泣く子も黙る ”レイカーズ砂利トラ”
お父さんは毎朝これに乗って仕事に行く
息子達の2ドアキャデが遠慮気味に停められていた
ロサンゼルスはご存知の通り、バスケットボールのレイカーズのお膝元だ。街にはレイカーズファンが溢れていて、バスケの試合になると周辺は渋滞になり、ダウンタウンLAをあげての大騒ぎになる。優勝しようものなら、黒人、メキシカン、その他人種に関わらず、みんなレイカーズの帽子とシャツを身にまとい、ストリートを日本の70年代の暴走族よろしく”ハコ乗り”でレイカーズのハタをなびかせながら走り回る。言ってしまえばこのときばかりはみんなロサンゼルス人となって勝利を祝う時。で、「まあ、若いうちはしょうがない」なんて思っている人は考えが甘い。この写真のジャリトラを運転するのは、某アルメニアンカークラブの黒幕・・・の ”お父さん”で、年齢は詳しくは知らないが見た目は大体60歳くらいだ。いい年のオッサンだが、気のいいオヤジで毎日この「レイカーズ仕様のジャリトラ」で仕事に出かける。勿論、レイカーズが優勝なんてしてしまった日には大変だ。ウオッカ片手にこのジャリトラで街を爆走するかどうかは知らないが、その日のために毎日仕事に勤しんでいるようなものだと息子達は言う。ジャリトラの傍らに置かれた息子たちのキャデラックが、申し訳なさそうに小さくなってドライブウェイの隅にたたずんでいた。


