7月9日19時  サントリー

指揮:ジョナサン・ノット
ヴァイオリン:HIMARI

ジャレル:ドビュッシーによる3つのエチュード
シベリウス:ヴァイオリン協奏曲 ニ短調 Op. 47
アンコール
イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第6番 ホ長調 Op. 27-6
ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
アンコール
ラヴェル:組曲『マ・メール・ロワ』より第5曲 「妖精の園」

今シーズンでスイス・ロマンドも東響の音楽監督も降りるノット、話題のHIMARIも出演ということで参上
昨日のミューザ公演は空席が目立ったそうだが、今日はHIMARI人気のせいか大入りだ

最初のジャレルは初めて聴く作曲家、ドビュッシーのピアノ曲からの編曲なのだが、プログラムにも書かれていたようにドビュッシー本人の編曲と聴き紛うような響だ
特に、管弦楽のための映像のイベリアのような雰囲気を漂わせていた

続いて純白のドレスのHIMARI登場、テレビやYourubeでは見ているが、実演に接すのは今日が初めてだ
見た目は幼さが残るが、山和より一足先にBPOデビューしているだけあって、ステージ上では堂々としたものfだ
そして演奏も果たして立派なものだった、特に音が抜群に美しかった、
今は若いというだけで話題になるが、とにかくチケット入手が困難なので、今日は14歳の彼女が聴けて良かった
そしてアンコールの演奏は彼女のテクニックを見せつけるものだった

後半はメインの春祭、
歳はとりたくないが、スイス・ロマンド→アンセルメ→ストラヴィンスキーの思考回路がどうしても働いてしまうが
アンセルメが没して半世紀以上経た現在、スイス・ロマンドにストラヴィンスキーに対する特別な何かは無かった
金管はロマンド管の方が平均点は高いが、総じて、先日聴いた都響・沖澤の春祭と大差なかったような気がする、
そういう言い方をしたら元も子もないが、すでに辞めることが分かっている指揮者との演奏では熱演とまでは行かないのが自然に思う

でも、アンコールがラベルは良かった、ソロカーテンコーr有り