Deborah_and_Michael のブログ-なつお


こんにちは~☆ なつです。今日は、変化についてです。 ('-^*)/


第一次変化の側から、すなわち、システムの内側から見ると、第二次変化は、予想外で突然に、非論理的な性質を帯びて、我々の前に現れるように見えます。なぜなら、第二次変化は、システムの外部から導入されるものであるからです。


システムの内側から見ると、第二次変化は、あまり身近なものでなくて、理解に苦しいものです。それは人を困惑させます。しかし、システムの外側から見ると、第二次変化は、システムを支配している諸前提を変えるものに他なりません。



P.Watzlawick/J.H.Weakland/R.Fisch

Change

Principles of Problem Formation and Problem Resolution

1974 by W.W.Norton & Company, Inc



この本によると、変化は、2種類あるといいます。ひとつは、第一次変化であり、システム内部の変化で、システム自体は不変である変化であり、もうひとつは、第二次変化であり、システム自体の変化です。



不変性を守ろうとするのが、伝統であり、変化をもたらすのが、革命であるといわれます。どちらも、時代に、求められます。冷静な観察と、分析が必要とされそうです。('-'*)(,_,*)('-'*)(,_,*)

今回も、システムの特性について、書いていきたいと思います。


その前に、私は、一般生物体システム理論について書いていますが、実は、生物体システムが存在しているという前提で、理論という、抽象的システムの展開をさせていただいているのを、ご了承ください。私は、私という人間の、具体的なシステムを記述することなく、理論だけを、ただ、つらつらと、書き並べさせていただいているのです。


その背景には、残念ながら、私は、神経や脳細胞といった、生体内の器官や、細胞についてふれられるほど、まだ研究が進んでいないことが、挙げられます。ですが、生体システムのひとつである、私という人間を構成している要素の、ごく一部のシステムが、この一般生物体システム理論であるのは、確かなのです。


そのような前提を、元に、システムの特性について、(一緒に)考えさせていただきます。

システム概念のひとつに、クローズド・システムと、オープン・システムという特性が挙げられます。クローズド・システムは、他のシステムとの関係を持たなくて、他から影響を受けないシステムを指し、一方、オープン・システムは、他のシステムと関係や交流を持ちながら、相互に影響しあうシステムを指します。


生物体システムは、実は、オープン・システムなのです。ですが、私は、自分自身を、クローズド・システムのように、扱ってしまった経験があります。私は、ひとりぼっちであるような感覚や、ひとりぼっちで、家にいるような感覚を持つことが、その具体的な例です。誰とも関係を持たずに、誰の影響も受けていない、と、そのとき、本人は、そう思っているのですが、いえ、むしろ、家とは、家族との交流の場であり、土地ごとに地域の名前の違いはあるものの、この土地に住んでいるのは、私ひとりだけであるはずが、ありません。


そのような心のバリアについて、もう少し、考えてみようと、思います。

サティアは、心の傷を癒すためには、傷の痛みを感じている「今、ここで」の心の要求が、満たされることの必要性を訴えて、カウンセリングに応用していたと、考えられます。


ドン・ジャクソンや、ジェイ・ヘイリーが、家族療法における成果を、システムの変化にある、と、述べていたのに対して、サティアは、人間の成長と発展につながらなければ、意味のある変化とは言えないと、考えていました。


サティアは、感情を取り扱っていました。怒り、悲しみ、そのような負の感情がわきあがるときには、どうしたらよいのか、問い続けていました。そして、感情には、禁止されていたり、否定されていたりするものはなく、大切なのは、その感情を、どう表現するかということで、感情それ自体を、肯定しながら、けれど、それを破壊的な方法で表す権利は、誰も与えられてはいないのだと、主張します。


話は途切れますが、実は、マーストリヒト大学で借りていた『Conjoint family therapy』ですが、アマゾンUKで、購入しました。まだ、本は、届いていませんが、もうすぐ、届くと思います。

そこで、私は、技法とまでは、できませんが、この本を参考にしながら、いくつかの思考法について、触れたいと思っています。それは、心理学でよく知られていると、思います。

最後になりましたが、私も、サティアのような、システム論者をめざして、頑張ります。どうも、ありがとうございました。o(_ _*)o