前回に引き続きまして、口論の原因である、ミス・コミュニケーションについて、考えていきます。

今回は、感情、思考、理解力を、決めてかかるようなワードの使用についてです。


Why didn't teach children to do the right thing.” ← 発言者にとっての、right のようです。


Yah, I already know about that.” ← 自分は、完璧な理解力を持っている、という意味が、こめられています。


That's the way he is.” ← 彼は、変化しないだろう、と、誤った理解をしています。


では、これらの理解に対して、私たちは、どのような返答をすればよいのでしょうか?


意見に賛同するけれど、自信がないときは、

That certainly is the right way.” なのかもしれません。


また、意見に反対することで、相手も、自分も、刺激したいときは、

No, that isn't the right way. This is the right way.” なのかもしれません。


ところが、機能的なコミュニケーターは、賛同も、反対もしなくて、加えて、次のように問いかけます。

What do you mean when you say that is the right way?”


このように問いかけることで、メッセージをより明白に、適格にするのです。

次回も、引き続き、サティアの臨床概念、特に、meaning of wordsについて、追究していきます。(〃∇〃)

Deborah_and_Michael のブログ-なつお

こんにちは~☆ なつです。 今日は、生命科学についてです。 (^-^)/


グルコース、ニコチン、カフェインなどは、集中力を増す効果があるとされています。甘いものを食べると、疲れがとれ、元気になるのは、グルコースのおかげです。タバコを吸うと、スッと頭が働くのは、ニコチンのせいです。コーヒーに含まれているカフェインにも、集中力を増す効果があります。

ただし、それらの物質には、副作用が出現する可能性があり、知的機能を変化させる目的での使用でも、あくまでも対処療法でしかありません。


『文系のための生命科学』

東京大学生命科学教科書編集委員会…編

2008年 羊土社


今日、私たち人間のすべてが脳によって支配され、脳機能の解明こそ、私たち人間のことを知る近道であることが、指摘されていますが、タバコには、発がん物質とされる化学物質が、実験的に確認されているものだけでも、60種類以上あり、そのうち、少なくとも15種類は、ヒトでの発がんが、実際に確かめられています。


大脳皮質で行われている私たちの精神機能ですが、物質と、記憶力を悪くすることによって、マインドコントロールができてしまうのです。人間の原点である、生命科学について、さらに、考えを深めていきたいと思います。

今回は、口論についてです。よく、小母様方が、「これは、こうなのよ!」「違うわよ、こうなのよ!」と、あーでもない、こーでもないと、井戸端会議をしておられますが、そんな光景と出会うたびに、本当に、女性は賢くて、しっかりしていると、思ってしまいます。


…と、なにげない会話から、はじまりましたが、この2行の文には、私の視点(ものごとを見る角度)に加えて、私の、meaning of words が、含まれています。


問題は、「女性は賢くて、しっかりしている」という部分です。ここには、賢いという評価がくだされていますが、具体的な数値化がなされていません。また、賢いという言葉の使い方が、私と、他の人とでは、異なる可能性があります。


賢いという言葉自体が、不明瞭であり、適格に使用されているかどうか、わからないのです。


そして、「女性は賢くて、しっかりしている」というのは、私が遭遇したすべての例がそうだった、と、言っているように聞こえますが、ところが、実際には、今さっき、頭に浮かんだ、一例にすぎません。


このような、ミス・コミュニケーションを改善していくためには、どのようなことを、明白にすればよいのか、はじめに、混同されやすい4つのワード、whowhatwherewhen について考えます。


All women are wise.” ← who(誰が)、賢いのでしょうか?


Nothing is easy.” ← what(何が)、容易ではないのでしょうか?


There is nowhere to go.”← where(どこに)、行けないのでしょうか?


Never have I heard of such a thing.”← when(いつ)、それを、聞いたことがないのでしょうか?


このように、さらに質問をすることで、その人にとっての、現実が、さらにわかりやすく、言葉自体も、明瞭になっていきます。

サティアの臨床では、このように、コミュニケーションの促進がなされていました。ヾ(@°▽°@)ノ