解析ソフトのモデリングには、入力ファイルを作るやり方と、

CADをいじるように作るやり方がある。(すべてのソフトではないと思うけど


今まで、入力ファイルの作成によってのモデリングを試みてたけど、

結局できるものは同じだし、

ソフト独特の言語を覚えてもそれほど役に立つわけでもないので、

ビジュアル化されたディスプレイで操作できる方法に切り替えてみようと思って、

今日は、それのチュートリアルをやってみた。


とりあえず、abaqusというソフトではコレをCAEとよんでいて、

コレは、後々手を加える時などに不便ということだったので、手をつけてなかったのですが、

自分自身で、両方でやってみてから決めようかと。


とは言っても時間は限られていて。


実験のお手伝いがかなり入っていて、

なかなか解析の勉強が進まなく、

不安要素はたまっていく一方。

柱梁接合部実験の載荷を行った。

載荷方法にも色々種類があるようで、

今回は、徐々に層間変形角を大きくする。


あくまで、「徐々に」行うため、迫力がないといどころか、

変形してる様子がわからない。

気づいたら変形してたという感じ。


柱の両側に伸びた梁の先端に、油圧ジャッキが取り付けられていて

それにより地震時の変形状況を作り出す。



詳しいことは分からないけど、

このような形で、実験が進められ、

僕らが普段使ってる規準の元もこのような過程を通して作られていくのだな、

と感じています。

全部で4体あるうちの1体の載荷が終わり、

現在、2体目の準備を手伝っている。


今回、初めて歪ゲージの結線というものをやらせていただいた。

これは、試験体に貼り付けた歪ゲージの線を、

データを取るための機械に接続する作業。


ゲージの線は、100か200本ほどある。

しかも、その1本の線から3本の線が出てるため、

それをそれぞれ接続させなくてはならない。


ただし、比較的新しい型の機械は、簡単に接続できるような仕組みになっている。

問題は、旧型の機械。


なかなか線が入らない。

僕のストレスは頂点に達し、奇怪な声を発していた。。。

昨日、今日と、ゲージを貼る作業が続きました。

単に「貼る」とは言っても、

つけるところをやすって、印をつけるためにけがいて、

アルコール系で磨いて、

接着剤をつけて、

1分程度おさえっ放しで、

やっと1つ貼り終えるという、作業。


コレを1人あたり数十個。


その後、歪ゲージのケーブルをまとめて、

計測する機械に結線。



かなり時間がかかった作業でした。


今日は午後から実験のお手伝い。


大学の実験棟には、実験をするための、鋼材でできたフレームがあるのですが、

既に、そのフレームに試験体が取り付けられていて、

測定に必要な準備を手伝うことに。


小さなアングルや、Cチャンを使って、

変位計を取り付けるためのさらに小さなフレームをつくる。


加力するための装置、オイルジャッキの先端と、

試験体の梁の加力点が、PC鋼棒とボルトでつなげられてたのですが

その2つの間が開いていたので、

つまり、2つの距離が離れる方向にしか加力できないのかと思ったら、


最終的にこの2者はボルトを締めることにより、ぴったり接続されるそうで、

圧縮も引っ張りも可能になるとのこと。

(実験をやってる人にとっては、ごく当たり前のことですが)


実験をやるにしても、その設計だったり、

施工過程だったりも考えなくてはならないということは認識していたにもかかわらず、

実際に手伝ってみて、

実験の規模が多少大きいということもあるのでしょうが、

そのタスクの多さに、これらを管理する難易度の高さを実感した1日でした。