No.90 金沢だより<6月> | DEN

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「田」俳句会のブログ

22日、ようやく梅雨に入りました。植物の移ろいは早く、虫たちも活発に動いています。6月は地元の金沢、隣県の砺波、そして東京と、小走りながら初めての地への遊歩や吟行など得難い体験をしました。



●百万石薪能

6月1日、百万石行列の余韻醒め遣らぬ金沢城公園・三の丸広場にて、午後7時より開始。加賀宝生子ども塾の演技を皮切りに、百万石薪能の数々が披露されました。


菱櫓を背景に、広場いっぱいの観客を前にして仕舞(草紙洗)、狂言、能が演じられました。



●卯辰山花菖蒲園

兼六園の曲水の杜若を見損なったので、慌てて花菖蒲園へ。花菖蒲の初咲は紫紺の花です。100品種、約20万本の満開時は見事です。


早朝、純白の花菖蒲。



●兼六園・梅林の梅の実の収穫

金沢住民として初めて収穫作業を目の当たりにしました。梅林に近づくともう「コロコロころ」という音が響いています。「ころころという音につられてやって来た」という観光客(外国人も)が多く、私は記者から何度もインタビューを受けてしまいました。


実梅捥ぎには、梯子、ポリバケツ、大きな籠が必須用具。


バケツの梅の実を籠に移します。県内の100施設に贈られます。



●となみ夜高まつり

毎年6月、第2金曜土曜に開催されます。「IR あいの風」を利用して初めて見学しました。鮮やかな赤色が眼を惹く絢爛豪華な行燈。若者や子どもたちの「ヨイヤサー、ヨイヤサー」の掛け声とともに町を練り回る、高さ6メートルを越える夜高行燈。大行燈がぶつかり合う「突合せ」が見たく、2日目も砺波の町へ出かけました。


初日。行燈コンクール最優秀賞(砺波市長賞)。


行燈の喧嘩「突合せ」。真正面からのぶつかり合いを何度か繰り返します。


●皇居東御苑

これも初体験です。22日(土)探勝の会「皇居東御苑」吟行会に急遽、日帰り参加しました。梅雨入りした東京ですが「真夏」を感じる吟行を、御苑の緑風を浴びながら堪能しました。吟行記は後日、担当者により田誌に掲載されます。


朱雀記