6月15日14時 ミューザ川崎
指揮/沖澤のどか
ピアノ/フランク・ブラレイ、務川慧悟
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
プーランク:2台のピアノのための協奏曲 ニ短調
アンコール
プーランク:カプリッチョ FP.155
ストラヴィンスキー:バレエ音楽《春の祭典》
今日の都響スペシャルはミューザでの開催、都響をサマーミューザ以外に、このホールで聴くのは本当に珍しい、
それでも人気者が揃った公演は満員御礼だ、
最近女性指揮者を聴く機会が増えているが、日本代表は間違いなく沖澤さんだろう
前回沖澤さんを聴いたのは昨シーズン6月のN響定期で、不評だった短縮C定期の最終公演を振っている
その後第2子を無事出産されたと伝え聞いている、遅ればせながらおめでとうございます
という訳で、沖澤さんを聴くのは久しぶり、コンマスは矢部さん
牧神については、然したるコメントは無い
2曲目のプーランクは、昨年日フィル定期でウォンが採り上げた、ソリストは児玉姉妹だった
今日は向かって左のピアノはフランク・ブラレイ、初めて聴くが前回務川が3位となったエリザベートの1991年の覇者だ
当然の事ながら2人とも演奏が達者で、左右のピアノで軽口を叩きあうように曲が進行していく
プーランクの魅力は旋律の親しみやすさにあると思うのだが、この曲のメロディも実に優しい
因みに今日は左ピアノの反射板のみ立てられていた
後半は春祭、オケは16型、管も増強され、約100のメンバーでステージの人口密度はぐっと上がった
沖澤さんの指揮は実に俊敏で、アインザッツがピタリと揃った都響も見事
管楽器は皆上手いし、打楽器も鮮烈、現時点で国内オケの総合力では都響が一番であることを確信させる演奏だった
用が有ったので最後までホールに残らなかったが、多分ソロカーテンコールがあったと思う
