deluxeの徒然雑草紀行

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ブログのテーマによる振れ幅が大きすぎるので、自分の読みたい記事テーマを決めておいた方がいいかも。
シリアスな社会批評の直後に「ガンダムLOVE」な記事を平気で載せたりしますから(w

 

先日、自宅近くの映画館で『閃光のハサウェイ キルケーの魔女』を観に行きました。

前回は同映画館では上映されず、電車に乗って行ったのですが、

最近のバンダイのIPに関する方針転換の御蔭なのか、とにかくいい方向に変化したのは確か。

興行収入も良い方向のようですので、次回(最終回)も素直に期待したいですね。

 

なお、ほぼ同じ時間帯で上映されていた『国宝』の2回目観覧したいという親の希望により、

自分は裏でガンダムを観て、時間差にあたる1時間で散髪してきました。

(自分はすでに『国宝』観覧済み)

そういうわけで『国宝』の後で親と合流したのですが、その際の一言が驚きでした。

 

「ガンダムの客は子供ばかりだった?」

 

・・・もう、どう返したら良いか頭を抱えるレベルです。

あんな映画を子供が観て理解できるか、というか子供が見たら悪影響を与える可能性大だから

むしろ「子供に見せちゃいけません!」という意見があっても無理ないと思う作品なのに・・・

ガンダム≒アニメ≒子供向け、という等式がすでに脳内で出来上がっている以上、

何を言っても無駄だと思い、ほぼガン無視しましたけれども。

 

 

 

そんなわけで、この冬やっている大人向け(?)のアニメ作品が渋くて良作ぞろいなのでご紹介。

 

異国日記』は実写映画化もされていたそうですが、自分は不知。

ただアニメ化された本作は、大人と子供のそれぞれの面倒くさい感情を、

等身大に淡々と描いてくれて、心に染み入る良作だと思いました。

 

なお実写版のPVを観ただけですけれども、あちらは最終的に

「個性の違う二人が時に衝突するけど、結果はいい方向に収まる」という結論が見え見えで、

多分それは原作の空気と違うのではないかと思った次第。

(注意:良い悪いの話はしていません)

 

作品中では「はぐれた孤独な狼」とも表現されている叔母さん役が沢城みゆきで、

その元恋人役が諏訪部順一で、死んだお母さんが大原かおりで、

だけど中心にいるヒロインは新人声優の森風子さんとう配役も絶妙。

本作って不器用で心を他人に対して上手に開けられない大人たちが、

異世界からやってきたに等しい無関係な子供の乱入で変わっていくお話だと思うので、

ヒロインの周囲を超ベテランで固めるのは王道中の王道。

そこをわかっている制作サイドへの信頼も爆上がりなので、

多くの人に是非に見ていただきたい作品であります。

 

 

多くの職業を主題にした日本の漫画・アニメ業界ですが、

ついにクリーニング業界まで手をだしてくるとは思いませんでした。

 

『綺麗にしてもらえますか』は、熱海を舞台にした職業モノ。

そして本当にクリーニングの蘊蓄をただ語っていくことと、ヒロインの周辺の日常を描いた

・・・ってそれだけの作品。

それだけなのに、ついつい引き込まれてしまうのは何故か。

やはり、身近にある知らない世界(クリーニングであれ、近くの観光地の日常生活であれ)を

そのまま描くって想像以上に難しいし、そしてその難しいことができた作品だからだと思います。

そういう意味では『マツコの知らない世界』を観ようとする感覚に近いかも。

そして今度熱海に行ったら、その見方が変わることは間違いないですね。

 

 

数年前のマンガ大賞にも選ばれた『ダーウィン事変』ですが、いよいよアニメ化ということで、

何気に楽しみにしていました。

だって「マンガは自分で発見したものを買う・読む」を基本としているので、

話題作だからってだけでは食指を伸ばさないことが多いんですよね。

だからアニメになってようやく全体像を知ることができました。

 

人間とチンパンジーの交雑種を巡る話、という程度の事前知識はありましたが、

内容は21世紀のアメリカを舞台にした思想を巡るきな臭い話が主であり、

ついには銃乱射事件まで起きてしまう・・・という、まぁ事前にはまったく予測できない展開。

ヒロインは殺されないとは思いますが、今後の作品世界がどういう方向に進むのか

まったくもって予断を許さない状況が楽しみですね。

 

ちなみに、毎回放映が終わってから「海外の反応」サイトを見るのも楽しみの一つ。

どうも海外版では事前に「過激な表現があるので注意」的なテロップが出ていたようで、

それがナイフめった刺し描写だけと思いきや、まさかの銃乱射事件への発展にビビりまくった模様。

あの銃乱射事件の描き方も、変に盛り上がるBGMもなく淡々と描いているところが

絶妙に現実とリンクされていて本当に怖い思いを共有できるんですよね。

日本で本作を見ている自分ですらそう思うのに、

アメリカであの描写を放映(ネット配信ですが)された時の反応に対し

興味を覚えてしまうのは無理ないことと理解していただきたいです。

 

(最近読んだ本)

 

 

 

現在の大連市は3つの地下鉄と郊外に延びる鉄道、そして路面電車が通っています。

最近流行りのLRTなので風情がなかったことは残念でしたが、それでも記念乗車しました。

 

市街中心部を堂々と走るので、車窓から現在の中国を存分に感ずることができました。

 

路面電車沿いには戦前からの旧市街を再開発した東関街があります。

少し前までは廃墟同然だったそうですが、現在はレトロモダンな雰囲気を活かしつつ、

アパレル店などが進出しておしゃれな空間に様変わりしていました。

 

市街から南に行くと老虎灘と呼ばれる景勝地があります。

虎のモニュメントがあり、海沿いには洋館が立ち並ぶリゾート地です。

ここではコーヒーを一杯いただきました。

 

大連市街南方には海に面した星海広場があります。

香港返還を記念+市制100周年を記念したアジア最大の広場だそうです。

左のモニュメントは100年前の人の足跡から現在の人の足跡につながる様子を示しています。

広場はビルに取り囲まれていますけれども、主役は海の方向にある橋です。

旅順地区へ行くバイパスの橋(星海湾大橋)を大胆に使った音と光のショーが毎夜実施され、

思い切り楽しませてもらいました。

後ろのビルも音楽とともに光のイルミネーションで踊るような演出がされていました。

 

大連観光タワーから観る夜景は期待を裏切らない美しさでした。

 

ちなみに今回の旅の宿は日系の日航ホテル。

建物内にはローソンもありますし、とにかく安心して過ごせました。

空いた時間にショッピングモール地下にあったスーパーでお土産などを買い物しました。

 

こんな感じで現在の大連市の雰囲気も感じ取ることができましたが、

以前に中国を訪問した時と比べると、活力が少なくなったような気がしないまでもない・・・

という微妙な感想です。

旧満州は他にも長春、瀋陽、ハルビンなど多くの見どころがあるはずなので、

色んなところを訪問してみたいなと思いつつ、

大連空港から日本への3時間半の帰途につくのでした。

 

(最近読んだ本)

 

 

大連はロシア統治時代から造られた新しい街なので、

自然発生的にできた街とは違って整然とした都市計画に基づいた街並が広がっています。

それを象徴する場所が市街中心部にも関わらず点在する広場。

特に中山広場は、戦前の欧風建築物が取り囲む大連市随一の見どころです。

 

冒頭の写真は旧横浜正金銀行と、後ろには中国銀行大連分行が構えられています。

他にも旧大和ホテルや大連市役所などが広場を取り囲んでいます。

なお、ロシア統治時代はニコラヤフ広場、日本統治期は大広場と言われていました。

ただし、広場がその真の美しさを魅せる時間は夜。

比較的治安のいい街ですので、ホテルを抜けて散歩することをお勧めします。

 

そして満州と言えば「満鉄」こと南満州鉄道株式会社。

ロシア統治期の東清鉄道を引き継ぎ、満州を統治するための日本政府直属機関として、

終戦まで存続します。

本社跡は最近まで博物館(正確には陳列館)として満鉄総裁室などが公開されていましたが、

コロナ禍によって閉館されてしまいました。

 

満鉄で働いていた人たちが住んでいた場所が、旧日本人街として残されています。

ただしロシア人街と同様に観光地化されているので、当時のまま・・・というわけではありません。

そんな中でも昔の建物が残されています。

左の写真が職員寮跡(現在は学生寮)、右が石炭会社社長宅跡です。

 

東清鉄道・南満州鉄道は瀋陽(日本統治期は奉天)やハルビンまでつながっていますが、

その始点となっているのが旅順駅です。

しかし上の写真の旅順駅は現在は使用されていません。

日本人が敢行する旅順は旧市街なので実は人口も少なく、

新市街・新港は別の場所にあり、鉄道も当然そちら側に通されています。

1931年9月18日の満州事変以後、満州国時代(実質は日本の傀儡統治)となると、

大連の軍事・政治的な基地としての重要性が増してきます。

そんな空気を伝えてくれるのが、川島芳子旧宅(左写真)や旧関東軍司令部(右写真)。

 

川島芳子は「東洋のマタ・ハリ」と言われるなど、名前だけは有名ですが、

旧日本軍にどこまで協力的だったかは実際は微妙なところだったそうです。

ただ愛新覚羅の御姫様という生まれの良さもあって世間の注目を浴びていたことは確かなので、

戦後に漢奸として死刑にあった理由はその辺りにあったようです。

旧関東軍についてはワザワザ言及することも無いので省略。

 

満州国時代から現在まで続いている数少ない施設の一つが大連駅。

上野駅や小樽駅がモデルとされています。

本当は中に入ってみたかったのですが、チケットが無いと駅舎内には入れない造りでしたので、

(チケット売り場はOK)外からホームの写真を撮るだけで終わります。

 

もう一つの施設が大連港。

不凍港を求めたロシアが整備したことが始まりで、満州統治時代に至るまで

大陸の玄関口として街の発展の原動力となりました。

現在は旅客フェリー中心の運用がなされていて、仁川(韓国)や天津・煙台などの便があります。

今の大連港の中心は、市街北方にある経済技術開発区に移行しています。

特に観光目的で行く場所ではないようです。

 

(最近読んだ本)