信者ビジネス 汎用性 | デブリマンXの行方

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いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

最近、信者ビジネスに興味を持ち(悪い意味ではなく)、自分なりに考察を記事でまとめようと思ったところ、ちょうど今読んでいる漫画「らーめん再遊記」の7巻で、自分の考察よりも深い内容が書かれていたのでその気が削がれてしまった。

 

 

もう少し考えが発展すれば、おそらくそれっぽいものが書けると思うのだが、まだまだ先になるだろう。

 

なので、今日は以下の記事を信者ビジネスと関連させて考察し、考えを深めていきたいと思う。

 

 

 

 

マルチ商法というのは所謂ねずみ講のこと。

上記のケースだと、入会費50万で1人新規会員を入会させると10万円の報酬が出る。

つまり、入会後に6人以上入会させれば利益になるという桁は大きいが小学生レベルの話。こういったねずみ講は、参加者として早めに参加し、頃合いを見て降りられた人が勝者になるので、実は勝つのがとても難しい。なぜ参加者として参加するのが勝者になるのかと言うと、実質の加害者ながら被害者のポジションにつけるからである。元締めはパクられるリスクがあるため、そのリスクには見合っていないと思う。まあ、というのは公明正大な小市民のわたしだから言えるのであって、マルチ商法業界なら箔が付いた程度の話で済むのかも知れない。

なんせ、本人に教祖としての素質があれば、悪名は無名に勝るからだ。

この手の犯罪者の魅力というのは流されやすい人には抗いがたい……というよりも、流されやすい人を見抜く洞察力に優れていると言った方が適切か。

 

さて、上に赤字で「教祖」と書いたが、こういったマルチ商法も、本質的には「宗教」と大差ないとわたしは考えている。そして、宗教というのはわたしたちの流されやすさを餌にして育つ……というよりも、わたしたちの中に、宗教的な何かを求めてしまう本能があるような気がする。

「わたしは違う」という方もいるかもしれないが、例えば世間で言うところの「推し活」も多分に宗教色を帯びている。そもそも、「アイドル」という言葉からして宗教的である。

加えて、「信者」と書いて「儲かる」という意味になるのも面白い。

こういった文字や言葉に触れると、昔の頭の良い人は本当に頭が良かったんだなと思わせてくれる。

 

ここまで書いたところで、以前も似たようなこと書いた気がしたので調べてみたら、だいたい似たようなことが書いてあった。

 

 

また、すでに死語というか、わたしは初めて知ったのだが、「オプザイル」という言葉もあったらしい。

 

 

「信者ビジネス」というのは、おそらく人間の本能に作用する程強力なものだと思う。

ただ、その本質について、わたしはまだまだ理解が浅い。

少し前に以下のような記事を書いたが、そういったマインドコントロールとも深いつながりがあるだろうと思う。

 

 

以前どこかで「全てのビジネスは詐欺」という言葉を眼にしたことがあったと思うのだが、今調べてもすぐには出てこなかった。わたしが幼い頃には「お金は汚い物」という価値観を辛うじて目にすることもあったが、今は「金が全て」と言わんばかり。もしかすると、インターネット普及以前の流行語か何かで、もう世間には存在しない言葉なのかもしれない(あるいは、わたしの記憶違い)。まあ、全てのビジネスが詐欺かは別として、全てのビジネスに詐欺的な要素が含まれていることは正しいと、わたしは思っている。その清濁併せ持つ世界に入る自信は全く無いので、わたしは自分で商売をすることはまず無理だろう。まして、マルチで稼ぐのは死んでも無理だ。