4月27日17時 サントリーホール

指揮:広上淳一 [フレンド・オブ・JPO(芸術顧問)]
演出:高島勲

アメーリア:中村恵理
リッカルド:宮里直樹
レナート:池内響
ウルリカ:福原寿美枝
オスカル」盛田麻央
シルヴァーノ:高橋宏典
サムエル:田中大揮
トム:杉尾真吾
判事:園山正孝 
召使:岸野裕貴

合唱:東京音楽大学
管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

ヴェルディ:オペラ《仮面舞踏会》

2023年の定期公演で観たレオンカヴァッロ:歌劇《道化師が良かったので参戦した、
今回は、その時より大分工夫された公演で、無茶苦茶楽しかった


演奏会形式の場合、通常歌手陣はオケより手前で歌い演じるのだが、今回はオケの背後にもステージが設けられていた
その影響で金管楽器は左翼に、打楽器は右翼に配置されていた

先日までの東京春祭の公演が海外から多くの歌手を招いたのに対し、今回の公演はキャストを日本人で固めたが
どの歌手も素晴らしい出来で、特に宮里さんが良かった
そして、広上さんは久しぶりに聴いたが、絶妙のアシストだった
また、高島さんの過不足ない演出も光った

内容については面倒なので書かないが、聴衆の反応も絶大で、今回の公演は絶賛されるだろう
オペラの旅シリーズの次回作に期待したい

4月26日18時 NHKホール

指揮:ファビオ・ルイージ
メゾ・ソプラノ:オレシア・ペトロヴァ
女声合唱:東京オペラシンガーズ
児童合唱:NHK東京児童合唱団

マーラー/交響曲 第3番 ニ短調

既報のようにアムステルダムで開催されるマーラーフェスティバルに参加するN響ルイージの日程の関係で、カレンダーでは4月だが5月定期が前倒しで開催となった
フェスで演奏するのは3番と4番、5月のAB定期は、その壮行会の趣となった
当日券も売っていたので、完売ではなかったが、演目がマーラー3番と決してポピュラーではない曲であるにも関わらず、会場は4月の定期に比べ埋まっていた
オケは16型で4管編成、ホルンは9、ティンパニは植松、久保の両首席が揃踏み、コンマスは長原、隣に郷古、壮観のステージだ
また、今日は定期初日だが収録が無い、オランダのフェスの映像が流されるそうだ

1楽章はルイージらしい緊張感のある演奏、金管楽器の奮闘が光った、2楽章に入る前に声楽陣が入場する、オケも調音
2楽章では音質が一転、弦楽のタッチが優しい、続く3楽章も同じ傾向だが舞台裏のポストホルンがなかなかの名演だった、
4楽章のペトロヴァは若干声量が小さい印象だった、フェスでは合唱は現地の合唱団が務めるが、女声ソロは引き続きペトロヴァ
5楽章でようやく合唱団の登場、わずか数分の出演だが上出来だったのではないだろうか
そして6楽章、個人的にはマーラーのアダージョの中では一番好きな癒しの音楽なのだが、今日の演奏は全く心に刺さらなかった
演奏技術としては全く問題ないと思われるのだが、感情移入ができなかった
もしかしたら、マーラーの3番が、毎年のように聴けてしまう、一種の贅沢病なのかもしれないと思ったりするのであった




 

4月24日19時  サントリー

指揮:尾高忠明
ピアノ:舘野 泉*

尾高惇忠/『音の旅』(オーケストラ版)より
 第1曲「小さなコラール」
 第5曲「シチリアのお姫さま」
 第15曲「フィナーレ~青い鳥の住む国へ~」
ラヴェル/左手のためのピアノ協奏曲*〈ラヴェル生誕150年〉
アンコール
山田耕筰(梶谷 修 編):赤とんぼ
エルガー/交響曲第3番(A. ペイン補筆完成版)

東フィルは会員を止めたので久しぶり、
エルガー目当てで来たのだけれど、そういう輩は多くないようで客入りは悪かった

尾高さんは今年初めに病気で仕事のキャンセルが有ったので心配したが、元気にステージに登場
最初は、尾高さんのお兄さんの作品、ピアノ連弾の原曲がオーケストラ用に編曲されたそうだ
オケは14型、コンマスは三浦さん

1曲目は、ヴォーン・ウィリアムズやディーリアスを思わせる何とも優しい響きの曲
2曲目は解説にもあるようにフォーレ、シシリアー風の曲でフルートが印象的、
3曲目は一転賑やかな行進曲調、
どれも聴きやすい曲でした

2曲目のピアノの舘野さんの演奏を聴くのは実は初めて、左手で活動されているのは聞いているが今年で88歳という、
ステージには車いすで登場、大丈夫か
演奏については、昨年N響で聴いた時は最初のコントラファゴットが全然聞こえなかったけど、今日は2階席でもはっきり聞こえたのが良かった
それ以上は、、何も書きません、会場から大きな温かい拍手が送られました

休憩後のエルガー3番は実演を聴くのが初めて、オケは16型、金管厚め
未完の本作は補筆部分の割合が高く、エルガー自身が作品化を望んだかどうか疑問に思う
そんなネガティブな気分で聴き始めたのだが、尾高さんの演奏で聴くと1時間の大曲がさらりと聴けてしまったのが不思議だった
まあ、そんな何回も聴きたいとは思いませんが