【作例あり】 SONYのSELP1650を再評価。 | デカの日常
2025年04月11日(金) 02時00分39秒

【作例あり】 SONYのSELP1650を再評価。

テーマ:┗カメラ・レンズ・撮影など

3.5万円の実力を引き出す!

 

 

 

 

 

 

Apple Watchのスポーツバンドを、

全て集めた沼ブログへようこそ。

 

 

新色が発売される春と秋に、

レビュー記事を公開。

 

購入時の参考になる情報を発信しつつ、

コレクションの旅は続く・・・

 

 

SONYのα6400に同梱されていた、ズームレンズのSELP1650

※現在は販売終了。後継となるSELP16502が販売中。

 

この記事では、私が一度は嫌ったSELP1650を再評価した理由から、使いこなすためのコツ作例とともに紹介します!

 

 

 

 

 

避けていた理由

 

 

【沈胴式が嫌だった】

 

このレンズは電動でズーム操作ができるパワーズーム式で、細かい調整をするとレンズがガクガク動くのが苦手でしたw

 

さらにレンズは沈胴式のため、

電源を切ってカバンにしまうときに、レンズが収納されるまで待たされるのが嫌でした。

 

 

 

【漠然とした”写りの悪さ”】

 

今となっては恥ずかしいのですが、当時は、

 

・撮影に関する無知と経験不足

 

ISO上げ恐怖症

 

だったことに気付けず、漠然とした”写りの悪さ”をレンズのせいにしていました。

 

 

下の画像なんて室内でF16、ISO 1000、SS 1/80というおかしな設定。

(浜松駅にて)

 

レンズは違いますが、ほぼ同じ場所でも設定がF7.1、ISO 1600、SS 1/125であれば、

ここまで綺麗に撮れます。

 

一つめの沈胴式に関しても、長くても5秒程度でレンズは収納されるし、SEL1655Gのレンズの全長に比べればあまりに小さい問題だと思い直しました。

 

 

 

 

 

所有しているレンズ

 

まず所有しているズームレンズをおさらい。

 

SELP1650

(販売終了)

α6400のキットレンズの一つで、安い!軽い!が売りのレンズ。

 

SONYのページによるSELP1650の希望小売価格は44,000円。(後継のSELP16502は、ソニーオンラインストアで35,300円。)

 

 

SEL1655G

2023年に中古で114,980円で購入。

ズーム全域でF2.8が使えることと、Gレンズに憧れて購入。

ソニーオンラインストアでの定価は162,800円。

 

両者の価格と重量差は約4倍。レンズの全長は約3倍です。

 

他にも望遠レンズ70-350mm単焦点レンズ35mm55mmも持っています。

 

 

 

 

 

なぜ見直したのか

 

趣味のポートレート撮影会のために都内をはじめ、最近は日帰りで名古屋に行くことも増えました。

 

撮影会では明るく撮れる単焦点レンズを2つ使いたい。

そこに道中の撮影のためにSEL1655Gを持つと、総重量が1kgを超えるんですよね(^^;;

 

負担を減らすために、SEL1655GをSELP1650に置き換えたい!

 

 

そこでカメラ歴が3年半を超えた自分が、安価なレンズを使いこなせるのか、そしてSELP1650の実力を検証します!

 

 

 

 

 

カメラの設定

 

 

 

ISO

 100〜6400で固定。

 

個人的に6400を超えるとノイズが気になる。

 

 

・露出補正

 室内では+ 0.3〜0.7がおすすめ。

 

屋外で白飛びするときは± 0.0にして、F値かシャッタースピードで調整。

 

 

・F値

F5.6を基準にする。

 

その理由は、

 

  1. 広角でF3.5にすると解像度が低下し、周辺減光が目立つ。
  2. 焦点距離でF値が変動する(16mmではF3.5。50mmではF5.6。)のを防ぐ。
  3. 日向、日陰、室内の全てで、わりと露出補正がしやすい。
     

※検証時はなぜかF6.3に決めていましたが、記事では5.6としました。

 

 

・シャッタースピード

ブレにくい1/160を基準にする。

 

明るさを稼ぐときは1/80ぐらいまで下げます。

 

ちなみに手ブレしにくい最低値は、レンズの焦点距離数となります。

すなわちSELP1650においては、広角では1/15、望遠端では1/50まで耐えられると把握しておくといいでしょう。

 

 

※これらはあくまで基準となる設定です。状況によって最適な設定に調整します。

 

 

また上記に加え、

 

・測光モード:画面全体平均

・ホワイトバランス:オート(ホワイト優先)

 

に設定しています。

 

 

 

 

 

餃子を食べに、宇都宮へ。

 

それでは3月中旬に宇都宮で餃子を食べまくった様子から、作例をご紹介します。

 

ここでは比較はせず、あえてSELP1650で撮った写真のみ紹介します。

写りの良し悪しは皆さまの目でご判断ください。

 

 

南栗橋駅にて。

電車は放射線構図で捉えるのがお気に入りです。

24mm ISO 640 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

宇都宮で餃子を食べるなら、ドン・キホーテ地下の来らっせ(きらっせ)がコスパ最強!

16mm ISO 320 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

 

係の人が席まで案内してくれますが、そこからはセルフサービスのフードコート形式。

自分で各店舗のレジに行き注文をし、最後に座席のカウンター名(またはテーブル番号)を伝え、札を受け取り、自席に戻ると、商品は各店舗から運んできてくれます。

支払いは現金(と確かPayPay)のみなので注意。

 

 

最初に食べためんめんがバランス良くて好きでした。

16mm ISO 3200 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

温かい汁物も注文。

24mm ISO 2000 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

無名のタレが甘口で美味しかった!

24mm ISO 3200 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

 

お酢とコショウで食べるのは初めてでしたが、さっぱりして意外とイケましたね〜

24mm ISO 2500 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

メニュー表はこんな感じ。

16mm ISO 1250 + 0.7ev F6.3 1/160 s

 

お目当ての店舗がある方は、定休日に注意しましょう。

 

 

食後の運動に、宇都宮のドン・キホーテの目の前にある、二荒山神社へ。

16mm ISO 100 + 0.7ev F6.3 1/400 s

 

レンズが小型・軽量ゆえに、水平を意識したつもりでもズレやすく感じるのは私だけ?

 

 

 

境内では杉がほのかに香り、とても心地よかったです。

20mm ISO 100 ± 0.0ev F6.3 1/400 s

 

 

木の大きさを陰で捉えてみましたが、比較対象が写っていた方が、より大きさが伝わる写真になったかなと思いました。

22mm ISO 320 ± 0.0ev F10 1/500 s

 

 

 

 

※以下、鳥が苦手な方はご注意ください※

 

 

 

 

鳩の羽の質感もF5.6とF11では、後者の方がよりクッキリ写りますね。

ISO 250 ± 0.0ev F5.6 1/800 s

※トリミング済

 

50mm ISO 1250 ± 0.0ev F11 1/800 s

 

 

神社から徒歩3分ほどにある餃子通りには名店が軒を連ねていますが、平日の昼のピーク後でも行列ができていました。

35mm ISO 800 ± 0.0ev F11 1/250 s

 

電柱には立体的な餃子の模型がくっついていますw

26mm ISO 320 ± 0.0ev F11 1/1000 s

 

 

オリオン通りというアーケードで撮影した、コカ・コーラの机とイスは設定をミスりました・・・

20mm ISO 3200 ± 0.0ev F11 1/200 s

※レタッチ済

F6.3、シャッタースピードは1/80ぐらいで撮れたはず(^^;;

 

 

移設作業で倒れて破損したことで有名な、餃子像もしっかり見てきましたw

30mm ISO 160  +1.3ev F10 1/200 s

※レタッチ済

 

また密かに気になっていた宇都宮LRTにも乗車!

35mm ISO 250 + 1ev F6.3 1/160 s

※レタッチ済

沿線は学校や工業団地が多く、宇都宮駅以外は乗り合わせる鉄道などもありませんが、今後の発展が楽しみな路線です。

 

 

影を明るく撮ろうと露出を上げすぎて、少し白飛びしたのでレタッチで調整。

35mm ISO 400 + 2.0ev F11 1/200 s

※レタッチ済

 

 

LRTで往復し終えた頃には、宇都宮駅を夕日が照らしていました。

16mm ISO 160 + 0.7ev F10 1/200 s

※レタッチ済

 

 

早めの夕飯として宇都宮みんみんの餃子をセットで注文。

16mm ISO 1600 + 0.7ev F6.3 1/80 s

皮がしっかり焼かれているタイプでした。

 

 

最後は健太餃子に寄りました。

18mm ISO 1250 + 0.3ev F6.3 1/125 s

 

8種の食べ比べ(健太、スタミナ健太、お肉、ニラ、しそ、ニンニク、チーズ、えび)餃子と、ライス、そして佐野ラーメンも食べてお腹いっぱい!

30mm ISO 2500 + 0.3 ev F6.3 1/125 s

 

35mm ISO 1000 + 0.3 ev F6.3 1/50 s

 

餃子は皮のモチモチ感が良かったのですが、ニラやチーズの餃子はあまり好みではなかったです・・・

佐野ラーメンはさっぱりした醤油スープで、麺もトロトロのチャーシューも美味しかった!

 

 

まったり食べていたらあっという間に夜になり、若干焦りながら東武宇都宮駅に。

30mm ISO 1000 + 0.3ev F6.3 1/100 s

 

レモン牛乳の優しい味にホッとしながら帰路についたのでした。

16mm ISO 1250 + 0.3ev F4.5 1/80 s

※レタッチ済

 

どうしても開放になるほど、周辺減光で暗くなってしまいます。もっと露出補正をプラスにしてISOを上げれば良かったですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SELP1650の黄金値

 

SELP1650で十分な解像感を得るには、F11まで絞るのが理想。

こちらは焦点距離35mmで撮影したものですが、ピンに反射した光の形がF11ではよりくっきり写っています。

 

 

欠点を逆手にとるならば、広角でF値を開放にして周辺減光をあえて取り入れて、レトロな雰囲気も出せます。

16mm ISO 1600 + 0.7ev F3.5 1/100 s

 

 

またF5.6では解像度がやや劣るため、肌の質感を柔らかく仕上げられます。

ソフトフィルターほどの効果は得られませんが、ポートレートに活かしてみても良さそう。

 

3万円台のレンズにしては充分な写りであったと同時に、改めてこのレンズの特徴を知ることができて良かったです。

 

 

 

 

 

最後にクイズ

 

次の画像はSELP1650、SEL1655Gのどちらで撮ったでしょうか?

 

 

 

 

正解は・・・

 

 

 

 

静岡→SEL1655G

 

浜松→SELP1650

 

でした!

 

 

 

更新の励みになりますので、

いいね・コメントなど、

お気軽にどうぞ!

 

 

 

では♪(´ε` )

 

 

※アフィリエイトリンクをご利用いただきありがとうございます。

価格の変動により、ショッピングサイトの販売価格が、定価よりも高い場合があります。販売価格をお確かめの上、購入していただければ幸いですm(_ _)m