こんにちは、デイヴです![]()
ご訪問ありがとうございます<(_ _)>
2020年3月半ばに脳出血を発症。
左片麻痺の後遺症があるも、リハビリに勤しみながら
五体満足の身体に戻すべく奮闘中💪
日々の暮らしの中で起きた小さな出来事や
半年間の入院中のエピソード、
自分の歩んできた半生、
好きな鉄道ネタを気ままに綴っています![]()
よろしくお願いします![]()
画像はネットからお借りしていますm(__)m
複層階の建物で欠かせない装置がエスカレーター。
左片麻痺のわが身にとっては
欠かせない設備です。
重宝させてもらっています。
なかんずく下りのエスカレーターで、
今思い返すと
プッと吹き出してしまう思い出があります。
あれは、幼稚園に入る前のことだったかと。
おばあちゃんっ子だった僕は、
母方の祖母に連れられて、
大阪・梅田の百貨店(確か阪急百貨店)を訪れました。
祖母のショッピングに付き合って、
大食堂のでランチを食し、
「さぁ帰ろう」
という段になって、祖母に手を引かれつつ
店内を歩きます。
前方に下りエスカレーターが見えてきました。
それまでは、
百貨店の縦移動にはエレベーターを使っていたものの、
利用者が多くてなかなかカゴがやって来ず、
やっと来た、と思ったらすし詰めの状態で不快このうえない。
祖母はそれを嫌ったのでしょう、
下りエスカレーターを利用しようと、
僕の手を引きながら、ステップに足をかけました。
その瞬間。
エスカレーターのてっぺんからギザギザのステップが送り出され、
それがどんどん下降していくのですが、
幼稚園に入る前の身長ですから、
その視線からは、
送り出されたステップがどんどん目の前から消えていくように見え、
床を失った身体が「奈落の底」に堕ちていくように思えたのでしょう。
にわかに大きな恐怖感に包まれた僕は、
火がついたように泣き叫びながら、
祖母の手を逆に引っ張り返して後ずさりしました😭。
驚いた祖母は、僕の名前を叫びながら
懸命に僕をステップにいざなおうとします。
僕は、祖母が奈落の底に吸い込まれていく、
と思ったのでしょう、
絶叫しながらそれこそ「火事場の馬鹿力」で引っ張り返し、
祖母を引き戻しました。
祖母は慌てながらもステップを数段さかのぼって、
エスカレーターのたもとまで戻ります。
しゃくりあげる僕を見た祖母は、
「しょうがないねー」という表情で、
僕の手を引き、
やむを得ずエレベーターを待って階下に降りました。
その後、身長が伸びて
下りエスカレーターの全貌が見えるようになると、
「幼少期のあの恐怖はなんだったんだろう?」
と思ったものです。
奈落の底に落ちることに強烈な恐怖を覚えた割には、
その後、ジェットコースターやフリーフォールなど、
遊園地の絶叫マシンを難なく楽しめるように
なったのはご愛嬌(苦笑)。
