9月19日18時 サントリー

指揮:ロレンツォ・ヴィオッティ
テノール(ヨハネ):マキシミリアン・シュミット
バス(神の声):フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
ソプラノ:クリスティーナ・ランツハマー
メゾソプラノ:カトリオーナ・モリソン
テノール:パトリック・グラール
バスバリトン:クレシミル・ストラジャナッツ
オルガン:大木麻理
合唱:東響コーラス
合唱指揮:冨平恭平

シュミット:オラトリオ「7つの封印の書」

「7つの封印の書」が同時期に演奏されることは惑星直列に例えられていました
この曲はN響2000回演奏会のプログラム候補の3曲の1つに挙げられており、ルイージの思い入れの強い曲と思われる
でも、個人的には、私が投票した「楽園とぺり」も聴きたいです

先週のルイージの公演は私の準備不足で、ただただ圧倒されるだけだった
今回は、東響のHPからリンクが有った、レクチャーの動画を見て臨んだ

歌手の配置は、ステージ上、最右後部にヨハネ、合唱が配置されたP席最後部、オルガンの前に神の声
他の歌手は、ステージ左奥に置かれたオルガンのコンソールの前に並んだ
オケは16型、コンマスはニキティン

予習の成果が有って、今日は曲を堪能できた、
曲の構成、モチーフ、フーガ、本当に良くできた作品

先週は予備知識なしに聴いたので本当は比較などできるはずは無いのだが、すこしだけ
ヨハネと神の声は先週も今日も甲乙つけがたい素晴らしい歌唱だった、これはホールの差も影響しているかもしれない
他の歌手は今日の方が一枚上手のような気がした
オルガンは先日のが悪いわけではないが今日の大木さんは迫力の演奏だった、
そして、東響コーラスが大健闘、先日の新国立劇場合唱団に勝るとも劣らない出来だったと思う

ルイージとヴィオッティの指揮は私には比較できません
ただ今回の演奏時間であれば、休憩内で演奏したルイージは好判断だったと思う
でも、よくよく考えると、この曲こそヴァイグレが採り上げそうな
ヴァイグレさんよろしくお願いします

9月19日 14時 芸劇

指揮=ユライ・ヴァルチュハ
ヴァイオリン=金川真弓

グラズノフ:演奏会用ワルツ第1番 ニ長調 作品47
チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
アンコール
プロコフィエフ
無伴奏ヴァイオリンソナタ 第2楽章
ラフマニノフ:交響的舞曲 作品45

私が愛して止まないグラズノフのコンサートワルツだが滅多に演奏されない
前回の滅多が一昨年前やはり読響土曜マチネで山和が採り上げていた、それから2年と間を置かずにだ
読響は偉い、新日はだいぶ前だが採り上げている、他の在京オケ何をやっているのだ

ただ今回のコンサートの前にヴァルチュハは定期と名曲シリーズなど都合4回振っているのだが、
ネットを見ると酷評の嵐だったので、それが不安材料ではあった

オケは16型、コンミスは日下さん、登場したヴァルチュハは、何となく元気がないように見える、大丈夫か
読響の流麗なストリングスに乗って演奏が始まる、私はこの序奏を聴いただけで涙がこぼれそうになる
中間部の木管楽器のソリストたちの演奏はどこか哀愁を帯びている、
色々な音に気付かされるのも実演の醍醐味だ、今日はグロッケンシュピールの響きに気付かされた
何だ、ヴァルチュハ全然いい演奏だじゃないか

2曲目はチャイコン、ピアノ協奏曲もあるのだが、何故かチャイコンというとヴァイオリン協奏曲を指すように思われる、
いい曲なのだが、他の有名なヴァイオリン協奏曲と比べて、何故か聴く機会が少ない
ここ5年では2年前にN響のB定期で一回聴いただけ、ちなみに全く思い出せないような演奏であった、
もちろん意識してチケットを取れば聴く機会は幾らでもあっただろうけど、定期演奏会で採り上げられる率が圧倒的に低いような気がする

しかし、今日はソリストが日本人ヴァイオリニストの中で推しナンバー1の金川さんということで期待しかない
果たして期待通りの好演、何も言うことは無い
一方、第1楽章でオケの伴奏の音があまりに小さいと思った場面が有ったが、途中で爆発しました、ヴァルチュハのメリハリ伴奏、悪くない

ただ、1楽章と2楽章の間で遅刻客を入れ会話を含む雑音が多く、折角の2楽章の最初のムードが第0なしだった
楽章間の入場は、3階の最後列の辺りにすべきで、後半から自席に移るようにすべきでは、
その辺りのノウハウがサントリーホールや、NHKホールに比べ、不足しているのでは

さて、前半の2曲にはボーナスポイントが有ったが、後半はどうかと思った、
確かに熱演ではなかったし、覇気が伝わってくるような演奏でもなかった
でも、オケは鳴ってたし、全然良かった、がんばれヴァルチュハ

 

9月17日19時 サントリーホール

指揮:ファビオ・ルイージ
ヴァイオリン:アウグスティン・ハーデリヒ

ウェーバー/歌劇「オベロン」序曲
ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
アンコール
シューマン (ハーデリヒ編)/トロイメライ
シューマン/交響曲 第4番 ニ短調 作品120(改訂版)

先週のAプロと打って変わってBプロは名曲路線
といっても、一曲目のオベロン序曲は有名曲だがコンサートで聴いた覚えがない
昔のコンサートは遅れて来る客への配慮から、一曲目に序曲を置くことが多かったように思う
もちろん、昨今でもそのように組まれたプログラムもあるのだが、もう少し序曲を演奏してほしい
オケは14型、コンマスは郷古さん、ルイージらしいきびきびとした演奏だった

2曲目のハーデリヒは、以前やはりN響でのプロコの2番が印象深かったので楽しみにしていた
ハーデリヒの演奏は、自らを目立たそうとせず、曲と同化するような抑制の効いた自然流の演奏だった
アンコールのトロイメライではブラームスにはなかった、天国の音色がでは奏でられた
彼のリサイタルを聴きたいが、今回の来日はN響との共演だけのようだ

前半の演奏時間は長めだったが、後半は短め
シューマンの4番は5年くらい前に飯守公、シティフィルで聴いて以来
てっきり、オベロンと同じ14型かと思いきや16型できた
ここ1、2年はルイージが激しくN響を鼓舞する指揮姿が目立ったのだが、
今日のルイージは機敏な指揮ではあるが、落ち着ている

意外だったのは、2楽章での郷古さんのソロパートが、全体の中に埋まって、全く目立たなかったこと
ここは聴かせどころと思うのだが、、、
でも、全体には抑制の効いた演奏で、愉しめた