連続小話『OLホステスは見た!』第17話です。
気楽にお付き合いください![]()
容姿はNHKのアナウンサーっぽいと言われます。
民放アナウンサーでないのはなぜだろう
そんな私がOLをしていた20代半ばに迷い込んだ、夜の街でのお話です。
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↓前回のお話はこちら
『行かなきゃよかった同伴』1人目のお客様の話をした前回。
2人目は、ご自分の事務所を構えている弁護士さん。
超ナルシストで超プライドが高い、ニーチェ好きな気難しい方で、いつも会話に苦労した。
何度か同伴のお誘いを受けつつも、楽しく食事できる気が全くしなかったので
「いつかお願いします」でごまかしていたのだけど、ついに断りきれず。
はあ…憂鬱…
同伴当日。
高層ビル内のレストランで予想通りのしんどい食事を終え、エレベーターに乗ってしばらくすると
弁護士さんが突然わたしのあごを触り、顔を近づけてきた![]()
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すごいびっくりした
ぱっ!と反射的に後ずさりしたわたしを見て
「照れてるの?
」と言った。
なぜそういう解釈になるのか…
動揺のあまり、距離をあけて立つことで意思表示をするのが精一杯だった。
それ以上何かしてくることはなかったけれど、「この人はなんか嫌だ」という直感は大事にしようと強く思った。
エレベーターを降りお店へ向かう間も、隣を歩くのがどうしても嫌だったので、斜め後ろをキープして歩いた。
頭の中は、「さっきの何だったの??」とモヤモヤモヤ…![]()
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この日以降、この方に対面すると嫌悪感が湧き出てきて、引きつった顔しかできなくなった。
そしてこの方も、いつしかパタリと来なくなった。
特別な関係を求められても対応できない(上手にかわすことも含め)ので、わたしは「色恋営業」はしないようにしていた。
色恋営業=お客様に恋人関係を期待させてお店に通わせること
それなのに。あんな目にあうなんて![]()
相思相愛だと勘違いさせるような言動をしてしまったのかと何度も思い返したけれど思い当たらず…
食事に連れて行けば自分の望み通りにできると思ったのだろうか?
わたしが同僚や友人だったなら、同じことをしたのだろうか?
お店を愛人斡旋所のようなものだと思っていたのだろうか?
今振り返ってもモヤモヤ…
結局、欲望をぶつけても良い相手だと、ナメられてたってことなんだろう。
気に入って頂けてると思っていたお客様からこういう扱いを受けると、少なからず傷ついた。
心に小さな擦り傷をたくさん重ねた20代だったと思う。
自分から飛び込んだ世界だけどな![]()
「どんな仕事だろうと本人の自由でしょ」と思っていたのだけど、
実際やってみて、「夜の仕事はしない方がいい」という一般論も分かるようになった。
男性から見下され嫌な思いをする機会が、昼の生活より多いから。
家族や友人に積極的に勧めることはしない仕事ではある。
改めて考えてみると、夜のお店とは不思議な場所だ。
普通のバーで飲めば数千円で済むところが、数万円払って、ママや女の子と話すだけ。
それに価値を感じられない人もいるだろう。
(一度ガールズバーに行ったことがあるケチな倹約家の夫の感想は「お金がもったいない、二度と行かない」だそう。笑)
なぜママは、そんな不思議な夜の店『Bar まり子』を営んでいたのだろうか?
『OLホステスは見た!』第18話に続きます。
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