ディア・ハンターのブログ-gsw9

このサイズの弾なら、一発で即死パターンのはず。。。オー、ユナイテッドステイツオブアメリカ・・・・





何年か前のバージニアの大学での銃撃事件で、米社会の中での銃のあり方にまた風当たりが強くなったが、LAのゲットーでは銃は持ってて当たり前。
というか、全員が全員、持ってるわけじゃないんだろうけど、誰が持ってるかわからないから、結局みんな持ってるという前提で物事進めないと痛い目に遭う。(痛いで済めばラッキーだが、、、)

で、この車はなんかかなり痛そうな弾痕が4発分付いていた。角度的にも全部運転者に向かって弾が飛んでいっているようだ。
こんな車は正直言うと、探さなくてもLAのサウスセントラルやコンプトンあたりならよく遭遇する。そんな街にも実は平和なひと時があったりするし、なんかバランスってやっぱり何の世界にも存在するんだろうな。
LAのゲットーで一生を送っている若いギャングから見ると、バージニアの大学に行っている大学生なんてエリートもいいところだ。何せ字が読めて書けるんだから。その優等生でも、心のバランスが崩れると何十人も撃っちゃうんだから。。。

銃のせいじゃないと人はいう。やはり銃は車と同じようにただの機械。使う人間次第で悪者にもなるしヒーローにもなる。だけど、銃がなければ、心のバランスが崩れた人間でもそう簡単には三十何人も一瞬では殺せない。そう考えると、銃がその辺で簡単に手に入るのは、やっぱり怖い。

この問題の焦点は、手に入ることが「良い、悪い」じゃなくて、「怖い」という部分に行き着く。他人のやってることが「良い、悪い」なんて、究極の個人主義であるアメリカ人が気にするはずが無い。でもこんなに狂ってる人間が沢山いるこの国で、銃がお店でお金を出せば買えるなんてやっぱり怖いし、それに対抗するためには、自分も持っていないとどうすることも出来ない。

ああ、悪循環だな。。。

ディア・ハンターのブログ-gsw7


運転席を狙っている弾痕。少し下に着弾しているので恐らくセミオートの大口径ハンドガンで撃ち手が下手だったと思う。運転者はラッキーだった


ディア・ハンターのブログ-gsw4


9mmか45くらいか、、、



ディア・ハンターのブログ-gsw6

ちょうど板金屋泣かせの所に当たってる。。。苦笑




年の瀬も迫った12月暮れのある日、またGSWと遭遇した(GSWの意味は以前に書いたGSW前編を参照されたし)。

アメリカではクリスマスが近くなると、ヤヤコシイ仕事をしている男たちは金銭的に切羽詰った状況で結構強引なディールに走る(と聞いた事がある・笑)。
その結果、怒りに触れてこうなる事が時にはあるようだ。

「私は堅気な仕事をしていて良かったな」と思う一瞬である。ローライダーのエキスポーターという自分の職業を堅気な仕事と思っている私を、「アメリカ長すぎて、ズレてるよこの人・・」と思っている方もいらっしゃるでしょうが、私は一生懸命、好きなクルマを日本にシッピングし続けて21年、何も無いただの野良犬みたいな男だった私が、遠く離れたこのロサンゼルスという土地ででこんなに黒い人たちに囲まれて元気に暮らしていますので何とか多めに見てください(笑


ディア・ハンターのブログ-Lakers3

泣く子も黙る ”レイカーズ砂利トラ”


ディア・ハンターのブログ-Lakers2

お父さんは毎朝これに乗って仕事に行く


ディア・ハンターのブログ-Lakers1

息子達の2ドアキャデが遠慮気味に停められていた


ロサンゼルスはご存知の通り、バスケットボールのレイカーズのお膝元だ。街にはレイカーズファンが溢れていて、バスケの試合になると周辺は渋滞になり、ダウンタウンLAをあげての大騒ぎになる。優勝しようものなら、黒人、メキシカン、その他人種に関わらず、みんなレイカーズの帽子とシャツを身にまとい、ストリートを日本の70年代の暴走族よろしく”ハコ乗り”でレイカーズのハタをなびかせながら走り回る。言ってしまえばこのときばかりはみんなロサンゼルス人となって勝利を祝う時。で、「まあ、若いうちはしょうがない」なんて思っている人は考えが甘い。この写真のジャリトラを運転するのは、某アルメニアンカークラブの黒幕・・・の ”お父さん”で、年齢は詳しくは知らないが見た目は大体60歳くらいだ。いい年のオッサンだが、気のいいオヤジで毎日この「レイカーズ仕様のジャリトラ」で仕事に出かける。勿論、レイカーズが優勝なんてしてしまった日には大変だ。ウオッカ片手にこのジャリトラで街を爆走するかどうかは知らないが、その日のために毎日仕事に勤しんでいるようなものだと息子達は言う。ジャリトラの傍らに置かれた息子たちのキャデラックが、申し訳なさそうに小さくなってドライブウェイの隅にたたずんでいた。