9月28日19時 サントリーホール
指揮: サー・アントニオ・パッパーノ
ソプラノ:マリア・ベングトソン
アルト:ノア・ベイナルト
合唱:東京混声合唱団
藤倉大:Amber Alchemy[世界初演]
マーラー:交響曲第2番 ハ短調 「復活」
ロンドン響2年ぶりの来日公演、指揮は前回と同じパッパーノ
パッパーノは前回来日時に初めて聴いたが、好印象だった
前回は首席指揮者に就いた直後だったが、その後オケと関係性を深め、音楽も熟成してしているだろう、愉しみ
1曲目の藤倉大の作品は。今回の公演を協賛する野村ホールディングス創立100周年記念委嘱作品の世界初演となる
藤倉さんは養蜂場に着想を得たというが、細かいうねりが次第に変化していくような音楽で、非常に聴きやすい
春に下野さんの指揮で聴いた、サミー・ムーサのエリジウムを思い起こさせるような作品であった
オケは16型、演奏後には作曲者がステージに上った、帰国後にロンドンでも演奏されるのであろう
休憩を挟まず、そのまま2曲目の復活が演奏された、
これが完璧に近い演奏で、改めてロンドン響の演奏能力の高さに脱帽である
アルトに比べ、ソプラノの声量が不足していたことを除けば、言うことなし
ホルン、トランペット、トロンボーンをそれぞれ6,7に増強し、それにバンダの7人が加わった金管は圧巻であった
パッパーノは指揮棒を持たず、動きも大きくないが、オケの要諦を押さえていた
この秋は何故か復活の演奏が多く、N響、都響、ロンドン響以外にもバイエルンン放送響も採り上げている
バイエルンは予定があり行かないが、国内オケの方はチケットを買っていない
これだけ完成度が高い演奏を聴いてしまうとこれで充分とも思えるが、思案の為所だ
9月26日14時 NHKホール
指揮:ファビオ・ルイージ
ベートーヴェン/交響曲 第1番 ハ長調 作品21
ベートーヴェン/交響曲 第3番 変ホ長調 作品55「英雄」
N響今シーズンのC定期は、ベートーベンの交響曲とピアノ協奏曲を中心としたつまらないプログラムなので、余程会員を止めようと思ったのだが、何となく継続してしまった
今秋の東京は久しぶりの青空と夏日もあったが、週末に入って、朝から小雨が降ったり止んだりだったが、昼時は丁度雨が上がっていた
N響ルイージのベートーヴェンといえば田園の好演が印象深い、7番も良かった、ただ個人的には第九は今一つだった
アーカイブで調べたが、それ以外には8番の演奏記録がある程度で、今日の1、3番をN響で振るのは初めてのようだ
今日のルイージの演奏は非常に洗練されていたのだが、従来のハイドンの延長線上としての1番の演奏だった
しかし、ベートーヴェンの1番は、今春から東響の音楽監督に就任したヴィオッティの目の覚めるような快演が記憶に新しいので、インパクトのある演奏ではなかった
オケは14型、コンマスは長原さん
後半の英雄は、16型に増強して
冒頭からルイージの指示にアインザッツに合った演奏が展開されたが、ホルンが良く無かった
去年の首席奏者募集に目ぼしい応募が無く、福川さんに泣きついたのだろうか、
しかし、演奏は全く無難なものでした。
ルイージも退任が決まっているので、淡々と残務を処理しているように思われました

9月25日19時 すみだトリフォニーホール
指揮:藤岡 幸夫(首席客演指揮者)
ソプラノ:野々村 彩乃
貴志康一:7つの日本歌曲
マーラー:交響曲第1番 ニ長調「巨人」
ティアラこうとうの休館に伴い、ティアラ定期の代替で開催されている、特別演奏会の2回目
何とも藤岡さんらしい独特のプログラムだが、ちょっと行き過ぎのような気もする
そして、今日のコンマスの鍵富弦太郎さんは初めて聴くお名前、桐朋学園出身で幼少より様々なコンクールを制覇しているそうだ
最初の貴志作品、野々村さんは美声で素晴らしい歌唱だったと思うが、曲に全く興味を持てなかった
後半は巨人、藤岡さんのマーラーを聴くのはおそらく初めて、
オケは14型、Cbは7、
出だしから暫くは金管にミスが目立ち、2楽章にはチェロの弦が切れるハプニングもあった
だが。流石に盛り上げ上手な藤岡さん、最後は大いに盛り上がった、収録が有ったのも影響したのか
でも、個人的には上手く説明できないけれど、マーラーの演奏として違和感を感じた
