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論理的思考と発言力『言ったもん勝ち』がまかり通る世の中なのか?

理論的に正しく正当であれば、相手をまくしたててでも「言ったもん勝ち」という世の中の流れを感じます。筆者自身昔は口下手で人前で言い負かすとか言いくるめる事になにか後ろめたさというか、自分の意見をああこういう勇気がなかったように感じています。
しかし、昨今多くの人が自分の主張や意見を昔よりも声を大にしているように感じられます。
むかしなら、電話でコールセンターに電話をするのも恐ろしい感があったのが、今ではそれがなくなったのもあるでしょうか。
人前で話す機会があればある程話す表現力もそうですが自主性や発言をするという度胸がついてくるように思えます。
筆者が高校生のときの逸話ですが担任が毎朝必ず3分間スピーチと称して出席番号順で朝のホームルームの時間に一人ずつ毎日日替わりで話すのです。話す内容としては、人それぞれで政治時事ネタの人も居れば、部活での体験や日常で感じた事など色々な視点から話をしていました。
これは私にとって非常に有意義な体験だったと感じていますが、この3分間スピーチを3年間続けると驚く事にみんなの前で発言する事に自身を持てていると感じるのです。

何よりも人前で話す事は場をこなすとか、いままで置かれてきた状況や機会によるものなんだなという体験です。

昨今の事件を観ていると、「言った者勝ち」がヒーローという印象とか、一言の失言で職が吹っ飛ぶような事もあります。人の印象というのが重要かと思いますが、やはりメディアが作り上げる印象とかもあるでしょう。しかし本質的な部分とか言葉尻だけででの決めつけによって本質ではない部分が議論されたり、まるで無意味としか思えない事があります。
そういう意味では、ブログやツィッターでの発言をする人を見ていても自分の感情や思考考え方を多くの人に伝える手段が昔に比べて、手紙や電話から、メールへの推移にも代表されるよう多彩な意思伝達手法が出来た事は大きいでしょう。


やはり、論理的思考を常日頃からしていく事が大切なんだと言えます。

論理的思考という点では、昨今はロジカルシンキングという言葉が聞かれるように感じられますが、今の日本の教育でも取り入られつつある中にディベート教育があると言われます。
学級会の話し合いとかが昔は当てはまったでしょうが、やはり話す表現力という点では、発言が得意な者、苦手な者がやはり出てきます。
苦手な者に対して機会を与える意味では、先に述べた朝の3分間スピーチはいい取り組みと言えます。

それでも、人前で表現をする人が苦手、論理的思考が苦手という人が多いと思います。
そういう人へのおすすめは、五紙の社説を読み比べるて自分の意見や反論を考える事です。
場合によっては世間的紙面的には正論とされていてもそれを批判的に考えてみる訓練をする事です。

【関連記事】社説批判

読売 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/
朝日 http://www.asahi.com/paper/editorial.html
毎日 http://mainichi.jp/select/opinion/
産経 http://sankei.jp.msn.com/column/topicslist/column-t.htm
日経 http://www.nikkei.com/news/editorial/

これらを読み比べ自分の意見を通せるよう、時には批判的な目で逆に社説を論じるという訓練がおすすめです。


その他には、ヤフー知恵袋とか、OKWAVE等の質問に対して答える練習をする事も良い訓練になるでしょう。

地上/BSアナログ放送停止の日に寄せて、地上/BSデジタルテレビの展望

今日2011年7月24日日曜日は、デジタル放送が終了という事で、地上波に至ってはお祭り騒ぎの放送局もあった。特にFNN系はFNNの日という事で東北3県(岩手/宮城/福島)を応援を打ち出しているが、3県をのぞきデジタルは24日正午からはブルーバック画面で放送終了の表示だ。
これから、25日へ日付が変わる前に放送が終了する。
放送局は東北3県を除き電波を法的に出す事は出来なくなる訳だ。

このデジタル化で放送局はアナログとデジタルの二重運用体制からデジタルだけの放送で負担が減る訳だ。
放送局にはこの負担が減る分をいい放送への投資へむけてがんばってほしいと願うばかりだ。

東北3県は2012年3月末日までアナログ延長が実施されるが、最終ゴールは東北3県が完全地デジ化が完了してからだ。
ただ、東北3県を除けば放送局の財務やアナログ放送での経費が圧縮できる事は大きい。

さて、デジタル放送への移行をみていて、地方局が在京中阪圏に比べ地方局が地上デジタルへの取り組みが早ければという点も悔やまれる。とりわけ中継局対策等もっと早ければと思う点もある。

さて、現在建設中のスカイツリーであるが、ここも首都圏の地上デジタル拠点となる。
東京タワー含めて今後どうなるのかも気になる所だ。

さて、デジタル放送のみになった放送局今後は、いい放送ないようになるのかになる所だ。

情報は鵜呑みにせず、最終的には自己責任で判断しかない。

情報弱者とか情報格差という問題があるが、こと様々な媒体から情報を正しく情報を得る事がまさに難しいと感じられないのと、政府正式見解ですら信用ができないと思う。
最終的には、情報を判断するのは自己責任であろう。

さて、政府の発表が二転三転以上に四転...と何転するんだろうという報道をこの間の原子力騒動で目の当たりにした。節電に関していっても、一民間事業者とは言え国民に対して莫大な影響がある。
そういう意味でも、政府正式見解が正しくないのなら、何を信用すればいいのかと何もかもが信用できない世の中だ。

この間の経済産業省発表は戦時中の大本営発表となんらかわない有様だ。
東京電力始め、民間企業だと企業秘密だと言えばそれまでの状況だ。
地域独占している地域ごとの電力会社の発言に行政は振り回わせれてしまっている点からしても、監督官庁としての責任もあろう。今後電力自由化の議論の中では、監督官庁の監督責任は大きくなるであろう。

さて、新聞記事に関しても世論操作と言っていい記事が多い。
最終的には、5W2H以外の極論として感情を抜きにした新聞報道が重要ではないだろうか。

特に最近ひどいと感じるのが、産經新聞である。読売新聞も事電力問題と原子力問題について社説とりわけ論説委員の問題なのか、世論操作を感じる事が多い。

情報を鵜呑みにするという点で昨今感じるのが、新聞社の論説委員の説明である。
論説委員が何者であるのかとか、場合によっては論説委員が経営者(取締役)だったりする。
そういう場合に果たして歪曲された報道がまかり通るなど問題が発生し得ないのか、気になる所である。

さて、様々な報道情報は論説委員とか記者の主観などによって大きく変わるし、会社の利権とも大きく関わってくる点もあろう。
様々なメディアを読み比べて、果たしてこれは本当に正しい情報かと見定める能力が国民は身につけている人がどれだけ多いだろう。

情報を鵜呑みにするのは恐ろしい。なんでも多方面から読み解き考え咀嚼しなければ情報弱者な人になってしまうのではないだろうか。
結局の所不利益にならないためにも、多方面から多角的にとらえていく能力が必要だろう。