事故を起こす
朝の出勤時間帯に首へギブスを巻き、救急車の中。
意識は鮮明で、ぶつけた腕は脈打ち痛い。ただの打撲と擦過傷だが、緊張でただ腕を腹のところに突っ伏させた。
白金台の病院と知ったのは、一通りの検査と応急処置に払えないチェックを受けたあと、病院の外にて。
会社へ、次に実家へ連絡。
方々へ心配をさせる。いい身分だと自分に思う。ありがたい。
麻布警察署へ向く。
被害者調書を作って頂く。
瞬時の事故で、たいした記憶が無い。現場検証にて相手側の後方不注意が確認されて、加害者の方も認められたとか。
事故は、自動車と自転車の接触。自転車に乗って会社へ向かう自分と、停車場から出た相手方自動車の接触だ。
乗っている自転車が自分の前方で吹き飛ぶ姿だけ見てしばらく放心してうずくまる。正直、腰が抜けた。
そんなところを見抜いてか、調書作りを応じられた刑事殿には懇切丁寧で、手早に済ませて頂いた。
始終二、三時間の出来事。
馬鹿の割りに知ったような真面目なことを書くが、いざという時に厚く国家から守られていることをこんな時に感じる。
帰り際に刑事殿より「私と、二度と会わないように気を付けなさい」と優しい笑みで仰る。
つい先日、自分と同じくロードバイクで事故を起こし、亡くなった方を目の当たりにされたらしく、その ようなことを心底で望まない意思の表れの言葉。
気を付けようと戒めた。
意識は鮮明で、ぶつけた腕は脈打ち痛い。ただの打撲と擦過傷だが、緊張でただ腕を腹のところに突っ伏させた。
白金台の病院と知ったのは、一通りの検査と応急処置に払えないチェックを受けたあと、病院の外にて。
会社へ、次に実家へ連絡。
方々へ心配をさせる。いい身分だと自分に思う。ありがたい。
麻布警察署へ向く。
被害者調書を作って頂く。
瞬時の事故で、たいした記憶が無い。現場検証にて相手側の後方不注意が確認されて、加害者の方も認められたとか。
事故は、自動車と自転車の接触。自転車に乗って会社へ向かう自分と、停車場から出た相手方自動車の接触だ。
乗っている自転車が自分の前方で吹き飛ぶ姿だけ見てしばらく放心してうずくまる。正直、腰が抜けた。
そんなところを見抜いてか、調書作りを応じられた刑事殿には懇切丁寧で、手早に済ませて頂いた。
始終二、三時間の出来事。
馬鹿の割りに知ったような真面目なことを書くが、いざという時に厚く国家から守られていることをこんな時に感じる。
帰り際に刑事殿より「私と、二度と会わないように気を付けなさい」と優しい笑みで仰る。
つい先日、自分と同じくロードバイクで事故を起こし、亡くなった方を目の当たりにされたらしく、その ようなことを心底で望まない意思の表れの言葉。
気を付けようと戒めた。
直線に怖れる
会社から帰り、道の途中で寄ったマクドナルドのチーズバーガーを包装紙の半分だけめくって、なかば上品に食べる。
「なかば」なのは、手を汚さない反面口回りはケチャップを付けるから、半分は下品。
テレビを眺めてオレンジジュースをコップ酒をあおるようにちびちびとやって、スーツを片付けてだらしなく寝転がる。この前、その姿を友人は「本当にやる気ない」と言うから、「これぞ究極の自己愛」と返したが普段やる気がないので、鼻で笑われる。
家に居たが、通勤に電車を使い体力は残っている。
自転車にまたがり、荒川を越えて綾瀬の方まで漕いだ。
常磐線の下、飲み屋、スーパーマーケット、娯楽施設と小金があれば不自由のない雰囲気。
上野のへその近く鉄橋下の飲み屋よろしく、なぜか小狭い飲み屋は人気がある。開きっぱなしの店の戸からうるさい声と、皿の音に焼き鳥の香りがそこいら周りを漂う。釣られて入りそうな気配はある。
「ちょっと一杯」の気分を抑えて、ブックオフに寄った後は新小岩に向けて走る。途中、国道6号の横断以外に自動車 の通りが少ない場所で走りやすい。
その真っ直ぐでひっきりなしな感じに恐怖して引き返した。
帰る頃にはよく汗をかいて、そこそこ走ったことに気付く。
「なかば」なのは、手を汚さない反面口回りはケチャップを付けるから、半分は下品。
テレビを眺めてオレンジジュースをコップ酒をあおるようにちびちびとやって、スーツを片付けてだらしなく寝転がる。この前、その姿を友人は「本当にやる気ない」と言うから、「これぞ究極の自己愛」と返したが普段やる気がないので、鼻で笑われる。
家に居たが、通勤に電車を使い体力は残っている。
自転車にまたがり、荒川を越えて綾瀬の方まで漕いだ。
常磐線の下、飲み屋、スーパーマーケット、娯楽施設と小金があれば不自由のない雰囲気。
上野のへその近く鉄橋下の飲み屋よろしく、なぜか小狭い飲み屋は人気がある。開きっぱなしの店の戸からうるさい声と、皿の音に焼き鳥の香りがそこいら周りを漂う。釣られて入りそうな気配はある。
「ちょっと一杯」の気分を抑えて、ブックオフに寄った後は新小岩に向けて走る。途中、国道6号の横断以外に自動車 の通りが少ない場所で走りやすい。
その真っ直ぐでひっきりなしな感じに恐怖して引き返した。
帰る頃にはよく汗をかいて、そこそこ走ったことに気付く。
テレビ中毒初期
炊飯スイッチを押して暫く、テレビを眺める。
テレビは面白いもので、翌日に記憶を残さない。
もともと、記憶が危ないことも手伝っているが、繰り返して伝えるCM以外はあまり覚えが無い。
別に個性がないとか、面白くないとか非難では無い。
人が多すぎたり、物語が多すぎて頭の情報が錯綜しているからだと思う。
それで、何でそんな印象も付けられないのにテレビを観ているのか考えると、
実家に住んでいた頃、夕飯は家族と一緒にテレビを眺めながら食べていた。
「ながら食い」をしながらご飯がはかどらないなんてことは無くて、テレビに首を向けつつも、ご飯が進むので親は何となく文句の付けようが無かったかと思う。
その癖で、テレビを観つつ飯を食うと何となく落ち着く。
そして今は。
一人住まいを始めてもうじき2年が経つ。
今年に入るまでテレビはDVD観賞用にあり、TVチューナーを繋げていなかった。
繋げたきっかけは至極ミーハーでWBCの決勝戦が観たかったから。
それからものぐさの虫が衰えることなく、テレビをアンテナから外すことなく、家に帰ると何となくテレビを点けて眺めている。
昨晩はバラエティ番組にチャンネルを置いて、食事を取った。
十時を過ぎる頃にはニュース番組で新型インフルエンザの特集を聴きながら漫画を読んでいた。
テレビはすっかり生活の中へ溶け込んだ。
当面の問題は地上デジタル化にある。
テレビの右隅へアナログの表示。
そのアナログの字を眺める度にテレビ買い替えの費用について算段を始める。
いつでもテレビと離れた生活を送ることは出来る筈だが、なまじっかそばに有ると頼りたくなる。
猛烈な悩みでも無くてふいに思うのだが、何かと安くなってくれる日を信じて待つことにしている。