5月14日19時  サントリー

指揮:ミハイル・プレトニョフ(特別客演指揮者)
ピアノ:松田華音*

ショパン(プレトニョフ編)/ピアノ協奏曲第1番*
アンコール
チャイコフスキー:「くるみ割り人形」組曲 Op. 71a(プレトニョフ版)より 第4曲「間奏曲」(アンダンテ)

チャイコフスキー/バレエ『眠れる森の美女』より(プレトニョフによる特別編集版)
アンコール
チャイコフスキー:バレエ「眠りの森の美女」より(プレトニョフによる特別編集版)パ・ダクシオンよりアダージョ(第1幕)

会員は辞めたが松田華音が出演とあれば聴かねばと参上
でも客入りは今一か。オケは対面配置で、コンマスは依田さん
登場した松田さんは相変わらず笑顔でやる気満々の表情だが、
プレトニョフに生気が無い、元々活気のある表情は見せないが、しばらく見ないうちに老け込んだ気がする、大丈夫か 

最初のショパンはプレトニョフがオーケストレーションに手を加えた演奏、
聴いてみるとホルンや木管楽器のパートが追加されているが、あまりにもショパンのオーケストレーションに慣れてしまっているので、違和感しかない
ショパンのオーケストレーションに批判があるのは承知しているが、プレトニョフ版を今日が一期一会だろう
そういえば、他の公演と被って聴きに行けなかったが、PPOで近衛秀麿版のコンサートも有った、その時のピアノも松田華音だった

後半のオケは14型の対面、特に期待もせずに聴き始めたのだが、前半と東フィルの音色が変わった、実に鮮やかな演奏だった
アンコールとして演奏する予定だった11曲目をプログラムに載せてしまい、わざわざ「11曲目は演奏しません:というペラをプログラムに挟んで配布し、
予定通り11曲目をアンコールに演奏するという茶番はあったものの。
東フィルの「『眠れる森の美女」の演奏、何故だろうと勘繰りたくなるくらい、気合が入っていた

5月10日15時  ティアラこうとう


指揮:ジョゼ・ソアーレス
ピアノ:壷阪 健登

グアルニエリ:3つの舞曲
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ
ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
アンコール
アントニオ・カルロス・ジョビン:デサフィナード

ドヴォルザーク:交響曲第9番 ホ短調 作品95「新世界より」

久々のティアラ、最近のティアラ定期は完売続きで、余程気合を入れないと来れなかったのだが、今回はプログラムのせいか当日券も出ていた
指揮者のソアーレスは何だかパ・リーグの強打者といった風の名前だが、サンパウロ出身で2021年東京国際音楽コンクール指揮部門で23歳で第1位となった俊英
ということは今年27歳、若い!

今回は、日・ブラジル外交関係樹立130周年をテーマにした選曲
最初は、ブラジルだからヴィラロボスと思いきや、全く知らないグアルニエリの作品
ブラジル舞曲、密林の踊り、黒人の踊り、のタイトルだけ見ると面白そうだが、主時期のところ、あまりタイトルの雰囲気は感じられなかった
奥は14型相当、コンマスは戸澤さん

2曲目の日本代表は外山さんのラプソディ
かつてはN響の海外公演などでも演奏されたが、最近は武満作品にとってかわられた感がある
折角ソアーレスを立てたのだから、無理に邦人作曲家を演奏しなくてもいいのではと思いました

しかし、その後のラプソディ・イン・ブルーの壷阪さんがキレッキレで無茶苦茶楽しかった、女性ファンが急増することを予言しておく
カデンツが結構長かったので、聴きごたえもがあった

後半は超定番なので特に感想はありません



 

5月9日19時  サントリー

指揮:カーチュン・ウォン[首席指揮者]
ピアノ:サー・スティーヴン・ハフ

芥川也寸志:エローラ交響曲
ブリテン:バレエ音楽《パゴダの王子》組曲
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調 op.15
アンコール
シューマン:幻想小曲集 Op.12より第3曲 「なぜに?」

日本の作曲家を良く採り上げてくれるウォン、芥川を定期で採り上げるのも2回目となる、
前回はオスティナート、そして今回はエローラ交響曲
以前にオーケストラ・ニッポニカの演奏で聴いたが、今回は日フィルの演奏でオーケストラも16型相当となり、一回りスケールの大きい演奏になった感がある、

今年は生誕百年ということで、平年に比べ演奏の機会も多いようだが
その一方、芥川のDNAを受け継ぐオーケストラ・ニッポニカが、先日の演奏会を最後に定期的な演奏活動を停止したという報は残念

2曲目のブリテンの作品だが、全く知らなかった
ウォンは昨年からハレ管の就任しているので英国音楽を演奏する機会も増えていくのかな
と思って調べてみると、すでにバレエ《パゴダの王子》(全3幕)をハレ管と録音しているではないか
バレー曲ということも有り、リズミカルであるが、ブリテンがバリ島で聴いたというガムランの要素が取り入れられた東洋風な情緒に満ちた作品

後半は前半と趣を変えて正統派のPf協、ウォンがこういった曲を採り上げるのはむしろ珍しい
独奏のスティーヴン・ハフは初めて聴く、作曲家、作家の一面も持ち、長年の音楽への貢献に対し爵位が与えられたという
今回はウォンたっての希望での共演だという、おそらく英国で既に共演しているのだろう、
演奏の方は最初はオーケストラに比べてピアノの音が小さかったが、主題展開部の辺りから打鍵が力強くなりバランスが良くなってきた
派手さは無いが、正に正統派の演奏で大きな拍手を浴びていた
そしてアンコール、こういう感じのコンサートの終わり方もたまには良い
ステージ上のピアノは珍しくYAMAHAであった