スポーツバンドのパッケージの進化を深掘り!
マイナーな変更までご紹介!
密かにスポーツバンドの箱が変化した2023年秋。
ここで改めてパッケージの変化について深掘りします!
↑空箱用の保管箱がふたつもありますw
超マニアックな内容になりますが、お付き合いいただけると嬉しいです(笑)
第1世代
初代Apple Watchが発売された2015年から、Series 4が発売される2018年9月まで採用されていたパッケージ。
パッケージの左上にはブランド名をはじめ、バンドの種類や色、
バックルに使われているステンレススチールの表記があり、対応するケースサイズはシールで貼られています。
当時のスポーツバンドやミラネーゼループは、316L Stainless Steelの表記がありましたが、
2016年の秋カラーから、316Lの表記は消えました。
裏面は多国語での説明や、
バンドの型番やJANコードなどが印刷されたシールが貼られています。
側面は無地です。
裏面の封を剥がし、
※画像はウーブンナイロンバンドの箱
二つ折りになった台紙を取り出します。
台紙のほかに保証に関する紙が入っていますが、当時は片面印刷なのが時代を感じるw
販売国が少なかったため?
台紙の文字は両面ともグレー。
台紙を開くと収納されたバンドを取り出すことができます。
上にはバンドの取り付け方法が図解されており、下部には長さ違いのバンドが入っています。
当時はバンドによってパッケージが異なり、レザーループやミラネーゼループなどの高価格帯のバンドは、紙製の外箱こそ同じでも、バンドはプラスチック製の収納ケースに入れられていました。
私は残念ながら当時のパッケージは持っていませんが、上のゴリミーさんの記事で確認できますので興味のある方はご覧ください。
細かなデザインの変化
2017年秋からは、展示に使うフック用のタブがついたと思いきや、
2018年秋のミッドナイトブルー(画像奥)にはタブがなかったりと、色によってまちまちでした。
(単にパッケージの過渡期だったのか、中古品に関しては意図的にタブが切り離されたのか、詳細は不明。)
2017年冬からは、台紙のブランドロゴが黒字になりました。
ただ裏面の文字色や、装着に関する説明文は変更ありません。
第2世代
2018年9月に発売されたSeries 4から、2023年9月のSeries 9発売まで、5年間も採用されていたパッケージ。
Apple Watchが普及し始めた時期も重なるため、「Apple Watchのバンドといえばこのパッケージ!」という方も多いのではないでしょうか?
これまで表面に印字されていた文字は一切なくなり、シンプルになりました。
そのため色の名前は左側面の封のシール部分に移動。
右側面は無地です。
裏面はあまり変化がなく、Apple Watchのブランドロゴや多国語での説明は印刷で、
バンドの型番や、JANコード、ケースサイズの表記もシールで貼られています。
封を兼ねている色名のシールは幅広になりましたが、
※画像はNikeスポーツバンド
二つ折りの台紙と保証に関する紙が入っている点は同じです。
バンドのパッケージングも同じですが、一部グレーだった文字は全てブラックに統一。
上にはバンドの取り付け方法が順序立てて図解されています。
細かなデザインの変化
2018→2019年の変化の一つに、外箱の対応ケースサイズのシールの位置と、
台紙内のバンドのサイズ表記のデザインは、シーズンごとに2018年は丸、2019年は楕円、
そして2020年は丸に戻りました。
また2020年からは文字盤の変更方法も印刷されるようになりました。
また2021年からプラスチック削減の取り組みから、ピンに貼られている保護シールが一部紙製に変更されました。
パッケージ変化の背景
さてバンドのパッケージ変更の背景には、Apple Watch本体のパッケージデザインの変更が関わっています。
というのもSeries 3までは、バンドが取り付けられた状態で出荷され、アルミモデルは長方形の箱に梱包されていました。
画像は初代アルミモデル。
余談ですがこの初代アルミモデル、初代watchOSのまま維持して、コレクションしておけばよかったと激しく後悔しています・・・(´・ω・`)←
そしてステンレスやEDITIONモデルは、ゴージャスな四角い箱に梱包されていました。
これがSeries 4からは、全モデルで長方形のデザインに統一。
製造面ではパッケージのムダを削減でき、ユーザーは購入時にバンドを選択でき、自由度が上がりました。
さて話を戻し、第1世代の箱と比較すると厚みや横幅の変化はありませんが、
箱がやや幅広になりました。
またフォントサイズが大きくなり、
一部でグレーが使われていた文字が全てブラックに統一され、視認性が向上しました。
そして簡素で抽象的だったバンドの取り付け方法も、
バンドの取り付け、手首への装着、バンドの取り外しまで全て紹介されるようになりました。
第2世代からは外箱の折り目に、切れ込みも入れられ、より折り曲げやすくなりました。
またプラスチック製ケースに入れられていた高価格帯のバンドも、
おそらくこのタイミングで全て紙パッケージに変更されました。
第3世代
最後は2023年9月に発売された、Series 9から採用されている現行パッケージ。
文字情報の位置もほぼ変わらないため、
一見すると第2世代と同じように見えます。
ただ購入時にバンドの長さ(S/M または M/L)を選択するようになったため、
左側面を見ると、対応するケースサイズとともに、バンドサイズも表記されています。
ついに密封シールが紙製になると同時に、大きくなって扱いやすくなりました。
そして角丸処理がされた蓋を開けると、バンドが収められた台紙と、保証に関する紙が取り出しやすいデザインになりました。
内側に印刷されたバンドの取付方法も若干変更が加えられています。
今回からワンサイズのみ同梱することに加え、バンドを外箱の印刷と同じように収納することで、
パッケージの長辺が短くなり、コンパクト化に貢献。
取り出し方法はソロループ系バンドのように、ベロを持ち上げるスタイルに変更。
そしてピンの裏側に貼られていた保護シールも廃止されました。
私はSeries 9を購入していないのですが、YouTuberのAppleが大好きなんだよ氏の開封動画を見ると、
Apple Watch本体のパッケージとともにコンパクトになったようです。
第2世代のパッケージと比較すると、奥行きはわずかに増えたものの、
横幅が圧倒的に短くなりました。
パッケージに印刷されている内容は、文字がやや小さく細くなり、
紙の質感が変わったためか、よりクッキリ見えます。
これまでのパッケージングであった、保証に関する紙と台紙を出し入れする難しさや、
台紙を開く工程もなくなりました。
Apple Watch本体の梱包のように、高級感を演出する路線から、よりシンプルかつ手間や資源の削減を考えられた合理的な仕様になりました。
個人的に最新のパッケージは大好きです!
ただ新パッケージは台紙が動き、箱がカタカタ鳴ります(笑)
パッケージの移り変わり
このようにパッケージの歴史を振り返ると、Apple Watch本体のパッケージの合理化にあわせて変化したことがわかりました。
また第1世代と第2世代以降での大きなポイントは、外箱の表面に印字されていた文字がなくなったこと。
これによりフックで展示したときに文字が縦になる違和感が解消され、展示の自由度が上がりました。
今年の秋はパッケージが変更されたため、思わず過去のパッケージを深掘りしてみました( ´ー`)
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