ひょんなことから畑を借りることになってしまいました。

もう少し正確に言うと、「ひょんなことから」というよりは、「結局借りることに至ってしまった」まで若干伏線めいたものがあるのですけれどもね。

 

話は現在ベランダ菜園をしているダーチャ部屋(某マンション)の賃貸契約をした日(昨年2月下旬)にさかのぼります。

賃貸契約を交わしたその当日に、契約した部屋の家主夫さんが趣味で家庭菜園をしていることが判明。

「実はうちもワンルームマンション室内でマイクロ菜園やっているんですよ」的なことをついついカミングアウトしてしまい、家主夫さんは「興味があったらうちの畑を見に来てください」とおっしゃられまして......。

 

んでもって、この時点ですでに「興味があったら場所使っていいですよ」的なお言葉が彼の口から出ていたのを記憶している次第。

 

そこからも、ごくごくたま〜に「いまこれ作ってます」とか「今度この苗持っていきますね」とか趣味菜園作業を通したささやかな交流が家主夫さんとあったわけです。頻度にすると3ヶ月に1回くらいでしたでしょうか。

 

昨夏の猛暑の折、真夏の水やりが大変だというやりとりをチャットアプリで交わしていた際も、家主夫さんのほうから「10メートルくらいなら使ってもらっていいですよ、畑」と相方ヒゲ氏にお誘いの言葉がかかっておりました。

(;^ω^)

その時点ではヒゲ氏も「有事になったら」的な返信を返していたのですが......。

 

先月の4月25日に、すでに「進呈します」と約束していたミニトマトの苗を家主夫さんが受け取りに来た際に、”ただの見学”というつもりで「そういえば一度畑を見せてもらってもよいですか?」とヒゲ氏と一緒に訊いてみました。

少なくとも二回も誘ってきただけあって、二つ返事で畑の見学話がまとまりましたが、見学の約束をした当日(5月5日)に教えてもらった場所に行ってみると......

 

 

すでに我々二名のために管理機で耕運作業の真っ最中。

ひえええええ見学だけのつもりだったのに!(汗)

”見学だけ”と先に明確にお伝えしておくべきでした。

 

せっかく草取りと耕運までやっていただいた以上、これはやらないわけにはいかない展開。

借りるのは無料だし、好きにやってよいそうなので、じゃあもうやっちゃうしかないかこれは、と諦める(?)ヒゲ氏と私。

自転車でさほど無理をせずに行ける距離のところにありますから、せっかくのご縁ですし挑戦してみようと思います。

広さにして2坪ほどでしょうか。このくらいの広さの土壌で栽培活動をするのは小学生の頃以来ですねえ。

 

で。

 

「おれ土壌(栽培)は全然わかんないから指示してよ」と言うもっぱら水耕もとい液肥栽培担当のヒゲ氏に対し「じゃあその辺の刈り草を全部土の上にざっくり敷いちゃってよ」と指示する私。

(↓撮影日時:2025年5月5日午前10時10分)

土壌の過乾燥を防ぎたいのと、草マルチ状態にさしあたってはしておきたかったためです。

 

で、おおよそざっくり敷いたあとはこんな感じ↓に。

(↓撮影日時:2025年5月5日午前10時53分)

翌日から雨が1週間弱ほど断続的に降るような天気予報だったため、せっかく雨で湿る土壌を過乾燥させない効果をこの草マルチに期待しつつ、まずは緑肥のつもりで”ひまわりとトウモロコシの種”を適当にばらまきに後で来よう......「1週間後に来まーす」と周囲の皆さんに言い残し。

 

しかし、降雨のあいだに晴れ間が2日ほど出る状態になり、その晴れ間のあとはふたたび3日ほど断続的に雨が降る...という天気予報を見て、

「晴れ間に種を蒔いておけば、雨でいい具合に発芽を助長するんではなかろうか。それだと水やりに苦労しなくていいはずでは」

と考え直し、初回から1週間後の予定のはずが3日後に畑に出向くことにいたしました。

 

水やりは翌日以降の降雨に期待しつつ、この日の作業は「種をばらまいて上から踏みつける」だけ。

我々に用意してくれた約2坪の圃場の中央地帯にヒゲ氏がトウモロコシを播種し、敷き草の上から足で踏んづけます。

(↓撮影日時:2025年5月8日13時18分)

トウモロコシが播種された以外の全体に私がひまわりを雑にばらまいて、これまた上から靴で踏みつけます。

 

ひまわりの種は昨夏にベランダで育てた花から採種したものです。

これは中身がスカスカそうな種もけっこう混じっていると思うので、ばらまいたうちの何割がちゃんと発芽してくれるのかはまったくもって未明ですが、発芽しなかった種やその殻とて分解されて土に還るのですから問題ないということで。

 

他にも、余っていたニラの種をひとつまみ分だったり、「新たに1袋国華園で申し込んじゃったから使い切っちゃっていいや」的にナスタチウムの残り種を圃場の端っこに蒔いたりいたしました。

(↓は私の指令によりナスタチウムの種を埋めてるヒゲ氏)

(↓撮影日時:2025年5月8日13時37分)

これで作業をひと段落し、翌日からの降雨で蒔いた種の休眠打破を期待したいところですが、「ローズマリー植えたい」とヒゲ氏が言い出すので、このあとスーパーに買い物に行くついでにホームセンターに立ち寄ってローズマリーと赤唐辛子の苗を一株ずつ購入いたしました。

 

次回畑に行った際に植えつけたいと思います。

 

昨年「ローズマリーの苗が欲しい」と言い出したのもヒゲ氏だったよねそういえば。

今度は地植えですから、ベランダで育ててるより大きくなりそうな予感がちょっといたしますよローズマリー。

クリスマス時期までにいい感じのミニツリーになってますように(なんでやねんw)。

 

 

 

 

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