一人暮らしももう大して考えることがないくらいに軌道に乗ってきた。
自炊生活も概ね軌道に乗り、IHによる調理も大分慣れたと感じる。
そして今夜、ついに何を食べるか迷った時のテンプレートになり得る料理を開発した。
それはズバリ、そうめんである。
そうめんの優れている点を以下に述べる。
1.主食であること
一人暮らしで家に帰ってからお米を炊くほど自炊に拘る人は少ないだろうと思う。
まあ、主食を抜いたり酒と肴だけにするという手もあるが、この記事では取り扱わない。
2.安定して安価であること
おそらく、4束120円くらいで手に入るのではないだろうか?
価格の変動もそれほどない気がする。
3.調理が楽なこと
他の麺類は多少ゆで時間を気にする必要があるが、そうめんはほぐすだけで良いのでタイマーすらいらない。また、大抵の食材に合わせることができる。
4.よく伸びること
これが、わたしがそうめんを推す最大の長所である。
調理中と食べている間に、スープを吸って麺がどんどん伸びるのである。
そのため、食べるのに時間が掛かり、食後の満腹感を得やすい。
一人暮らしで食費を抑えるのであれば、満腹感の管理は大切である。
小腹が空いてスナック菓子など開ければ、それだけで夕食の単価+100円近くなる。
食費を抑えるのであれば、そういったことも意識する必要があるだろう。
ただ、そうめんだけでは腹持ちが優れているとは言えないので、油を上手に使う必要がある。
油ならなんでも良いが、健康に気を遣うなら質の良いものが好まれるだろう。
脂身の多い肉を利用するのもありである。
サンプルレシピは以下の通り。
【一人暮らしそうめん(1人前)】
<調理器具>
●スキレット
<食材>
●そうめん(1束)
●卵(1つ)
●にんにく(適量)
●中華スープの素(適量)
●野菜(適当)
●動物性の食材(肉・魚肉・その他)
●油(お好みのもの)
<作り方>
1.スキレットの半分くらいまで水をはり、動物性の食材を入れて強火に掛ける。沸騰したら弱火にする。
2.にんにく⇒野菜⇒そうめん、の順にスキレットに入れていく。そうめんを茹でるにはスペースが必要なので、場合によっては野菜より先に投入する。
3.そうめんが水を吸ってしまうので、適当に加水する。(ぐつぐつ煮えているとわかりにくいが、見た目より水は減っている。)
4.中華スープの素⇒卵⇒油、の順に入れ、卵を溶いて固まったら完成。
※油はエクストラバージンオリーブオイルやラー油やごま油なら加熱を気にしなくて良いが、安物を利用するのであればその扱いは考えたい。
この料理は、
主食の「そうめん」、
栄養価の「卵」、
スタミナの「にんにく」、
割と万能な「中華スープの素」、
腹持ちの「油」、
が基本骨子で、あとはスーパーなどで安売りしていた肉と野菜を適当に入れれば完成するというのが最大の利点である。肉はなくとも、もやしや豆苗を入れればそれっぽくはなる。
また、スープが見えなくなるくらい豆苗を入れ、その中央に卵を落とすと、なかなか映える。
1食の費用は計算していないが、おそらく200円程度でそれなりの量と栄養を確保していると思う。より費用を削減するなら、動物性の食材をなくせば150円を下回れるだろう。