6月5日18時半 新国立劇場 オペラパレス
【振付】マリウス・プティパ / レフ・イワーノフ / ピーター・ライト
【演出】ピーター・ライト / ガリーナ・サムソワ
【音楽】ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
【美術・衣裳】フィリップ・プロウズ
【照明】ピーター・タイガン
【オデット/オディール】小野絢子(1-3幕」)
【オデット】吉田朱里(4幕)
【ジークフリード王子】奥村康祐
2024年の9月に尾高さんの抜粋演奏を聴いて、「よし決めた、一度はバレーを見に行くことにしよう」と宣言してから2年近く経過したが、ようやく行った
本日は全10公演の初日、予想通り観客の殆どは女性である
公演に行くかどうか逡巡があり、チケットを購入時点ではC、D席しか残っていなかったので、今日は4階正面から鑑賞
最初に拍手が起こる、おそらくピットのオケに対するものだろうが、自席からは見えない
程なく音楽が始まる、演奏はポール・マーフィー指揮の東京フィル
そして幕が開き、一瞬の葬送シーンの後、1幕はジークフリード王子のための宴の場面だ
ダンスが披露されるたびに拍手が起こっている、最初は恐る恐るだったが、次第に拍手の要領が分かってきた
一番感心したのは王子の友人ベンノのダンス、切れ切れだった、
東フィルも流石に手慣れた演奏であった
そして2幕でオデット登場なのだが、何といっても30人もの白鳥たちの踊りのシーンが圧巻だった、やはり見に来て良かった
休憩を挟んで3幕の舞踏会、初心者の私如きが云うのも何だが、王女たちのダンスのうち個人的にはポーランド王女が良かったです
再び休憩を挟んで、4幕の開始前に、舞台の袖に職員らしき女性がマイクを持って登場、
そして、オデット役の小野絢子が体調不良にため降板し、4幕は吉田朱里が演じることがアナウンスされた
3幕のオディールの動きを見る限り、特に問題ありそうには見えなかったのだが、
そして4幕が開き、情景の音楽の下で悲劇的に終幕を迎えました
感動して、少し涙が出ました
途中で主役交代というハプニングは有ったが、白鳥の湖、やっぱり見に来て良かった

6月4日19時 サントリー
指揮 : ステファヌ・ドゥネーヴ
メゾ・ソプラノ : ガエル・アルケーズ
オネゲル/交響詩「夏の牧歌」
ベルリオーズ/歌曲集「夏の夜」 作品7
イベール/寄港地
ドビュッシー/交響詩「海」
ドゥネーヴは度々定期に登場しているイメージが有ったが、前回登場が22年だから4年ぶりの登場
今回も例によってフランスプロ、前半が夏、後半は海をテーマと、分かりやすい
そして、これが実に快演だった
1曲目のオネゲルは初めて聴く作品だが、初期策ということだが、爽やかさが漂う作品、
ホルンが良かった、演奏後ドゥネーヴが最初に立たせたのが今井さんだった
オケは14型、コンマスは先週に続いてズルマン、
2曲目の「夏の夜」も演奏会で聴くのは初めてかもしれない、
歌詞のゴーチェは、何十年か前に岩波文庫から出た幻想短編集を読んだ記憶がある
メゾソプラノのアルケーズが素晴らしかった、声量があり、声に何とも言えない艶がある
リサイタルでもないのかと調べたが、今回の来日ではN響とのこの共演だけのようだ
近いうちにまた聴きたい歌手だ
後半は16型に増強、最初の寄港地は24年に沖澤さんがやはり6月の定期で振っているが、ドゥネーヴは格の違いを見せつけた演奏となった
とにかく音造りが巧み、N響の弦楽からデュトワに匹敵するような、多彩な音色を引き出していた
そして最後に、お馴染みの海だが、ドゥネーヴは指揮台に上ると、置かれていた譜面を閉じ、暗譜で振り始めた
これも、実に色彩感あふれる演奏で、タクト捌きも情熱的、今日のN響はマエストロの熱気に絆され緊張感のある好演、管楽器に特段のミスが見られなかった
終演後は当然ながら、多数のブラヴぉが飛び交った
ステージに再登場したドゥネーヴが最初に立たせたのがオーボエ、次がフルートと続き、最後には第1ヴァイオリンまで立たせていた
心に残ったN響コンサートの投票は2公演は決まっているが、本日の公演は、残りの1の候補になりました
5月30日15時 神奈川県立音楽堂
濱田芳通(リコーダー・指揮)
織田優子(リコーダー)○
上羽剛史(チェンバロ)
高本一郎(リュート)
中山美紀(ソプラノ)#
居福健太郎(ピアノ)♭
J.S.バッハ/管弦楽組曲第3番ニ長調BWV1068
ヘンデル/歌劇「リナルド」より"恐るべき鬼女たちよ"#
ヘンデル/歌劇「ジュリオ・チェーザレ」より"難破した船が嵐から"#
野見祐二/くもりのちはれ リコーダー、ピアノと弦合奏のための新作委嘱作品(世界初演)♭
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲第4番ト長調BWV1049○
ヘンデル/組曲「水上の音楽」より
アンコール
J.S.バッハ/管弦楽組曲第3番よりアリア
濱田さんが神奈フィルを振るというので音楽堂へ向かう
日差しの強い中、紅葉坂をゼイゼイ言いながら登り、14時40分ごろ到着、
するとプレトークをやっているではないか、もっと急いで来れば良かった
なにやら濱田さんモダンオケを振るのは初めてで緊張しているそうです
楽器構成はざっと見なので、不正確なのを断ったうえで、
弦は6,4,3,2,1でコンミスは松浦奈々、正面のチェンバロとリュートは手兵アントネッロのメンバー、奥にオーボエとティンパニとトランペット3
濱田さんはリコーダーを持たずにタクトをもって登場
序曲は弦とトランペットのアンサンブルが乱れはらはらしたが何とか持ち直す
アリアは、アントネッロとは異なるモダン楽器のアンサンブルを情感込めて
ガボットに続けて演奏されたブーレ、そしてジークが流れるように演奏された
ブーレを濱田は最も好みの舞曲だと語っていた、指揮ぶりも楽しそうだった
組曲の終曲に合わせて袖から手兵アントネッロの中山さんが登場し、ヘンデルの2曲のアリアを歌唱
中山さん人気者のようで複数のブラボーが飛び交った
ここで小休止、ステージ中央にピアノが配置される
そして、ピアニストの居福さんと共に濱田さんはリコーダーを携えて入場、
野見さんの委嘱曲の世界初演である
野見さんに出世作となった、ジブリの「耳をすませば」の音楽でリコーダーを担当していたのが、濱田さんだったそうです
プロフを拝見すると最新では現在のNHK朝ドラの音楽も担当されているが、正直存じ上げていなかった
作曲者曰く、「くもり」「のち」「はれの」3楽章構成のヘンデルを意識したコンチェルト・グロッソを意識したそうだ
非常に聴きやすく、テレビや映画で重宝されるのも納得、演奏後には作曲者もステージに上って喝采を受けていた
休憩で1階のトイレの行列に並ぶ、
以前は変わったパンを売るパン屋が出店していたのだが今日は出店なし
後半は前半と同様のオケをバックに、左から順にVnの飯守朝子さん、リコーダーを持った濱田さん、リコーダーの織田さんが、立って演奏
飯守朝子さんは神奈フィルの客演コンマスよのこと
その飯守さんのVnのリードで2人びるコーダーは美味く乗せられていました
水上は、組曲から8曲を選び、これにリナルドのアリアを加えた構成
オケは、弦も管も打も増強して豪奢な演奏となった
濱田さんは最初はタクトだったが、途中からリコーダーに持ち替えての演奏となった
アンコールのアリアは前半よりさらにしっとりと演奏された
今回の神奈フィルとのコラボ、大変愉しかった
