連続小話『OLホステスは見た!』第9話です。
気楽にお付き合いください![]()
容姿はNHKのアナウンサーっぽいと言われます。
民放アナウンサーでないのはなぜだろう
そんな私がOLをしていた20代半ばに迷い込んだ、夜の街でのお話です。
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↓前回のお話はこちら
ここから今日のお話。
はりきってお気に入りのワンピースを着たものの、赤面したOL![]()
いよいよお仕事のレクチャーを受ける。
ベテランのカオリさんは新人指導に慣れた様子で、ひと通りを教えてくれた。
お客様が入ってきたら「いらっしゃいませ」と声をかけ、鞄や上着をクロークへ。
お席についたらおしぼりを手渡す。
そのおしぼりはすぐ下げること。
そして新しいおしぼりを綺麗に畳み、お客様の右側にセットする。
カオリさんはここまでの作業がいつも異常に早かったので、「おしぼり名人」と心の中で呼んでいた。
↓こんな雰囲気のカオリさん
そして水割りやハイボールの作り方、2杯目を作るタイミング。
グラスの水滴はこまめに拭くこと。
おつまみの盛り付け。
お客様のタバコの火のつけ方。ライターは常に握っておくこと。
わたしはタバコを吸わないのでこれが苦手だった。タバコを吸わない方や、火は自分でつけたい派のお客様、ありがたし![]()
などなど。
夜の仕事に慣れてきたころ、お店での習慣のおかげ(?)で、日常生活で困ったこともあった。
近くの人がタバコ咥えた瞬間、「あ!しまった!ライター持ってない
」って焦ったり。
グラスの水滴をやたらマメに拭いてしまったり。
「いまは勤務中じゃないや
」と気づいては、ホっとしたものです。
わたしは今、自由だ!
グラスもびちょびちょでいいのだ!
元々周りが見えてない、鈍臭くてマイペースな私。
なぜホステスやってたのか不思議である
夫が面倒見が良い人で、ますますボケっとなってしまった今。
たぶんもうホステスは無理だろう。
タバコを咥える瞬間を逃さないとか、飲み物を良い感じのタイミングで補充するとか、そういう気遣いが出来る気がまったくしない。
むしろ誰かにすべてをやってほしい。
生きるって。
楽しいこともたくさんあるけれど。
基本メンドウなものだなあと思う。
だけど。
もしそのメンドウをすべて排除したら?
それはそれで、うまく生きていける気がしない。
人間とは、メンドウくさい生き物だ。
『OLホステスは見た!』第10話に続きます。
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