ワインじゃないお前は酢 -141ページ目

残り一時間の誘惑

10時。
閉店1間前の北千住駅西口のスーパー「トポス」へ入る。

仕事帰りが主だって見られる光景、どこにでもある。
惣菜の売り切り企む店の方、品切れを覚悟して値切り品を狙う消費者の方。
双方の意図がベストマッチして誰もが忙しい。

いち消費者として乗り込む。
狙いはメンチカツ。

時間は少々戻り。
10時5分前に自転車を駆り出して、値引き直後を狙いスーパーへ向かう。合戦所の落武者をたたく野伏せりの荒さで走る。

10時頃、駐輪所の玄関口前に停める。
速足歩きで地下1階の生鮮加工食品売り場へ降りる。

降り口に立ち、真逆の昇り口へ足を返して惣菜売り場に進む。

右の麺類棚から少しずつ視界が開けて向こう、パットに並ぶ茶色の衣を確認しながら近付く。

回り込み、それぞれの品名を確認、全て茶色なので目視で判別は出来ない。
そして負けを知る。

朝の10時から開店をして誰の手から選ばれず、残ることが稀で少ない。
知れば臆さず、悔しさと同時に片手へパックを、片手へトングを持ちコロッケをつまみ上げて、トングを戻した手で輪ゴムを取りパックの口を塞ぐ。書くと騒々しいが動作はそれから去るまで早々。

家に戻り、タルタルソースにブルドックソースを掛けたものをパンに挟み大口を開けて下品に食べる。
喉が渇き、牛乳の買い忘れを気付く。

てるてる坊主



前の日記に載せたつもりの画像が見ると無いので、こちらへ。

てるてる坊主なんて久方に見ない。
下駄を飛ばす少年はもっと見ない。

科学が進歩しても天気予報は外れる。
進歩のうらはら、生活に遊びをもたすのは素敵なこと。
「アーシタテンキニシテオクレ」と遊ぶ子ども、池原昭治の世界。

日本昔ばなしが観たくなる午後。

晴れ祈願 feat.TERu2B

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天気予報士が梅雨入りのタイミングで毎年頭を悩ませるようだが、確かにジトッと降った雨の翌日に快晴面をされると確信がよろめきそう。
最近は脂っこい湿気なので、宣言が無くても梅雨に入っていると思う。

自転車はオールウェザースポーツで、風でも雪でも走る。
雨の日は雨合羽を羽織ってしっかりと漕ぐ。
そんなことを言うが。
梅雨時期の湿気はどこにでも入り込む。
戸締まりをした部屋、電話ボックス、煎餅を入れて結わいたビニール袋の中、およそ密閉を決め込んでも本気を出した検察官の如く、細部まで進み入る。
頑固じいさんだった煎餅も腰砕け。
そんな事情で合羽の中は湿気と汗で気持ち悪くなる。

いつも晴れを願うが室内で仕事をする時に限って、天晴れな空。これといった信仰は無いが「神様がいるのでは」と思う。
反して休みの湿気こみ具合には笑う。

てるてる坊主を出すから、空には然るべき対応を望む。