DEN

DEN

「田」俳句会のブログ

月刊俳誌「田」発行人、水田光雄主宰の俳句結社「田」のブログです。

※田俳句会のブログで公開している文章や画像は著作権を放棄してはおりません。無断での転載、転用、複製は禁止しております。

みなさま

 

ようやく寒さも和らいできました。

3月22日の探勝の会は、駒場公園(目黒区)です。
 

□■ 第23回探勝の会のご案内


#開催日:3月22日(土)
#集合時間:午後1時
#集合場所(句会場): 駒場公園和館(旧前田公爵家本邸 和館)1階和室(下の地図をご覧ください)
#投句数:嘱目10句

#投句締切:午後1時半

※和室の予約は午後4時までですので、午後1時には10句揃えて集合してください。

※駒場東大前駅下車徒歩1分の駒場野公園には19種類の桜があります。句会場へ行く前に立ち寄った方が句ができそうです。

 

■駒場公園案内図

 

■句会場案内図

●交通

・京王井の頭線「駒場東大前」駅(西口)下車徒歩8分

・小田急線「東北沢」駅下車徒歩13分

 

河津桜と目白

 

 

千恵子記

早や、三月となり暖かい日もあり、寒の戻りもありますが、今日は穏やかな春の日和の句会となりました。

主宰から――

最近は「こと俳句」が多く、単なる説明や報告に終わってしまっている。そうならぬ為には、景を具体的にきちんと描写して詠むのが大事、とのこと。

往々にして、句材が見つかると喜んで説明したり報告したりしがちだが、句材のおかれている景色を十分把握することが必要、ということだろう。


筑波山の梅園は二分咲きです。

清水余人 報

 

金沢市大乗寺の涅槃会に行きました。

大乗寺は曹洞宗の名刹。加賀藩前田家の歴代の人々や室生犀星が眠る、野田山墓地に隣接します。わが家のお墓があり、かつての勤務校がすぐ近くに。墓参や、境内での写生会などで、馴染みのあるお寺です。「田」の吟行句会会場として使わせて頂いたこともあります。

涅槃会のあった前後二日間、冬青空のもと大乗寺を訪れました。



●三十三地蔵

参道の入口から大乗寺前までの坂道の左右に、三十三体の石地蔵が祀られています。


七番の地蔵に並ぶ「ワンニャンお守り地蔵」



●総門(黒門)

山号を金獅峯と呼ばれたことがあります。「ねはん講」の幕、日曜坐禅会の看板、石敷など味わいのある門です。


静寂に包まれた総門。寒行托鉢は托鉢僧が揃ってこの門から出立



●山門(赤門)

総門の黒門に対して赤門とも呼ばれます。ちょっと可愛い仁王様がおられます。門を入ると山茶花が春の雪に際立っていました。


山号を東香山とも。季節ごとの樹々や花が美しい



●仏殿(大雄殿)

国の重要文化財。堂々たる風格です。まだ涅槃雪がたくさん残っていました。


仏殿とその前に建つ可愛い狛犬



●涅槃会

仏殿の後ろの法堂(はっとう)で行われる涅槃会。私も善男善女?の一人として涅槃図にお参りしました。今は涅槃団子は撒かれません。袋に入ったお団子を手渡しで頂きました。


涅槃会の様子


お釈迦様の舎利(遺骨)をかたどったものとされている涅槃団子。汁物に入れたりお守りとして使ったり


朱雀記

 

春とはいえ寒い日が続くが、日本海側は近年にない豪雪の毎日だ。ポストに行くのに難儀する中をそれでも、金沢、新潟から元気な欠席投句がよせられて来る。俳句の力は偉大なり。

当日は、大分県から元気な句友が参加して、春らしく明るく賑やかな句会となった。

主宰しか採らなかった句についての主宰評を聞いて、自分の読む力のなさを痛感する。行き着くところ季語の理解によるのだ。

二次会では句友の親族も加わり、正月の延長のような楽しい宴となったのであった。


栃木市内の神明社の御朱印です。田の益々の発展を祈念して。

清水余人 報

 

みなさま

 

第十一回田賞はフォーサー涼夏さんの「音なき夜」と決定いたしました。

涼夏さん、おめでとうございます!

 

選考の経過と作品は四-五月号に掲載されます。

どうぞお楽しみに。

 

 

田賞事務局

千恵子記

 

寒中お見舞い申し上げます。

 

新年東京句会報が届きました。その中の句にあるように、復興未だの能登、早期復興を案じる金沢も、おだやかに1月半ばを迎えました。今年も遊び心を忘れずに歩みます。



●初詣

兼六園と共に金沢市のシンボルになっている尾山神社・神門。明治8年建築。第三層は四面五彩のギヤマン張り、羅針盤は日本最古です。


尾山神社・神門を見上げる



●初商(初売)のしつらえ

デパート入口の天井に飾られた凧。内灘・世界の凧の祭典で掲げられた凧です。


12畳の大凧「宝船・七福神」「加賀鳶梯子乗り」



●初旅

今年一番目の福旅は、福井駅周辺へ。先ずは福井駅西口、恐竜広場。声を上げて動く恐竜と対面しました。日本の恐竜化石の8割以上が福井県勝山市で発掘されているそうです。


福井に棲息していた「フクイティタン」、実物大10メートル



●福井城址

六十八万石の大きな城でしたが、今は立派な外堀と天守台に頑丈な礎石が遺されています。


徳川家康の次男、初代藩主の結城秀康公像



●寒日和

晴れ渡った、卯辰山は見晴らし台に遊びました。ここは展望スポットでありデートスポットです。今回は小さい冬を見つけました。


白山に向く雪だるま


寒椿と枯木立

朱雀記

ナント十月以来の鎌倉通信になってしまいました。

ようやく取れた自由時間。

 

思い立ってお墓参り。遠見の富士山が大変美しかったです。

 

 

そこからひと駅、電車で行けば所要6分の距離をてくてく歩く。

東海道を行く旅人?(それは逆コース)

ここ箱根駅伝のコースだっけ?(国道1号はもっと向こう)

とツッコミ入れながら1時間近くひたすら歩く。

 

ようやく大船フラワーセンターまでたどり着く。

ここでの探勝の会は2年前の春だったでしょうか。

あんまり柚子がきれいだったので。

 

 

ようやく大船駅までたどり着く。(所要1時間)

青空に観音様のお姿が映えます。

 

 

同じ鎌倉でも大船地区は山に囲まれていないため、空が広いのです。

年改まり令和七年・巳年を迎え「田」も成長さらに発展の兆しありと初御籤にあった気がする。

そんな景気の良い雰囲気を纏い、「田」の連衆が新年句会に定刻通り参集、自信の七句を投句した。めでたい句、気迫のこもった句、縁の深い能登の安寧を願う句、などが新年句会を賑わせた。

しかし、屠蘇が過ぎたか? 無季の句も、散見された。正月気分で詠んで新年の俳句とした心は伝わるものの、明確な季語がないと困ります。

今年も、楽しみながらも切磋琢磨して成長、発展してゆきましょう。


パワースポット、厳島神社の鳥居です。

清水余人 報

 

あけましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

 

三が日は栃木に帰省していました。

写真は鹿沼にある医王寺の金堂と初空。

きれいな青に心も澄み渡りました。

2025年がよい一年となりますように。

 

 

笠原小百合 記

早くも本年最後の東京句会、遠来の句友も元気に参加、賑やかな句会となりました。

主宰から――

「暑い」とか「涼し」とか「爽やか」とか、感覚的な季語については季節感がずれている昨今、取扱い注意、なるべく使わないほうが良い。季語に迷ったら“大”歳時記にあたる事、との注意あり。

また、

「日向ぼこ」「昼寝」といった季語は人間に限り使用して、犬や猫などには使わない、との指導があった。

二次会は、大雪の日本海側を偲び島根方面に向かうのであった。



小石川後楽園の冬景色です。

清水余人 報