今回は、口論についてです。よく、小母様方が、「これは、こうなのよ!」「違うわよ、こうなのよ!」と、あーでもない、こーでもないと、井戸端会議をしておられますが、そんな光景と出会うたびに、本当に、女性は賢くて、しっかりしていると、思ってしまいます。
…と、なにげない会話から、はじまりましたが、この2行の文には、私の視点(ものごとを見る角度)に加えて、私の、meaning of words が、含まれています。
問題は、「女性は賢くて、しっかりしている」という部分です。ここには、賢いという評価がくだされていますが、具体的な数値化がなされていません。また、賢いという言葉の使い方が、私と、他の人とでは、異なる可能性があります。
賢いという言葉自体が、不明瞭であり、適格に使用されているかどうか、わからないのです。
そして、「女性は賢くて、しっかりしている」というのは、私が遭遇したすべての例がそうだった、と、言っているように聞こえますが、ところが、実際には、今さっき、頭に浮かんだ、一例にすぎません。
このような、ミス・コミュニケーションを改善していくためには、どのようなことを、明白にすればよいのか、はじめに、混同されやすい4つのワード、who、what、where、when について考えます。
“All women are wise.” ← who(誰が)、賢いのでしょうか?
“Nothing is easy.” ← what(何が)、容易ではないのでしょうか?
“There is nowhere to go.”← where(どこに)、行けないのでしょうか?
“Never have I heard of such a thing.”← when(いつ)、それを、聞いたことがないのでしょうか?
このように、さらに質問をすることで、その人にとっての、現実が、さらにわかりやすく、言葉自体も、明瞭になっていきます。
サティアの臨床では、このように、コミュニケーションの促進がなされていました。ヾ(@°▽°@)ノ