ミシンさんありがとう記念・ドール衣裳編。
ウェディングドレス。
生涯着ることはありませんでしたが。
2007年作。
セシル・ザ・スカーフェイスを迎えたは良いが、
我が家へやってきてくれたこの子、なんだかかわいらしいな、と。
たまたまディーラーさんショップで入手した白いワンピースを着せてみたら、まあ、大変よくお似合いで。
褐色肌であったこともあり、白色がよく映えて、
白、ならばウェディングドレス(←単純)、着ていただこうか、となり。
◆
白生地。
扱いにとっても気を遣うので、できれば触れたくないと漠然と頭の片隅にありましたが、
心底痛感したのはコレを制作した時です。
ウェディングサテンという生地を使用、
サテン生地はピリングも物凄く怖いので、基本、布手袋着用でした。
テーマは、
・シルエットはやっぱりバッスル!
・縫目を極力出さないこと。
・とにかく正バイアス。
縫目を出さない、で悩んだのは裾でしたが、
ヒートカッターで裁ち放し、に落ち着きました。
生地に適度な厚みがあり、落ち感がふんわりしていたお蔭です。
使用した総ての生地の裁ち面はヒートカッターで処理した記憶ですが、
白生地なので焦げ目、溶け跡が残らぬ様、
それから総て正バイアス裁ちなので、面が崩れぬ様、裁ったら早急に処理せねばならない、等、
手間と時間がかかりましたが。
デザインについてはバッスル最優先ですが、
ドール衣裳という事で、
着せつけ方についても考慮しながら(なるべくヘッドは外さないままで着せられる様に、とか)、
このデザインになりました。
◆
簡単なデザイン画を起こした後、
シルエット確認のピンワーク。
隻眼も上手く使おうとしている。
一旦ドレスが出来上がって、髪型やヘッドドレス調整に取り掛かる。
ヘッドドレスがあり合わせすぎる。
チョーカーは、
私がウェディングドレスを制作するということで、something blueを頂きまして。
ヘッドドレスとブーケは、ハンドメイドの布花です。
ドールにはココの布花が好い!
と決めておりましたが、この布花のショップもハンドメイドなので、常に品揃えが一定している訳ではないので、
そのうち通報か出禁になるんじゃないかくらいに通ってチェックしておりまして。
名古屋時代は自転車10分走らせればこういうショップがたくさんあり、
こういう素材が手に入る。
良い環境で生まれ育ったと思います。