X(旧Twitter)に投稿した、書籍『NATO(北大西洋条約機構)を知るための71章』の自己感想の転載です。

 

5)
欧州に配備していた🇺🇸の核兵器数が最盛期で7000発。
その時期のソ連の核弾頭所有数は両手で数えるほどしかなかったそうで...
いったいどちらが「脅威」なんだか、である。
キューバ危機がトルコに配備した🇺🇸のミサイルに対して...というよりこの7000発に対して、だとすると抑制的な反応にも思える。

 

6)
ちなみにノンフィクション書籍『CIA秘録』に出てくる実お間抜けが会話が↓。
カストロの暗殺計画やら何やらでひたすらアグレッシブかつ過激な目的遂行を深い計算なしに命令していたのではなかろうか、と邪推してしまうほどJFKの反応↓は痛い😔

 

7)
(5)で言及した「抑制的反応」と思う理由は実は他にもあって、冷戦時代のソ連が世界で最初に「迎撃兵器」を完成させたこともそのひとつ。
で、これに対して「迎撃=自衛をするな」とソ連に対して無茶を言っていた当時の🇺🇸...

 

 

8)
かつてのワルシャワ条約機構との対立構造だったNATOが、冷戦終結後拡大の一途を辿ったことは、どの国がどうこう以前に「一つの勢力が拡大肥大していくことの恒常的リスク」という、普遍性がある概念論からまず考えないといけないようにも思う🤔
これ↓見るとNATOのほうが脅威に見えるもの私には🤔

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<3>に続きます。(予定)

 

 

X(旧Twitter)に投稿した、1980年代の米国ドラマ『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』シーズン4もとい『新エアーウルフ復讐編(原題:Airwolf Season 4)』の自己感想の転載です。

 

33)
エピソード7「DEATH TRAIN」、また「KGBガー」「ロシアガー」ネタがちょいと織り込まれている。ルソフォビアひどいなあ。ドラマとしてあくまでフィクションでも...というか、我々人間は実はフィクションやナラティブにこそ意外と左右されやすい生き物なので、影響受けてる人いまも多数いるなあと

 

7-2)
ロックと(ゲストキャラの)ノボコフは過去にテルアビブの訓練基地破壊作戦に携わった仲だった。二人は、それを巡って激しい遺恨をぶつけ合う...というのがこの回の筋書きのひとつだが、お互いにそういう調子で相手のせいにしてるから遺憾が残ったんだべや、という呆れしか観ていて出てこない😑

 

7-3)
シーズン3までに出てきた「核弾頭盗まれた」エピソードといい、この回の毒ガス兵器輸送といい、大人になってから改めて見直すと「迂闊すぎるぞCompany(劇中のCIA)!」としか思えない😑
(いやまあ現実のCIAも調べるとかなりポンコツなんだけど)

 

7-4)
シーズン4再視聴で気になるのが、やたらと登場人物同士が喧嘩・衝突すること。そういう展開は確かに作劇しやすいのだろうけど、にしてもS4は多すぎない?という感想。S3までに垣間見えてた「大人同士の人間関係」というのがどこかへすっ飛んでしまった作劇が続いてる気がする。

 

7-5) 通常、脚本はプロデューサーのOKがないと通らないはずなので、S4ではプロデューサーがベリサリオでなくなったことがやはり大きく響いているのではないかと推察する。

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<29>に続きます。(予定)