☆おめでとう89歳☆
3月20日はご利用者様Kさんの89歳の誕生日でした
先月に続き愛結での誕生日は今回が2回目です
前回はご主人がスタッフと一緒に初めてのケーキ作りでしたが、今回は奥さんがスタッフと一緒に
朝お迎えの時、Kさんのために一緒に誕生日ケーキを作ることを「できるろうかねぇ」と楽しみにしてくださっていたTさん
最近認知症の進行が著しくみられていますが、できることはやってもらう方針でチャレンジ
スタッフの手伝いが多い中クリームぬることができましたが・・・
「もうせん!!見よるきしなさいや!!」とTさん
はやくも拒否
あんなにやる気があっても気持ちが変わるのが認知症
「はやからやめる??」と笑いながらスタッフに言われても気持ちはかわりません
作成者Tさんから見学者Tさんに早変わり
すべてのことに参加、チャレンジできれば何よりですが、無理強いなく通所することに拒否がないように個々のペースですごしていただくこと
今日は少しでも参加できたので大満足です
TさんはKさんに「おいしいろ??」と話しながら完食です
おいしくみんなで食べました
☆新たな課題☆
今日は3月末退院予定という方がご家族・ケアマネさんと一緒に愛結を見学にこられていました。
不慮の事故の後遺症として軽度右片麻痺が残ったという65歳の男性Kさんでした。
通所される平均年齢層よりはるかに若い!!
そのため「僕はまだこういう場所を利用する年齢ではない。」
本音はそうだろうなぁとうなずきながら聞きました
Kさんは高知県で1人暮らし。
ご家族は皆大阪で生活。
今まで不自由なく生活していた中の不慮の事故。
事故から起こった、右肩麻痺+若年性認知症。
自宅で毎日1人で生活していくことの難しさ、今までと違う身体での生活状態、本人が自宅で生活することを望むその気持ちを尊重すること、ご家族が遠方で生活しているため援助が少なくなるというご家族の不安。
若年性認知症の自覚症状が全くなく、片麻痺があっても自分自身で日常生活が今まで通りできるから問題がない!!というKさん。
年齢に関係なく、楽しく通所できる場所が愛結である
そういっていただける場所になるように今後ケアしていかなければならないと新たな課題をいただきました
ご家族のたくさんの本音を聞くことが出来ました
今回自宅復帰を強く望むKさんとその気持ちを尊重したいというご家族の想いをすばらしいことだと感じました
例えば、自分で買い物もしたい、歩きたいという本人の気持ちがあるけれど、危険である、時間がかかるという様々な意見からご家族や他者が対応という場合が多いのではないでしょうか??
簡単にできるようでなかなかできない、本人の気持ちを尊重すること。
通所する時間にお買い物予定を入れること
通所している時間にスタッフ・他者と一緒に昼食の準備、洗濯や畑作業をすること
強制的に何かの作業をするのではなく、自宅で生活するためのリハビリを兼ねたケアを提供すること
愛結としてKさんとご家族が安心して通所・生活できるように援助できる精一杯のケアを説明させていただきました
高齢者だけがデイサービスを利用するという固定概念が多くの方にあるのではないかと今回依頼をうけ改めて感じました。
実際は65歳~という年齢で様々な理由で後遺症がある方がたくさんいて、通所の必要がある方がいるのではないでしょうか??
病気になると人は心が弱くなりがち
スタッフや他者と他愛もない話をしながら週1回でも人と接することで閉鎖的になりがちの心を少しずつ明るくしていくこと、笑顔を増やすことはケアする中で可能であるかと思います