教養としてのプログラミング的思考 感想 | デブリマンXの行方

デブリマンXの行方

いつか見えない社会問題になると信じている自分のような存在について、自分自身の人生経験や考えたこと、調べたことをまとめ、その存在を具体的にまとめることを目的とする。

 

何となくプログラミングについて学べそうだなと思って購入した。

内容としては、プログラミングについて本当に何も知らない人がその構造の基礎を学べる本。

読者が何も知らないこと前提に必要最低限の情報だけ与えてくれるため、参考書のように混乱しなくて済む点で非常に優れている。

 

しかし、ある程度この方面に知識を持っている人からすれば、もはや無意識レベルで行っていることかもしれず、「こんな当たり前のこと」で済まされてしまうかもしれない。とは言え、世の中にはこの本のように、物事を分解して捉えることが非常に困難な人が多いことをわたしは現場の経験から知っている。この本は、そういった人達にプログラミングに必要な論理的な考え方を伝えるのに適していると感じた。

 

プログラムは、努力と根性では動かない。

そう考えただけでも、日本のIT化が遅れた理由は説明つくのでは?と思ってしまう。

……まあ、人の幸福とITとは、必ずしも結びつくものでもないのだろうが。