先生お得意の、せつない物語を載せたはじけるように明るいメロディー。 
 ノンストップの4曲目ともなればへとへとかもね。
 息を切らせながら、それでも満面の笑みを絶やすことなく踊り続ける彼女たち。

 ああ、そうだね。
 笑顔は伝染するね。

 その時、不意にわかった。
 どうして僕がこんなにあの場所に行きたくて仕方ないのか。

 僕が会いたいのは彼女たちだけじゃなかった。僕が会いたいのは、あの頃の僕自身なんだ。
 夢中になって夢を追いかけてる彼女たちを夢中になって応援しているまだ叶えるべき夢が人生の先にあることを微かに予感していた頃の僕。

 シアターに行けば、あの頃の僕に会える。

 今ごろ気がついたの?
 鈍いなあ。
 そんなこといっとう最初に言ってたじゃない。
 「時間のない国」って。

  勝手な想いに/代償は要らない
  ペダル漕いでいるのは/そこに道があるから

 確かな重みを後ろに感じているのに、ことさらに前を向いて何でもないふりをしながらペダルを踏み込んでいるのは、あの頃の僕。

 さっきまで笑ってたのに、モニターの中のラインダンスを見つめなが涙が止まらない理由は、秋元先生ならよくご存じですよね。

 それにしても西野(ハッピーバースデイ!)の足はよく上がるなあ。
 でもあの衣装はダッセエよなあ。

 ちきしょう。
 また会いに行きたいぞ。
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Tags:片思い、School days

 また間が空いちゃった。いろいろあったもんで。
 自分でも前の話がわかんなくなっちゃうから、リンク貼っときます(リンクは張る?)。

 7時12分の初恋6
 7時12分の初恋5

 「7時12分」と言っておきながら、中身は「ガラスのI LOVE YOU」でのコールの件。
 それもSKEではどうだったか。
 
 2009年にはAKBではすっかり「ちょーぜつカワイイコール」にとって変わられてしまった「名前2音節コール」でしたが、栄界隈では何とか生き残っていました、というのが前回までのお話。
 では翌2010年はどうだったでしょう。

 2010年4月、ZeppNagoyaで行われた「SKE伝説、始まる」。SKE初の、ユニットシャッフルが行われたコンサートでした。いつもとは違うメンバーがどんな表現をするのか、シャッフルには独特の楽しみがあります。でも今回注目するのはお客の方。
 「ガラスのI LOVE YOU」はTeam Sの木下、松井R、KIIの佐藤(実)、向田が歌いました。KIIのオリメンは一人も入っていません。
 1コーラスめ、たかみなポジは佐藤(実)。
 ねえさんぶりっこぶりがちょっとオーバーアクション気味で三の線。お前は「渚のCHWRRY」のCinDyかっ! ってツッコミは置いておきまして、この時のコールは順当に「みえこ!」。
 さて問題の2コーラスめ、中西ポジは向田まなっちゃん。カワイイカワイイまなっちゃん。そのせいだか、最初のコールは「ちょーぜつカワイイ まなつ!」、でした。
 うーんやっぱし「ちょーぜつコール」かあ。2010年になったらSKEも「ちょーぜつ」に陥落なんだあ。

 と何となく落胆しながら聞き続けていました。
 すると第1スタンザ2回目ののまなっちゃんパート。
 ん?
 よく聞き取れないんですけど、少なくとも「ちょーぜつ」コールではない。よーくよーく何度も聞き直してみると、どうやらここでは「なつなつなつなつ・まなつ!」って言ってるいるように聞こえます。
 さらに続けて聞いていると、第2スタンザの板野ポジの松井R(高い位置でのツインテールがステキなこと!)に対するコールは「れなれなれなれな・れなちゃん!」。見事に訓練された「名前2音節コール」。

 これはいったいどういうことなんでしょう。

 このコンサート、先にも書いたようにユニットシャッフルがありました。だからイントロが流れても、誰がどこを歌うかすぐにはわからない状態だったんじゃないかしらん、というのが僕の推測。
 曲冒頭の第1スタンザ1コーラス、中西ポジ(SKE的には松本ポジ)がまなっちゃんだってことが会場全体に浸透する前に、コールのタイミングが来てしまった、そのため何とコールするかの認識が共有できず、汎用性の高い「ちょーぜつコール」が発動した、と。
 でも2コーラスめまでには、中西ポジがまなっちゃんだってことが会場中のみんなにわかって、正しく「なつなつなつなつ」コールとなった、と。
 そう考えると、第2スタンザでRへのコールがすんなり「れなれなれなれな」であったのも得心がいきます。
 つまり栄では2010年になっても「ガラス」のコールは「名前2音節が基本」というお約束が守られていたようなんです。

 2010年7月には、2周年を記念してSKE独自のリクエストアワーが開かれました。
 当時のSKEは公演3本、シングル3曲しかなかったので、ベスト「30」だったけれど。
 その中で「ガラスのI LOVE YOU」は堂々の13位で、歌ったのは小木曽を含めたKIIオリジナルメンバーでした。
 松本へのコールは「りなりなりなりな・りなちゃん!」。山田へのコールは「ちょーぜつカワイイ・れいちゃん」。
 劇場でのパフォーマンスと同じコールでした。
 こう見ると、山田へのコールがむしろ例外だったのかもしれません。

 同じ年の10月にはSKEとして初めてのコンサートツアー、「汗の量はハンパじゃない」が、東京、名古屋、神戸で行われました。
 で、東京公演のセットリストに「ガラス」は入っているんですが、信じがたいことに東京公演はDVD化されていないんです。3枚組みのDVDに収録されているのは神戸公演だけ。
 うっそー。今だったらあり得ないよねえ。
 その代わりOJS48のライブ音源の特典付き。んなん要らないよって、見たら、これが渋くて結構いい歌。「深呼吸」。
 あ、この場合「48」は「フォーテーエイト」って読むのが本式ですからね。
 
 翌11月にもコンサートが開かれました。いやこの年忙しいねSKE。
 愛知県芸術劇場で行われた「1!2!3!4!ヨロシク!勝負は、これからだ!」。やたらエクスクラメーションの多いこのコンサートの、第1公演で「ガラス」は歌われました。
 このコンサートもユニットシャッフル。歌い出し高橋ポジは須田。うわあだーすー満面の笑顔だねえ。コールはどよめきのような「あかりん!」。
 中西ポジは小野(晴)。1回目のコールは「ちょーぜつカワイイ・はるか」。2回目はと聞くと、よく聞き取れないのだが、少なくとも「ちょーぜつ」というコールはメインではない。「はるはるはるはる」と聞こえるようなんですね。
 つまり「伝説」と同様に、汎用コールからの名前コールであったようです。
 もっとも第2スタンザ、板野ポジだった平田に対しては「ちょーぜつカワイイ・りかちゃん」でした。

 2011年6月、「真夏の上方修正」、いわゆるZeppツアーで、今は無き仙台と旧大阪を含め、当時あった全国6カ所全てのZeppで9公演が開かれました。
 前年のツアーとは違って、全公演フルレングスのDVD+メイキングの計10枚組みが販売されました。10枚組みDVDを出しても売れる、という経営判断ができるグループになったんだね。
 「ガラスのI LOVE YOU」はZepp Osakaの夜公演で歌われました。
 出演はKII。でも斉藤真木子は前年のいわゆる「いつメン騒動」で研究生に降格して不在、歌い出しは小木曽でした。2コーラスめはKIIオリジナル同様松本。安定の「りなりなりなりな・りなちゃん」コール、山田へのコールは聞き取れませんでした。

 その年の11月のリクエストアワー、曲数が30から50に増えたんですが、「ガラス」は、その中には入ってきませんでした。シングルが増え、KII3もはじまってたもんね。ちなみに2012年のリクアワも同様で、「ガラス」はランクインしてきませんでした。

 翌2012年4月、ガイシホールで大規模なコンサート、「SKE専用劇場は秋までにできるのか?」が開かれましたが、ここでも「ガラス」は歌われませんでした。
 SKEにとって「ガラスのI LOVE YOU」はもう過去の曲になっちゃったようです。
 自前の楽曲がたくさんできて独自の発展をする、というのはそういうことなんでしょう。

 そういう状況の2012年5月「見逃した君たちへ2」。
 久しぶりにKIIが「会いたかった」公演をステージに上げました。
 メンバーは斉藤→小木曽以外はオリジナル。
 松本へのコールは、何の迷いもなく「りなりなりなりな・りなちゃん」。
 うん、何か、じんと来ちゃうような綺麗に揃ったコールでした。

 こうして見ると、SKEでは2009年頃にAKBに見られたような「ちょーぜつ」コールへの変換が完全には起きなかった、と言っていいと思われます。

 で、それはなんで?
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Tags:ステージソング

 研究生諸君、初日、おめでとう。
 
 そう、何度でも「初日」はやってくる。

  先輩たちには/負けたくないよ 絶対に
  私たちのショーを作りたかった

 そう、わかってるじゃないか茂木ちゃん。君の言葉が正しい。
 君たちが初日の気持ちを忘れない限り、先輩たちに負けるはずがない。

 そう、君たちこそがAKBだ。
 いつか必ず、また会いに行くからさ。
 待っててよね。
 
 
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Tags:片思い、School days

 ああ、この土日で研究生による「僕の太陽」公演は終わってしまうんだなあ。
 応募したけれど、さすがに2週続けての当選はありませんでした。
 僕にとって(今のところ)一番思い出深いセットリストになりました。最後の方、現場で見られてホントよかった。
 
 えー、何もなかったかのように本筋の話に戻りましょうね。
 名曲「7時12分」その6。ちなみにその5は1月15日。ずいぶんサボったよねえ。しかもすでに話は「7時12分」から大きく離れちゃってるんだけどさ。

 ちょっと整理しましょうね。

 オリジナルの「7時12分の初恋」の歌い始め、あっちゃんのパートに「あつあつあつあつ・あっちゃん」という、名前の2音節を呼ぶコールが客席からかかる、と。
 ところがいつの頃からか、「あつあつあつあつ」に代わって、「ちょーぜつカワイイ」というコールがかかるようになった、と。
 で、調べてみたらどうやら2009年頃にその変化が起こったらしい、と。
 
 で、別の曲ではどうだろうかと思って、「ガラスのI LOVE YOU」について調べてみた、と(これを「科学する心」と呼ぶ)。
 そしたらやっぱり2009年頃に「ちょーぜつ」コールに取って代わられたようだった、と。

 「ちょーぜつカワイイ」コールは、タイミングさえあっていればどんな状況でも打つことができる。でも名前2音節コールは、みんながお約束をわきまえていなければ、打つことはできない。
 このコールの変遷は、AKBが「地下アイドル」から「国民的アイドル」に成長していくのに歩を一にしているみたい。と、同時に、いろんな特徴的なコール(「OGS!」とか「なっつみぃがかわいい!」とかね)の揺籃であったシアターの発信力の相対的な低下を象徴しているんだろう。

 それがAKB48にとっての2009年だったんだね、と。

 なーんてね

 ここまではイイよね。まだ「7時12分」のタイトルがついててもいいよね。

 でも「ガラスのI LOVE YOU」について、支店ではどうだったか調べるってどうゆうことよ。
 調べるのはいい。ただそれに「7時12分」ちうタイトルは如何なモノかと。

 いいじゃんいいじゃんだって気になるんだもの(これはもう「強迫的な心」)。

 まあ「7時12分」大好きの人には暫時ご辛抱いただきまして、もうちょっと「ガラス」における支店でのコール状況について調べてみましょう。
 
 「ガラスのI LOVE YOU」が歌われるA2「会いたかった」公演は、前回触れたTeam Bの第2公演(B2)の他、SKE48 Team KIIの第1公演(KII1)、SKEの研究生第2公演(SKER2)、そしてNMB48の3期生公演&Team BIIの第1公演(BII1)でもありました。

 ずいぶん演られてるね、「会いたかった」。

 で、まずは栄。 
 2009年6月、まさに前回注目した2009年に、KII1がはじまりました。
 
 KII1の「ガラスのI LOVE YOU」は、歌い出しのたかみなポジが斉藤真木子、中西ポジションは松本梨奈。
 公演DVDを最初に見たとき、歌い出し誰この子って思ったの。最初まなっちゃんかと思って、でも違うの。よくよく見たらえー真木子さんじゃん。

 あ、そうだ、真木子さんKIIのオリメンだったんだ。
 何かこの頃の真木子さんたら、ずいぶん女の子っぽいじゃんねえ。

 僕が栄をちゃんと見るようになった時には、斉藤はもう研究生に落ちてたんですよ。で、生まれて初めて生でTeam E公演を見た時には、研究生にしてチームの支柱になっていました。
 その時は決してガーリーな感じじゃなくて、言っちゃ何だがど性骨の太い頼りになる姉さんでしたもんで、そのイメージで固定されていました。その姉さん、KII1の「ガラス」じゃ可愛い可愛い女の子。

 B2の「ガラス」でたかみなポジだった菊地同様、斉藤もKII1の後地獄を見るわけですが、菊地同様ちゃーんとカムバックしています。よかったよねえ、真木子さん。

 さて、中西ポジの松本。
 字こそ違え、奇しくもオリジナルの中西と同じ「りな」。
 コールは正統の「りなりなりなりな・りなちゃん」。
 松本の声質はちょっとこもった感じがして、蒸留を重ねた水のような中西の声の透明感とは全く違います。でも「りなりなりなりな・りなちゃん」コールを聞いているとなんかちょっと不思議な感じがしますね。
 
 ということでふむふむ。2009年半ばにになっても栄には「ちょーぜつ」コールは浸透してないのね、と思って流して見てました。

 「ガラス」の間奏開けの第2スタンザ、Aメロはハーフサイズなんですが、第1スタンザと異なり、ここは全パートを一人が歌います。「右肩が君に…」から「最高潮」まで一人で歌って、舞台上手から走ってきてジャンプ!するところね。
 A2で言えば板野。ギャル化するまえのロリ板野。
 このコールは、前半は「ともちゃん」、後半は当然「ともともともとも・ともちゃん」。このころは「ともちん」とか言わなかったのね。
 
 で、KII1の「ガラス」、板野ポジは山田澪花。
 前半のコールは「れいちゃん」と順当。
 で、後半のコール、本寸法なら「れいれいれいれい・れいちゃん」か「やまやまやまやま・やまだー」か「べんべんべんべん・べんきょー」になるはず。
 でもここが何と「ちょーぜつカワイイ・れいちゃん」。

 ななんとKII1の「ガラス」は、「名前二音節コール」と「ちょーぜつコール」の使い分けなんです。
 これは興味深いですね。

 同じ2009年の7月、名古屋クラブダイアモンドホールで行われた結成一周年記念コンサート、「天下を取るぜ!!」。ここでも「ガラス」は歌われていました。
 第1スタンザはこれでもかと言わんばかりの「りなりなりなりな・りなちゃん」コール。でも第2スタンザは「○△■×□☆●…れいちゃん」。んー、何言ってるかちょっと聞こえない。

 同じ年の12月に行われたコンサート「名古屋一揆」では「ガラス」は歌われませんでした。
 
 翌2010年。
 この年のAKBのリクアワでは「ちょーぜつカワイイ」コールが猖獗をきわめていました(だって「てもでも」で「ちょーぜつカワイイ・ゆきりん」とかゆってんだぜ)、SKEではどうだったでしょうか。
 
 うわ、終わらねえ。
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Tag:地震

 あの日から2年が過ぎた。

 街はすっかり2年前のことを忘れている。
 「いまだに30万人以上の人が、仮住まいを続けている」。
 「復興はまだ遅々として進んでいない」。
 そんな報道に、僕はリアリティを感じなくなって来ている。
 不便をしのいだ日々を、いい思い出の文脈で語っている。

 そりゃそうさ、毎日の生活で、目の前の日常で手一杯なんだもの。
 それでもシアターに招かれれば、「誰かのためにプロジェクト」の募金箱にそれなりの金額を投じてきた。
 え? あれはお賽銭なんだろって? 
 うん、まあそうなんだけどさ。
 とにかく最近は、東北のことを思い出すの、シアターに行くときぐらいだった。
 
 そういえば、今日は「東日本大震災復興支援特別公演~誰かのためにプロジェクト2013~」の日。去年はあっちゃんを筆頭にほぼ全員勢揃いだったんだよね。こんな日にシアターに行ける人は幸せだよね。
 なーんて思いながら、今年は誰が出てるのか、ちょっと気になってた。

 ぎりぎりまで発表されないメンバー。
 夕方になって、やっと出た名前。

 え?
 
 言っちゃ何だが、明らかにセカンドライン+研究生。
 いや、僕の好きな子ばっかだけどさ。それでもおそらく世間的には「あんた誰?」状態。
 どういうこと?
 
 んんんん、しばし黙考。カタンという音とともにひらめいた考え。

 残りのメンバーが今いる場所。
 まさか、ひょっとして、いや、そうだ。そうに違いない。
 他にはあり得ない。

 ちょっと調べたら、みるみる情報が集まってきた。
 岩手に、宮城に、福島に。

 君たちは、会いに行ったんだ。
 何度も言ってたじゃない、また来ます。必ずまた来ますって。
 いつ来たらいいかって言ったら、今日に決まっているじゃないか。
 君たちが約束したんだもの、そうに決まってる。

  確かに私は/ここに存在している
  前を塞いでいる/瓦礫をどかして
  今を生きる

 言葉は人を騙す。知っていると思い込ませる。
 知っているつもりにさせて、心を怠けさせる。

 本当に確かめたかったら、会いに行くしかない。
 会って、その目で確かめて、抱きしめるしかない。
 誰から先に?
 今、目の前にいる誰かだ。

 ごくごく単純なことさ。誰でも知っている。
 そして、誰もがやらなくなってしまう。

 でも君たちは、約束通り会いに行ったんだ。
 僕の代わりに。
 みんなの代わりに。

 そうだ。
 「傍観者にはならない」とは、そういうことだった。

 ありがとう。
 僕らの君たち。
 ありがとう。
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 Tags:School days、Be ambitious

 暗闇にシルエットが浮かび上がり、「せえの」と声がかかる。
 それだけで一瞬視界が滲む。
 じわっ。

 Dreamin' girls
 夢見る少女たち。

 この場面、これまでに僕は何回見ただろう?
 DVDで、オンデマンドで、そしてこの場所で。

  チャイム鳴ったら 学校飛び出し/レッスン場に通い続けて
  憧れのスター目指す/Dreamin girls

 僕もかつて、たくさんの夢を見た。
 もちろんスターを目指した訳じゃないけどね。

 ある夢は叶い、ある夢は苦い泡となって消えた。
 ある夢は、それを夢見たことすら遠く忘れてしまった。
 何者かになろうと願い、別の何者かになって、今ここに立っている。
 ひとりの大人として。

 うん。間違いなく大人だな。またはおっさん。
 おっさんはいろんなことを知ってる。
 知ってて得したことを知ってるし、知らない方が良かったことも知ってる。
 「セカイ」を前にした時、自分の知っていることが、限りなくゼロに近いことを、おっさんは知ってる。
 明日は今日とは違う日であることを、骨身に沁みて知っている。

 おっさんは知ってる。
 この場所に立つ彼女たちの夢が、彼女たちが望む形で叶う確率は、大きく見積もったって1割にも満たないだろうことを。
 10年後、いやひょっとしたら5年後、彼女たちのほとんどが忘れ去られているだろうことを。
 それどころかある日突然、圧倒的な何かが夢どころか彼女たちを人生ごと押し流してしまうことだってあり得るってことを。
 ちょうど2年前のあの日のように。

 大人はよく知っている。

 それでも、と言うべきか。
 それゆえ、と言うべきか。

 大人たちは彼女たちを、そして夢を語るすべてのこどもたちを支えなきゃいけない。
 それは、かつてこどもだった頃の自分と交わした大切な約束だから。

 だからこの場所に来た。
 これからもここへ来続けよう。
 
 --

 なーんてカッコつけちゃったよーん。
 だって今年に入って2回目のご招待が来ちゃったんだもん、研究生公演。
 うひょひょひょひょ。

 シアターに来るのは6回め、中に入れたのは5回め。
 研究生公演は4回め。「僕の太陽」だけでも3回め。
 黎明期のAKBならいざ知らず、今出来のヲタとしてはこれエライよね。よねよね。
 峯岸坊主観世音菩薩さまが御動座遊ばして、研究生公演当たらなくなっちゃうんだろうなあ、と思ってたところだったので、これは嬉しい驚きでした。
 これはあれかね、仕事なんてつまんないことばっかしてないで、人生で大切なことを思い出しなさいとゆう、空に住んでいる誰かさんの御託宣なのかしらね。

 こりゃあ願をかけるの光宗大明神だけじゃなくなったかな。
 
 というわけで16時半にはアキバ到着。
 考えてみたらこれまで平日ばかりで週末のシアターは初めて。いつもより人出が多い。
 さっさと8階に上がってチケットゲット。なんと48番。こりゃ最前決定だね。

 恒例のお礼参り。今日は震災2周年が近いということもあって、多めのお賽銭をポチ袋に入れ一筆添えて研究生のボックスに投入。

 「1日も早い復興と、研究生のみなさんの夢の実現を祈念して
  あとなるべくたくさん公演が当たりますように」
 
 まあこれって邪念だよね。

 光宗大明神だけでなく、峯岸観音にも拝礼を、と思ったのだが、いかん、みぃちゃんのサインがわからん。新Team Kのボックスのどこかに書いてあるんだろうけど、さすが芸能人ですな。
 で、こんな感じの写真。
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 研究生ボックスをなめて左奥がTeam Kのボックスです。

 抽選?
 だから邪念が入ったらだめなんだって。
 
 15巡までは数えた。それでも立ち見中央下手側2.5列めに場所を確保。
 後ろに小柄な女性。100分の1秒場所を譲ろうかと思ったけど…。ゴメン。あと95回待って。

 いかんなあ。こういうところでちゃんと大人らしく振る舞わないと、ご縁が遠のくよね。
 なるべく体をひねって後ろに視界を譲ったということでご評価お願いします。ます。

 そしてOverture、Dreamin' girls、気がついたら「楽しい時間って、あっという間ですね」。
 思い出すのは夕方の団地の広場。もっともっと、ずっと遊んでいたかったのに。

 まだアンコールがあるんだけどね。

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 印象など。

 茂木ぃ、男できただろ。できてない? 
 うっそだー。できたよー。
 何か前と違うぞ。妙に艶があるぞおい。じっくり見ちゃったぞ。 
 みんなが竹内先輩にきゃあきゃあ言ってる中、内心はそれほど乗ってるわけじゃなくて、ちょっと冷めた感じでみんなにお付き合いできゃあきゃあしてた女の子が、そんなこんな訳で制服を脱ぎ捨てて女に変わる瞬間なんかぞくっとしたぞ。
 男できてないのか? そうか。

 村山。
 茂木との「ヒグラシ」よかった。
 ヒグラシの白は、ちょっと薄幸そうなべっぴんさんが似あう(佐々木とか佐々木とか、あとゆかるんとか)。
 村山ってそういうタイプじゃないのかと思ってたけど、今日の村山は違った。
 妹たちの幸せのために、自分はじっと我慢する長女、そんな風情があった。

 茂木と村山、もっと前に出られないかなあ。

 相笠。
 やっぱり「defense」は相笠。というかそれ以外に生き場所がない。
 彼女が輝く場所はもはや研究生公演にはないような気がする。
 一刻も早く昇格させなきゃ、いなくなっちゃうんじゃないか心配。

 西野。
 相変わらず全力のダンス。
 彼女を見てると、人が惹きつけられるのはつくづく顔の造作ではなくて表情だってことがよくわかる。あ、西野がおへちゃだってことじゃないよ。カワイらしい顔立ちだけど、特段のべっぴんさんってわけじゃないってこと。
 でもその表情の豊かで生き生きとしていること。
 彼女の親に会って話をしてみたくなるな。
 「どういうふうにお嬢さんを育てたんですか?」って。
 「かわいいかわいいって育てただけですよ」って答えるんだろうな。
 そして丁寧に丁寧に客席に目を配る仕草。誰に教わったんだろう。
 「釣り」という言葉は好きではないが、ああいう風に見られたら、きっと「釣り上げられる」感じがしちゃうんだろう。
 僕? ハイタッチで握られてとっくに釣り上げられているのかもです。

 峯岸先生。
 疲れていらっしゃったご様子。どうかご自愛を。

 ところで。

 注察妄想という言葉がある。
 本当はそうではないのだが、どうしても「見られている」と思ってしまう心の状態のこと。
 シアターに行って、至近距離(立ち見3列目でも至近だよね、あそこじゃ)でステージを見ていると、「おい、今あの子俺のこと見たろ」と思ってしまう瞬間がある。
 ま、十中八九注察妄想なんだけどね。
 でもそういう妄想を抱かざるを得ない視線を持ったメンバーがいる。
 最初にそう思ったのは、多田だった。
 僕にとって最初のシアター体験。「目撃者」。今ぜったいらぶさん俺のことじっと見てたよね、って。うひゃあ。
 
 「妄想喚起力」とでも言うべきか。
 研究生では、村山、茂木、西野、ちょっと弱いけど平田、相笠。
 佐々木に不足しているのはこの力なのかもしれない。

 --

 帰途ドンキ裏のレンタルボックスをうろうろ。
 今は亡き「トレジャーマーケットプレイス」の末裔。
 見かけてつい買ってしまった生写真は、北汐莉、長谷川春奈、森山さくら。雨宮と渡辺(寧)は見つからなかった。まいーか。また今度。
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Tag:Greeting

 え、逃避ですか。
 うん。逃避なんだよ。あれやこれや入り組んで身動きができないときほど、人は現実から逃避したくなるんだ。
 でもいいだろ、だってPARTYなんだもの。

 2013年2月21日。栄でちょっとしたPARTYがあったんだよ。
 
 2010年2月16日、SKE48研究生公演がはじまった。その3周年。
 研究生公演のはじまり何てだーれも憶えてないよって思ったら、ちゃーんと憶えてる人がいて、だったらおっきなことはできなくても、何か特別なことをやろうって、そしたらやっぱこの曲っきゃないよねって。

  PARTY!/すべてを忘れて!
  PARTY!/体 動かしちゃえ!
  PARTY!/さあ楽しみましょう!
  PARTY!/夜はこれからだよ!

 そしてそのPARTYのセンター、立ち位置ゼロに、いたんだよ。
 
 松村先輩が。
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 「推されずセンターに立たず明日の行方も心細い」と書いたのは、去年の3月だった。
 それから1年。

 ちっちゃなささやかな言われなきゃ気がつかないシチュエーションだけどさ。
 先輩、立ったね、センター。

  そっと瞳を閉じて/Be quiet!
  夢のその入り口が/見えるでしょう?

 うん。
 ちょっとだけ見えたね、先輩。

 おめでとう、かおたん。
 あなたの夢は、今でも僕らの夢です。

 
 いや、忙しくて全然更新できないって、そっちの「言い訳」。
 曲の方じゃなくって。

 仕方ないので些事の記録。

 「Documentary of AKB48 NO FLOWER WITHOUT RAIN」。 
 以下一部ネタバレありご留意下さい。





 いろいろ意見もあろうが、大きなスクリーンでなっちゃんの姿を見られて嬉しかった。うん。その一瞬、鼻の奥がつーんとした。あと戸賀崎さんの後ろ姿の時も。
 きくぢが指原先輩の処分にぶっちゃけてて面白かった。そもそも「処分」なんか大反対なんだが、きくぢのこういうところは好き。
 研究生の「絵」が象徴的に使われていて、あまりちゃんと映らないのだが、相笠はわかった。後ろ姿でわかった。西野はわからなかった。「仁藤萌乃さん」で高島はわかった。
 光宗大明神にはやめないで欲しかった。そして来年のドキュメンタリー(があれば)で、不敵に笑う姿を見せて貰いたかった。でも一方で、「こんな茶番やってられない」という彼女の気持ちもわかっちゃったんだなあ。
 松村先輩、やっぱナイスポジション。ちゃーんと足も揃えててエラかった。
 「死ぬ気でやれよ死なないから」って木本だよなと思ったら入山だった。
 あと思いついたら追加しよ。
 
 「密着!秋元康 2160時間」。
 「制服のマネキン」のPV、集団のダンスシーンではリップシンクになっておらず、口を閉ざしたままなんだけど、これはこれでかっちょいい演出じゃん、と思ってたんだが、要はあれか、センセイの詞が間に合わなかったってわけか。
 あとセンセイ、中学高校ってわりかたイケてるお面相。
 あれ、秋元センセイ非モテチーム説ってマチガイ?
 
 何か最近小笠原を見ているとシアワセな気持ちになることが多い。
 なぜ?
 昔のPVに映ってる小笠原を確認しては嬉しくなる。「蜃気楼」も山田メインだったのに、最近は小笠原の声にも耳を傾けている。
 これだけおへちゃなアイドルもいないよねえ。
 でも何かカワイイよねえ、小笠原。

 あと三世三木助の全集をやっと取り込んだ。
 「iPodから落語/お気に入りの三木助」。
 残ってる三木助の音源って10時間にも満たないんだ。
 今日は帰りながら「さんま火事」か「鉄拐」か。

 気取ってるんだよな、先代三木助。そこが故家元にちょっとdisられてたとこ。
 でも僕にしてみれば、そこが心地いい。
 その気取りのおかげで、たとえば前座噺の「時そば」が見事な古典になる。三木助が語る昔話がまるで上等な酒のようで、ちょっと酔ったみたいになるんだね。まあ自分も気取ってるってこったろうね。
 
 落語聞くってメンバーはいないのかな。「お笑い芸人」は好きって子は多いけどね。ナンバあたりに、枝雀師匠聞いてますって子がいたら全力で推しちゃうけどなあ。上方弁の落語はどうも性に合わないんだけど、枝雀師匠はいいよなあ。「崇徳院」。三木助もやってたっけ。
 そういや三木助のせがれも枝雀師匠も同じ病だったんだっけ。とほほ。
 
 
 
 
 
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 みぃちゃん。

  きっと見つかる/私しか歩けないを
  もう少しゆっくり歩こう

 そうそう。
 ちょっと休んで、それからまたゆっくり歩き出せばいいよ。

 みぃちゃん。

 君を失わずにすんで、よかった。
 ホントホント。

 風邪引くなよ。頭寒くなったけど。