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17年連れ添っている相棒

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トリガーの真ん中の出っ張りが安全装置

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幾らでもアミュニションが入るマガジン


車やバイクの事ばかりではなく、今日は私の17年来の愛器・Glockのお話をしたいと思います。

Glockと書いてグロックと読みます。私は別にガンマニアじゃないのですが、インパラの日本への輸出を始めて以来、かなりややこしい、色の黒めの人たちといつも取引きしているうちに、必要に感じて手に入れたものです。コレクションアイテムじゃないので、いつでも使えるように手に馴染んでいます。目を瞑っていてもツール無しで分解組み立ても出来ます(というかそういう風にデザインされている火器です)。

この火器の特徴は、まず本体が樹脂で出来ていて、玩具のように軽い事。それと、写真のマガジン(弾奏)を見ていただいても分かると思いますが、限りなく弾が入ります。アメリカの警察官の多くもこれを愛用しています。ですので必然的にロサンゼルスのギャングメンバーの多くもまた、これを愛用しています。愛用者が多いという事は、有事の時には必要に応じて敵方の弾薬も使えるという事です。それにバックアップ用に足首などに隠している小さい方の拳銃も、同じ弾を使用する物を使えば、更に便利になります。ロサンゼルスにいる(あるいはいた)ローライダーエクスポーターの方々は、私以外はほぼ全員、拳銃によるホールドアップで大金と車を持っていかれている経験があるのが現状です。ただホールドアップでお金と車だけ盗られるのならまだマシですが、ここでは書けない様な目に遭った例もあります。

私は、今までそういった事は自分自身には一度も有りませんが、私の従業員が業務中に輸出するはずのローライダー車両を、銃を向けられてホールドアップで持って行かれた事が2度ほど有りました。1台は92キャデラック、もう一台は47年フリートラインです。うちのメンバーは私の体の一部と同様です。やはりそういう事が有ると私の心にも傷が残ります。そして状況を克明に分析して、2度と起こらない様に研究と実践を繰り返して今日に至っています。

自分がいつターゲットにされるかは神様だけが知っています。私は取引の時には、絶対に一人では行きませんし、渡米してきたばかりの時からの友人で、極真空手の先生をやっている親友にいつも一緒に行ってもらっています。また、多くの黒人OGローライダー達が私にアドバイスとして色々な事を教えてくれましたが、火器を所有するのもその大きなアドバイスのうちの一つでした。ロサンゼルスのローライダー達は、日本人エクスポーターがGunを持っている人種ではない事をよーく知っています・・・・。
そういうアドバイスを聞き入れることによって、Deer HunterはGlockの愛用者であると言う話は、入る耳には入ります。それによって、強盗がターゲットに選ぶ候補にはなりづらいのかもしれません。私がもし強盗だったら、Glockを持っていて、しかも空手の達人をボディーガードに連れていると分かっている人間にちょっかいは出しません。

この火器のもう一つの特徴は、安全装置がほぼ無いという部分に有ります。ほぼと書いたのは、2枚目の写真で見えるトリガー(引き金)の真ん中にある飛び出た部分が "一応" 安全装置という事になっていて、このトリガーの中に付いている安全装置としてのトリガーを引かないと弾は出ない仕組みですが、この安全装置トリガーを引かずに本体のトリガーを引く事は不可能に等しいので、結局有っても無くても同じような "安全装置"なのです。Glockと同様、お巡りさんに愛用されているベレッタは、左・右利きどちらでも使えるように両面に安全装置が付いているのに比べると、このGlockが市民と触れ合う警察官用ではなく、常に臨戦態勢にある軍用としてデザインされている事が良く解かります。おバカなギャングが右手にGlockを持ったままジーンズの中の前の部分に収納しようとして、指が押されて引き金を押してしまい、自分のチ○チンを撃ってしまったという話は聞きますし、警察署の中でも、時々暴発事件が有るのですが、殆どはこのGlockです。

写真のマガジンは15発までは見えますが、このマガジンはもっと長いので実はまだまだ入りますし、他にも予備も沢山有ります。万が一、この日記を読んでいる人がうちのショップに強盗に来ないとも限らないので、弾のサイズと何発入るかは教える事は出来ません(苦笑)。

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GMが多くの芸術的作品を作った60年代



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その芸術性は原動機にも表現されている



GM最期の日という日記を書いたが、色々思うところは沢山ある。


GMは名前は残っても、もう以前のGMではなくなるという懸念があった。今後のGMは国営動物園となり、それぞれが個性的だったGMの車たちは、牙を持たない「野獣もどき」になるはずだと思っていた。というか、「野獣もどき」ならまだいいが、たぶん「もどき」とは言いがたい姿になる道を辿るのではと。。”T”で始まるメーカーの、Pで始まる名前の最近流行の”電池で走る、窓の大きい車”みたいになろうとして、何処かの東洋の細長い国のマネをしだすのではないかと。


ターボを発明したのは米国人。だけど究極レベルに発展させたのは日本人だって、知っていましたか?


オリジナルを作る事に長けているアメリカ人がマネをする事に長けている日本の更にその”マネ”をして何が生まれるのか?


アメリカが手を差し伸べた「つぶれた大会社」達の不良債権を助けまわすための茶番劇に付き合わされて、GMの名を落とす位ならいっそこのまま思い切ってチャプター7に変更して、「昔あった凄い自動車会社」という伝説のメーカーになった方が潔いと言うもの。そうでなければ、シボレーは今後、全車種電気自動車に変更し、ボータイマークをすべて撤去して皆さんにおなじみの「オバマの笑顔マーク」をグリルの真ん中に埋め込んで販売すべき。


コルベットが唯一、破産時まで作っていたリア駆動の野獣スポーツカー。あとは全部FFの野獣もどき(特にFF・V6のインパラ)かトラック・SUVだった。96年SSが、セダンFR最終年式。米国中のポリスデパートメントが大のお得意様だったのに、FRを作るのを辞めた途端に全部フォードにその最大のお得意さんを取られてしまって13年しかもたなかった。。。FR車撤退が間接的な最大の理由でも有ります。アメリカ人はFR好きですから。 特にハイウエイパトロールをはじめ、警察関係で犯人追跡などのハイスピードドライビングテクニック教習は全てFR車で行われる為、アメリカの警察官は所属が何処であれ、FR以外のハイスピードチェイスの技術を持っていない。


ライバルのフォードは、実は90年代から既にコンパクト化と日本の真似が上手になって生き残る術を模索していた。カマロが小型軽量化を拒み続けて(それでも90年代の最後はすこし小さくなったが)消えてなくなったのに、マスタングは生き残ったのもその証拠。今出ているマッスルカマロは登場が5年遅かった。マスタングが小型化してからはV6のコンバーや件価版なんかを女の子をターゲットに売った。カマロに乗る女はあまり居ないが、アメリカでは若い子もオバサンも、マスタングに乗っている女は沢山いる。基本、日産サニー感覚なんですよ。「百恵の赤い靴」状態です(昭和40年代の日本のCM 笑)。


GMは王者になっておごり高ぶりの道を歩んでしまったのが原因。アメリカ人に武士道精神が有ったなら、宮本武蔵の五輪書を読んでいたなら、こうはなっていなかったであろう。 いずれにしても私がアメリカで過ごしたこの20年はGMが最後に輝いていた20年。このタイミングに地球上に生まれて、アメリカ大陸にたどり着けて本当に良かったと思う w

今となっては、破産前のGMと関わっていたという証が、私をよりこの世界でO.G.としてくれる。ポジティブに受け取れば、逆に喜ばしいことである。











これは2009年の5月末日、GM(ゼネラルモータース)が破産宣告する日に書いた日記を引用しています。当事の気持ちが、私のアメリカ車への気持ちとしてよく表れています。



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長年連れ添っている96SS


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GM最期の日にクルーズ

現在、ロサンゼルス時間5月31日(日曜日)。明日の6月1日をもって、ゼネラルモータースが破産(通称チャプターイレブン)をする。思えば90年に渡米して以来、私の人生を支えてきたのは、他でもないこのゼネラルモータースであった。GMという会社、シボレーというブランドが無ければ今の私はここでこうしていなかったであろう。

このニュースを読んだとき、過去19年の私とGMの関わりが走馬灯のように頭をよぎり、色々な車たちが、私、ディアハンターという架け橋を渡って日本へ行った思い出が次から次と駆け抜けていった。こんな暗いニュースで、いつに無く寂しい気持ちになり、地元のシェビーディーラーから新車で買って13年乗っている愛車の96Impala SSに乗って、「GM最後の日」にGM現役最後のクルーズに。。。夕暮れのビルの片隅に停めて記念撮影。今から何年経っても、この日の寂しいクルーズは忘れないんだろうなと思いながらステアリングを操っていた。