あいかわらず更新がされない本ブログですが、最近は週1のペースで上達の約束 のほうにコラムを投稿しているので、同じネタを使うわけにもいかないし・・・となかなかのジレンマでございました。


でも、たまーに人から「ブログ更新しないんですか?私の履歴書、けっこう好きです」と言われることがあったので、これはとりあえず現在まで追いつかせたいなぁ、という気持ちもありまして、約2年ぶりに更新再開したいと思います。(次回更新は未定)


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と、その前に例によって告知です。


6月17日(日)リアル版『上達の診療所』開催


◆日時
 6月17日(日)  11:15ー14:00 (昼食時間含む)

◆会場 新いずみ囲碁ジャパン神田(JR神田駅北口から徒歩1分)
http://www.izumiigo.jp/eigyo.html

◆定員 9名

◆対象
・『上達の診療所』を詳しく体験してみたい方
・自分の囲碁の課題と現状を知りたい方
・上達の停滞を感じている方

◆診療所スタッフ
・院長:村上深 

・内科:根本明(石の流れを診ます)
・外科:井桁健太(石の形を診ます)

◆料金  4,000円(席料・昼食費込み)

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振り返り兼ねて、過去記事をば

囲碁を覚える(私の履歴書1)

マグレの長野県代表(私の履歴書2)

マグレの全国大会(私の履歴書3)

棋譜並べをするけど、よくわからない。(私の履歴書4)

さらばじいちゃん(私の履歴書5)

「ヒカルの碁」にみる院生とは (私の履歴書外伝)

異変の予兆(私の履歴書6)


私の履歴書7回目です。

中2の頃。

実は、この頃の記憶があまりないのね。


■イマイチ身が入らない


中2になると、院生としてはBクラスあたりに定着。

しかし、一方でサボり癖も発揮していた。

放課後に学校で少し時間をつぶすとか、内弟子部屋にゲームボーイを導入するとか、まあかわいげがある程度ではあるものの囲碁の勉強一筋!というわけではけっしてなく。

プロ試験も本戦には出場できたが、けっこう負け越して終わる。


なぜ、このような状態になったのか大人になってから思い返してみたが、ひょっとすると囲碁界特有の社会性・・・いわゆる村社会的な・・・囲碁の実力と子どもの頃からの関係性がそのまま一生引き継がれることへの違和感を子どもながらに感じていたかもしれないと思った。


■暇つぶしは小説、ゲーム


内弟子部屋には漫画が数百冊とあったが、俺は活字が好きだったので「漫画よりも小説の方が1冊あたりにかかる時間が長いから、パフォーマンスが良いのでは?」と考えた。

この頃に大いにハマったのがライトノベル(ロードス島戦記とか風の大陸とか)とテーブルトークRPGで、グループSNEという会社のものが特にお気に入りだった。

おそらく、内弟子生活3年半で買った本は1,000冊を優に超えていた。古きライトノベルを俺に語らせれば長くなるが、本題から外れるのでやめておく!


■進路決定 高校進学をしないことに


学校の授業は一応聞いていたので成績はキープしていたが、中2の正月に親と話をして高校進学をしないことにした。

ゆっくりとではあるが院生での成績もあがってきており、もう少し力を蓄えれば入段が十分に狙えるとみたため。

この頃(1998年)は院生上位の人はほとんど高校にも進学せず囲碁の勉強だけに打ち込む、というのが当然とされていた時代であった。

覚悟を決めて、退路を断ったつもりだった。

その後、学校の授業をまともに聞くことはなくなり、みるみるうちに成績は落ちていった。



■女の子に間違われる


治勲先生と俺(右)、他の内弟子たちと


この頃、髪が耳までかかっていて男にしてはわりと長めだった。

ある夏の日、近くの図書館に行って本を借りようとすると、目をショボショボさせているおじいちゃんが急に大きな声を出した。


「えっ!君は男の子なの!?」


俺も驚いた。