「旅好きフィットネスおじさん」として、健康や旅のことについて書くことが多いのですが、ちょくちょくテック系の内容も書いてます。
筋トレなんかは「頑張って」やってる感がいまだに拭えないけど(コラッ)、テック関連はほっといても無意識にそこに興味が向かいます。
加えてアクセス解析でも、最近の記事に紛れてちょうど1年前に書いたテック系の記事がずっと今でも読み続けられています。ありがたいことです。
というわけで今回も懲りずに「USBケーブルの充電速度が気になって調べた」という内容です笑。
スマホなどの充電速度は、機器の対応ワット数(電力量)で決まります。もちろんその値が大きい方が急速に充電できます。
従来のUSBケーブルでは、7.5 W程度までしか充電できませんでしたが、USB PD(=USB Power Delivery:急速充電できる)規格が出てから、100 W程度まで流せるケーブルや充電器が出てきました(最新のUSB PD EPR (Extended Power Range)規格では最大240 Wまでいける)。
USB-Cケーブルは、PD対応か非対応かを把握しながら購入してきたんだけど、本数が増えてきてどれがどっちだかだんだんあやふやになってきた笑。加えて機器に同梱されていたケーブルはどんな素性のものかさっぱり分からない。
そこで、USB-Cの電流電圧チェッカーを購入して測定することにしました。こうすればいちいち覚えてなくても、あるいは忘れてしまっても、すぐに確認することができる!
早速、下記の3本のUSB-Cケーブルを使って、昨年購入したiPhone 15に充電してみました。
1. PD対応のUSB-Cケーブル:約27 W出ているようです (9 V / 3 A)。
2. iPhone 15 Plusに同梱されていたUSB-Cケーブル:これも上と同等の値が出ているようです。
3. 100均で購入したPD非対応のUSB-Cケーブル:7.5 W程度でした (5 V / 1.5 A)。
分かったこと:
- やはりPD非対応のケーブルは5 V止まりであったということ
- iPhone 15は27 Wまでいけるということ。以前使っていたiPhone 11は最大18 Wというスペックでしたので、端末側はかなり高速化されていました。
電流経路内でスペックの一番低い機器が充電速度のボトルネックになります。
上の1, 2の場合は:
充電器(最大65 W)
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PD対応ケーブル(100W)
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端末(27 W)
⬇︎
27 W出力
3の場合は:
充電器(最大65 W)
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PD非対応ケーブル(7.5 W)
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端末(27 W)
⬇︎
7.5 W出力
ちなみに、持ってないですけど16" MacBook Proだったら端末の充電ワット数が約100 Wですから、ボクの65 W充電器では力不足。もう少し電力値の大きな充電器を用意した方がいいということになります。
試しにMacBook Airを測ったら40 W程度でした。これは内蔵バッテリの残量がもっと少なかったら、45 W程度まではいってたかも。
iPhoneやMacはバッテリー保護のため、急速充電は50%まで爆速でそれ以降は減速します。上のiPhoneは残量が50 %以下の状態でテストしましたが、Macはそれ以上残ってた。
このチェッカーがあれば、その他手持ちのよく分からないケーブル達を選別できます。
デスク周りのケーブルには急速充電のもの、寝室では寝てる間にボチボチ充電できればいいのでPD非対応のケーブル、などと使い分けていこう。
USB-PDとは?:
USB-Cの転送速度を調べた時の記事(充電速度でなくて):
Synology NAS HDD換装手順: