ワインじゃないお前は酢 -139ページ目

行きはきついが帰りはヨイヨイ

荒川沿いのサイクリングロードは広い。

脇を見ればサッカー、野球のグラウンドに野っパラと遊戯場が入る。
荒川の横幅の広さを知る。電車や車を渡す橋も脚が太く頼もしい限り。

広くて妨げが少ない場所なので、何が凄いか風の暴力加減。
後ろから押されるなら心強いが、向かい風は暴力。

それにめげないで、気持ちは折れそうにペダルを漕ぐ。
ここ、生半可な坂より断然として感じが悪い。

いつもよりギアを下げて、軽めを数多く漕ぐ。
ツール・ド・フランスを7回も優勝した鉄人、ランス・アームストロングの教え「負荷は軽めに数を稼げ」を実践する。

しかし。
ギアが重たいまま走るよりも良いとして、きつい。知識はあっても、体力が伴わない悲しみ。
せっせと20、30分ほど自然を噛み締めて漕ぐ。こういうのも段々と楽しくなる。

葛西は臨海部に着き、海原と川のぶつかるところを眺める。
果たして海水魚が釣れるか、淡水魚が釣れるのか、そこにいた釣り人を見ていたがボウズに終わる。

帰りは最高。ブースターが着いたように速い。
「あっ」と言う程でも無いが、自宅まで早い。
「ヒィ」と息を整わないまま、冷蔵庫に冷やしたコーラを飲む。美味い。

12日目 6,000円

「あ゛ぁっ、う゛ぅっ」と汚い呼吸、議事堂前の坂を自転車で登る。

皇居から渋谷までの10kmはアップダウンがあり、平坦が多い荒川区、台東区から出て走る。

何でここに来るのか。
昼間に食べたオムライスを消費させる為だ。

平な道に比べて坂の発散具合凄まじく、汗がバブル期のボーナス宜しく景気よく吹き出る。
つきましては、腹のものもよく消化されるだろうという屁理屈。

注意すべき点。
屁理屈は多少当たっているようで、大分早く腹の虫を泣かす。
深夜、ビルの隙間から煌々とラーメン、ハンバーガー、コンビニの看板。
ここで入ると消化した意味と貯金した動機が台無し。
ペダルを速く強く踏み込んで、去っていく。
たまに目の端へ入る、美味そうに牛丼を頬張る人の顔。意志が脆くて、危なくなる。

耐えた後の朝飯は格別の美味さ。そう思い口を閉じる。
パーソナリティーは諦めが早い割に、胃ときたらなかなか強情な居座りで飯を要求する。
返して、ベア0で理性は回答申し上げる。

寝よう。

大食日記

久しぶりにオムライスを食べる。
チキンライスにオムレツ。これもれっきとした親子丼と気付く。
うまい。

荒川区の定食屋、「光栄軒」で昼食を取る。
大盛りが本当に大盛りの店だ。

大盛りを頼む度胸なく普通盛りを頼んで正解、おそらく大盛りはエアーズロックだった。

美味しく食べられる量で済ませる。
店の中のお客さんがガタイの良い人、恰幅の良い人ばかりで納得。

一つ人を隔てて隣に某運送業の方がチャーハンの大盛りを頼んでいる。
どんなものかチラと観る。

予想をした通り、大した量がきた。一部中華お玉で盛った跡はあれど、雪崩が起きている。
昼飯にあれを食べられるほど消耗をしているのか。

大食いは何も誉められないが、食いっぷりが良いと何故か気持ち良い。
限度はあるが。
漏れなくその配達人はきれいに平らげる。

見届けて勘定をして退店。
店の人の誰もが愛嬌よく、良い感じでリピーターになりそう。

今日もよく運動をせねばならない摂取量。