
ワイン業界の軌跡⑪ ~最終回~
長らくのお付き合いありがとうございました。今回で最終回です。
そして2014年から現在の東京都内の飲食店様担当になりました。
これまではパーカーポイントや雑誌掲載などのワインにアンテナが敏感になっていましたが、全く異なる視点でワインをご案内する、非常に勉強になる時間を歩んでいます。
色んな国に行かせていただきました。
ワイン産地での出張は旅行も含め、
2001年 イタリア トスカーナ州・フリウーリ・ヴェネツィア・ジューリア州
2004年 フランス シャンパーニュ・ブルゴーニュ(プライベート)
2005年 フランス ラングドック・ルーション地方
2006年 フランス ボルドー(プライベート)
2007年 アメリカ・カリフォルニア州
2008年 フランス ブルゴーニュ
2009年 アメリカ・カリフォルニア州
2010年 南アフリカ
2011年 スペイン
2012年 アメリカ・カリフォルニア州 チリ
2013年 ドイツ・フランス アルザス
2014年 フランス ボルドー
2015年 スペイン・イギリス
2016年 ギリシャ アメリカ ニューヨーク州(プライベート)
2017年 ギリシャ
2018年 ジョージア
2019年 なぜかシンガポール
と産地を巡ってきました。きっと私じゃない人が行ったらもっと成長できたんでしょうけどね。
ありがたいことに色々まわることができました。
写真は2012年に訪れたチリです。前日の夜にピスコをたらふく飲まされて全員死亡して二日酔いにならない私とバイヤーの2人しか生き残れませんでした。6人くらいで行ったはずなのに・・。テイスティングを拒否反応してしまうし、全員集合時間を守れませんでした・・。
さて、色々小ネタが貯まってきたのでこちらでこのシリーズは終了です。お付き合いありがとうございました。
ワイン業界の軌跡⑩ ~南アフリカ出張~
北海道担当を終えて、東京都内の百貨店・ワイン専門店の担当になりました。2008年です。
そろそろ最近になってきたので面白くなくなってきましたが、もうちょっとだけ。
北海道担当が楽しすぎたので何となく現実に戻ってきた感のある東京都内の担当です。
東京に来て4年ほどが経過していましたが、北海道・東北の地理はわかるものの、東京都内がほぼわかりません。
「三越前」でと待ち合わせをしたときに銀座三越の前で待っていたことがあるほどの土地勘のなさでした。
大阪で商売をしていたので東京に来て何よりも驚いたのが「値引き交渉がない」ことでした。大阪では「こんだけ買ったらどんだけ安なるん?」っていうのが当たり前でしたので提案したものがすんなり通るとびっくりしました。
あとインポーターの数の多さにも驚きました。現在もまだどんどん増えてますよね。インポーターの仕組み知ってると個人で立ち上げられる方は超尊敬します。
百貨店の担当自体は関西時代も経験がありましたが、東京の百貨店さんはそれぞれの特徴が全く異なるのでその違いを知れたり、相当な知識をお持ちの方がいらっしゃったり、フェアの際は店頭に立ったりするのですが、これが楽しかったりとても勉強になりました。
当社は22ヶ国の国を扱っているのでその1か国ずつには当然スペシャリストがいらっしゃるので22ヶ国の1か国ごとに詳しい方と対等に話せないといけないのでその1つ1つが勉強になりました。(当然対等に話すレベルには達していませんが)
そんな中、貴重な体験だったのが2010年に訪れた南アフリカでした。詳しくは下のリンクにて当時の記事があります。
今では南アフリカに行かれている方も多いので珍しくなくなりましたが、当時はまだそんなに南アフリカに行く人は多くなかったと思います。
国際色豊かな南アの地は他のどの国よりも(そんなに知りませんが)自然が満ち溢れていて、まさに大自然。
シマウマなどの動物がその辺に普通にいますし、土地は広大ですし、何もかもスケールが違いました。
ワイン産地に色々行った中でもっとも感銘を受けました。
日本からはトランジット含めて32時間くらいかかりますが、そんなに苦痛は感じず、他の国にはない感動がありました。
なかなか旅行で田舎の方って行かなかったりしますが、ワイン産地は基本田舎ですからその土地の本来の楽しさを感じます。
南アフリカに行く前にメンバーとともにアフリカ料理店に予習に行きました。
ワニやダチョウなどの肉を堪能してから南アフリカに行ったのですが、どこに行っても一切そんなものは出て来ず、イタリアンのような家庭料理やバーベキューなどばかりなので「ワニとかダチョウ出てこないの?」って聞いたら「そんなの食べないよ・・・」と・・。
そうなの??とややがっかりした覚えがあります。ま、ワイナリー所有している方々ってイギリスやフランスから移住してきたお金持ちが多いから当然そうですよね・・・。
ワイン業界の軌跡⑨ ~ボルドー旅行~
そろそろ飽きてきたと思いますが、もうちょっとだけ続けます・・。
2006年はまだ行ったことがなかったボルドーに旅行に出かけました。
会社筋にアポイントとってもらったので超豪華です。
当時、元々当社にいた先輩がボルドーに住んでいたのでみんなで泊めてもらってそこを起点に毎日出発しました。
オー・ブリオン以外の5大シャトー、コス・デストゥルネル、ピション・ラランド、レオヴィル・ラス・カーズ、パルメ、ラグランジュ、ランシュ・バージュ、ディッサン、ベイシュヴェルなどなど。極めつけはベイシュヴェルに泊まりました。これは最高でした。
写真が見つからなかったので小さいのですが、ペトリュスも訪問できました。
なんと2005年をテイスティングさせてくれました。「君たち!!今からペトリュスをテイスティングよ!」ってスタートしました。
ボルドーは一度車で行くことをお薦めします。地図見ながら走ると頭の中でシャトーの位置が全部残ります。
暗記するの苦手ですが、周ればわかります。まさに百聞は一見に如かずです。
ボルドーはさすがに自転車は無理です・・・。
そして最後はパリのル・サンク(当時3つ星)でディナーでした。社長夫妻とパリで合流してごちそうしてもらったのです。
で奥様から「ワインは何でも頼んでいいよ」と言われてシャトー・パルメ 1990を頼む私はどんだけ遠慮知らずなのか・・。
この後、2014年にももう一度ボルドーに仕事で行くことになりますが、この時に色々回っていて本当に良かったです。
ワイン業界の軌跡⑧ ~北海道業務店担当~
その後、後輩と上司とで東北は分割されたため、ほぼ北海道に専念できることになりました。
楽しかったのは初めての業務店(飲食店)様の担当です。
大阪・東京はすでに業務店担当という部署が存在していましたが、北海道はまだ手付かず。
つまりやればやるだけ売上作れるわけです。こんなに楽しい仕事はありません。(直接販売ではなく、業務用酒販店を通じての販売です)
その時、懇意にして頂いていた酒販店さんと組んでレストランさん向けに試飲会を初めて開催しました。
小売店さんとレストランさんは売れるワインがだいぶ異なるので品質をみて買ってもらえる市場がとっても楽しくていろんなレストランさんにお邪魔しました。
そしてその後は北海道を全てまわろう!とただの欲望のように帯広・函館・小樽・釧路・根室・留萌・中標津・旭川・室蘭など美味しいもの発掘!あ、いや、営業活動に勤しんでました。
中でも釧路の「ざんぎ」発祥の店鳥松さんやシシャモを刺身で食べる釧路、豚丼の帯広などなど・・・あ、間違いました。ワインを案内する旅を続けておりました。
社内にはこの時期に「開発アドバイザー」という資格ができました。社内でペーパー試験とテイスティング試験を年に2回行い、それと普段の仕事の成果などを見て商品開発に関われる社内資格が取得できます。最近、歳取りすぎたのでこの資格は剥奪されました・・・(いや、返上となりました。。)。
私もその資格を何とか取得し、最初の商品開発出張に行ったのが写真のフランス・ラングドック出張でした。
初めて現地の空港で待ち合わせる、というドキドキの出張でした。シャルルドゴール空港で迷いながらもなんとかモンペリエまで飛び、空港で先輩がたと落ち合って3人での出張です。
写真に載っている生産者とはもうお取引がないのですが、ラングドックの広大な土地にひたすら驚きました。「あの山とあの山と見えるところは全部うちの畑」とか普通に言われました。かと思えばバトナージュをその辺で拾ったという木の棒でやっている人、子供の帽子を勝手に取ってやったと愛用している生産者。
ブルゴーニュも田舎といえば田舎でしたが、いつの時代?っていうくらいナチュラルな世界がそこに広がっていました。
1軒、ここも品質上の問題があり、現在はお取引がなくなりましたが素晴らしい白ワインを造る生産者に出合い、50csほど予約したら「おー!!日本から神様がやってきた!!!」って大喜びされました。その後、周りの家々に「すごいミラクルが起こった!!」って言いまわっていたそうです。そのくらい売れている生産者も少なかったですし、規模が大きな生産者でなければ現地の見本展示会にも出展することができず、発掘される機会が少なかったのです。
最終日には全員、牡蠣に当たり、大変な思いをしながら帰ってきました。初めて自らワインを買い付ける仕事に携われたのがこの時期でした。









