ジョン・ホプキンス大学の新型コロナウイルスに関するデータを引用した上で「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とTwitterに投稿したとのこと。
https://news.yahoo.co.jp/articles/32319f8b9160e9129a962bc33a6044a0858e9516
この発言について、些細な事とまで言いませんが、騒ぎすぎ、揚げ足取りかなと筆者は感じています。
あまり、この「さざ波」発言にとらわれると、高橋洋一大先生の大先生である所以が、矮小化されてしまいます。
高橋洋一大先生が社会にとって害悪なのは、著作でのデータ盗用、経済指標に関する詐欺的なグラフ、そして「バランスしないバランスシート」かなと思いますね。もちろん、有名な高級時計の窃盗もあります。
★高級時計だけでなく、現金（財布？）も盗んでいたようです。
https://togetter.com/li/1250054
★データ盗用についてはこれ。
『髙橋洋一著書籍「中国GDPの大嘘」について』
（抜粋）
「著者である髙橋洋一氏が、中国経済についてはあまり明るくないということであったので、指摘された部分はみな、講談社のデータマンが連載記事を見て用意した。その際、データマンが引用元を明記することを怠った。したがって、この責任は著者ではなく、講談社にある。」
高橋洋一大先生は、中国経済に関してよく知っているかのようにテレビ等で話をされていますが、実際はこんなところです。
★バランスしないバランスシート
https://twitter.com/hot_fujii/status/1391657297764438019
バランスしていないことが一目瞭然ですね。
彼は「自分は財務省で初めて政府のバランスシートを作成した」と豪語してるそうですが、そもそも費用収益の一致というような簿記の基礎中の基礎も理解していないように思えます。また、細かいこと言うと、資産に徴税権まで計上するのであれば、負債側には「国家公務員の退職金」も計上するべきでしょ。
★詐欺的なグラフ
2015年の拙ブログより
https://ameblo.jp/datoushinzoabe/entry-12097047611.html
このグラフでは、橋下以前府政と比して橋下以降府政では、大阪府ＧＤＰの全国シェアが回復傾向にあるように見えてしまいます。
しかし、GDP統計作成に当たっては、経済活動の定義や測定方法の変更が適宜見直される結果として、作成基準や対象期間が異なるGDP統計が複数存在していますので、通常は、そうした対象期間が異なるGDP統計をまたがってトレンドを分析する際には、「リンク係数」を掛け合わせるなどして、古い方のデータを補正して用いるのです（そうしないとデータの連続性が失われ、歪んだ結果が出てしまいます）。
そして、島倉原氏が「リンク係数」を掛け合わせるなど適切な補正をして作成したグラフがこれです。
橋下徹府政以降、大阪経済のパフォーマンスは改善したなんて？どう見ても、そのようには見えませんね。
自分の意見を通すために、都合よくデータを切り出しています。
★おまけ
彼はカジノ推進論者であり、かねてから、その理由として「パチンコ屋を潰すためにカジノ解禁は必要だ！」と主張しているのですが、パチンコ屋とは親密なようです。
https://twitter.com/massigra_neko/status/1391869311170465795
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