2018年の、確か5月か6月ごろ。大学に入って知り合ったワグナーから、Wake Up, Girls! FINAL TOUR -HOME-市原公演のチケットを譲ってもらった。同じころWUGアニメにハマり、僕が仙台出身ということもあり、興味が出てきていた。まあ、もともと翌日に行われる雨宮天のライブに行く予定だったので、当時は正直そのついで的に思ってた。当日は、一人で最寄駅から40分ほど歩いて会場へ行った。なんでこんな箱でやるんだよ、って思った。
ライブが始まると、この箱でやる意味が少しわかった気がした。演者が、普通に客席まで来たのだ。僕は本当に恵まれていて、演者の中で唯一よく知っていた、というかナナシスの推しであるまゆしぃに昼夜とも接近できた。でも、接近できたのを除いても、いいライブだなって思った。僕はアニメの曲しか知らなかったし、まゆしぃ以外の演者の顔と名前とカラーが一致しなかったほどだけど、心の琴線に触れるものがあった。それまではミリオンやTrySailみたいな、割とデカい箱で演者がライブして、オタクはそれを見てはしゃぐ。そんな、演者とオタクの双方向のやり取りがあまりないライブしか経験してこなかった。ナナシスに至っては、ほとんどステージ上だけでライブが完結していた(ナナシスのライブの良さはそこにもあるけど)。でも、WUGは、演者とオタクの双方向のやり取りが多いって思った。WUG、あったかいなって思った。今思うと、7GW、少女交響曲、BtBとかのメジャー曲のないセトリでもWUGを全く知らない僕をこんなにも魅了できたんだから、やっぱりWUGってすごい。
昼公演が終わるころには、僕は多分ワグナーになっていた。とりあえず、ツアーどこ行こうって考えた。結局その時点で先行とかはほとんど終わってるし金ないから一般で取っても入金できないしで、多くは行けなかった。
それから約5ヶ月後、12月9日。僕は岩手にいた。その頃にはもうワグナーの顔つきになっていた。大学の先輩やツイッターで知り合った人もいたし、曲もアニュータで聴きこんでいた。実は、ライブ前や後に、知り合いのワグナーと会うのがたまらなく嬉しかった。市原ではマジで知り合い3人くらいしかいなかったけど、もともと顔を知っている相手やツイッターで連絡を取り合って知り合いと会うほどになっていた。知り合いの知り合いとも繋がることが出来た。こんなに仲いい人たちと会うことが出来たからこそ、わぐちゃんをもっと好きになれたんだと思う。
かやたんプロデュースの企画を見て、もっとライブに行きたいと思った。最後というのもあり、少しでも多く彼女たちのライブを見届けなければと思った。Part2の大阪に行けない後悔が尾を引いてたので、Part3は大阪に行くことにした。
大阪には、夜行バスで行った。ケツが死ぬかと思ったが、ライブ中はケツの痛みも忘れるぐらい楽しかった。絶対聴けないと思っていたソロイベ曲を聴けたのは嬉しかった。そういうところもカバーしてくるあたり、WUG最高だって思った。WUG名義ではないソロイベ曲を歌うことで、解散しても私たちは大丈夫だよって言われた気がした。2日目はチケットが見つからず金もなかったので諦めてデブラ食ってたら、GloriA歌ったらしくて泣いた。3日目はsweet sweet placeを聴いて泣いた。これを書いてる今も泣きそう。WUGのセンター吉岡茉祐作詞。歌詞だけ、書かせてください。
『断然今日は君の中のほんの一部だってさ
当たり前 でも当たり前じゃない
きっともう一回が明日を連れて来てくれるなら
once again また会えるね「おかえり」』
ライブ参加も数を重ね、愛知公演ではずっとワグナーと行動していた。最寄駅で偶然仲の良いワグナーに会って会場まで一緒に歩き、割り勘でタクシーに乗り、開演までずっと話をしていた。開演まで暇だ~とか言いながらも、そういうなんてことないような時間が好きだった。いつの間にか、多くのワグナーと仲良くなっていた。
愛知公演は、バレンタインが近かったため、恋愛サーキュレーションを歌いながらチョコを配っていた。2日目夜、僕は一番上手側の通路席を譲ってもらっていて、まゆしぃのチョコをゲットできた。また、このころから(徳島・長野は分からないが)BtBのパフォーマンスが異常なまでに高くなっていった。それはSSAで極まったが、その話はまたあとで。
ツアーファイナル、仙台公演。朝っぱらから物販に並んだ。物販を買う、しかも早朝から並んでまで買うなんて、3年ぶりくらいだった。ファイナルと言うことももちろんあるが、それ以上に物販を買いたいって純粋に思っていた。仲の良いワグナーと待機列に並び、その知り合いと初対面だが話していた。この人とは、SSAの物販の時もたまたま会い、挨拶して話すくらいにはなっていた。ツイッターは繋がってないけどね。こういう人と人のつながりも、WUGのおかげで出来ているんだなって思った。数時間もある物販待機列も、楽しかった。
千秋楽、本当に運に恵まれ、全公演参加することができた。4公演かけて、新曲4曲を歌った。起ー承転結の順で。やはり宮城公演は、わぐちゃんもワグナーも、気合の入れ方が違うように感じた。影ナレのわぐちゃんの円陣の際も、余計な言葉はいらなかった。2日目夜では、初めてアンコールのWake Up, Girls!コールを叫んだ。すさまじいライブを見て、叫びたくなった。わぐちゃんに心を動かされた。4th以前にもWアンコールがあったかは分からないが、あの日のWアンコールには予定調和を感じなかった。ワグナーの熱い気持ちが、運営とわぐちゃんを動かした。上にも書いたが、やっぱりこういう双方向の働きかけみたいなのが、すごく好きだ。7色のサイリウム企画も含め、本当にいいライブだった。てか、今思ったけど、Wアンコールでタチアガレじゃなくて7GW歌ったの、タチアガレをSSAに取っておいたのかな?そんな機転きかせてたのか分からないけど。
3月7日。ワグナーと共に仙台駅にいた。18切符でSSA前乗りをするためだ。電車に乗る前に駅前のゲマでファミ通を買った。ゲームの特集でもないのに18ページも使って取り上げてくれてて、愛されてるなって思った。完全版のインタビューを読んで泣きそうになったが、まだ泣くときじゃないと思って我慢して読んだ。
そして、3月8日。泊まってるところから始発に乗っても他の線より遅かったので、1時間ほど歩いて現地へ向かった。5時前くらいに着いたが、もう250人ほど並んでいた。並び始めたところで偶然知り合いのワグナーと会ったので、そちらに合流して一緒に並ぶことに。代行を頼まれていたが、公式がブロマと缶バッジ以外1限と突然発表したため、代行できなくなってしまった。20kガチャはめちゃくちゃ人並んでたので先にTSUTAYAのブロマイド回収していたら、20kガチャの特典が枯れたとの報告が。仕方なく2回目の特典チケない組に混ざってガチャ引こうと思ったが、目の前でS賞が枯れて泣いた。というか、多分1個か2個しか残ってなかったと思う。その後は、麺食べに行ってワグナーとだべったりしていた。誘ったら来てくれたナナシスのオタクに会って、白と赤のリウムをあげたりもした。
入場は、割と時間ギリギリだった。入ると客入れでWUGの曲が流れていて、一面のサイリウムが本当に綺麗だった。トイレに行ってたらハートラインが流れてて、落ちサビでよーっぴー!まーゆしぃ!のコールがかなり聞こえて、なんか大丈夫だなって思った。正直SSA埋まると思ってなかったし、埋まったとしてもワグナーはあんまりいなんだろうなって。でも、ツアーで進化したコールを入れられる人があんなにいて、一面緑のサイリウムの海が広がっているのを実際に見て、大丈夫だって思った。 (以下の画像は、竹内宏彰(@Hiroakitake)さんのツイートより)
1曲目、タチアガレ。1stシングルのタチアガレを制服を着てSSAで歌うの、めちゃくちゃ「青春」を感じて泣いちゃった。あの日はただの少女だった彼女たちが、今確かに夢だったSSAで、一面のサイリウムの中で歌ってるんだよ。やっぱり、WUGと言えばこの曲。Wake Up. Girls!は、少なくとも僕のmy only oneになっていた。
続いて16歳のアガペー、7 Girls War、ゆき模様 恋のもよう、言の葉青葉。初期曲連発で、「想い出のパレード」なんだなって思った。初期曲は歌い重ねてるからわぐちゃんにとっても想い出深いはずで、その曲をSSAで、こうやって意味を持たせて披露してくれたので、絶対この後のセトリもヤバいって確信した。アガペーは等身大の女の子ってイメージの曲なんだけど、SSAの舞台に堂々と立ってる彼女たちが歌うアガペーを聴いて、青春だなあって思って、また泣いちゃった。あと、目の前の1stTシャツのおじさんが落ちサビでアイチャーンってやってて、アイリーラブリーもやるかなって思ったけどやらなかった。目の前でアイチャーン見たの初めてで、ちょっと笑顔になった。ありがとう。そして、7GWでは思いっきり笑顔で飛び跳ねて振りコピしてた。
言の葉青葉の後、ムービーが入った。7人のアイドルからBtBまでのアニメ映像が流れていた。6年間の歴史を感じさせる、まさに「想い出のパレード」だなって(2回目)。で、BtBの映像の時。普通にイントロ流れ始めて、こんな序盤に歌うの!?って思った。結局曲流れただけで歌わなかったけど。ムービーの最後、「そして物語は次の1ページへ」という言葉が。
これ一気に7Senses辺りの新章曲だな~って思ってたけど、ツアー黒衣装に着替えてまさかのワンビリ。高まりすぎて気づかなかったけど、最初の横並びのフォーメーションの時、まゆしぃの横が一人分空いていて、そのスペースに白いスポットライトが照らされてたらしい。言うまでもなく、May'nさんのスポットが。曲終わりに、わぐちゃんが「ワグナーさん、そしてMay'nちゃん、出会ってくれてありがとう!」って言ってた気がします。そしてMay'nさん、関係者席じゃなくて自分でチケ取って入ってたらしいですね。わぐちゃんのこと好きすぎワロタ。
素顔では、センターステージに来て、正面だけでなく全方向を向いて踊っていて、さすがだなって思った。わぐちゃん発案なのか振付師さん発案なのか分からないけど、わぐちゃんそういうとこだぞって思った。
素顔で高まったボルテージを引き継ぐように、暴君。オレモー!とか会場中からめちゃくちゃデカい声聞こえてきて、マジですげえって思った。SSAでも間奏のクラップはやっぱり楽しい。
そしてまさかのキャラソン1のサビメドレー。ハジマルが聞こえた瞬間、頭抱えて崩れ落ちた。約束の地SSAで始まりのキャラソン歌うの、エモが過ぎるだろ。トロッコで近くに来たわぐちゃんの色にリウム変えられるの、流石すぎる。キャラソンの後は、Non stop diamond hope。イントロで一瞬ハートラインかなって思ったけど、「止まら~な~いで~」って歌い始めてすっ飛んだ。ツアーで全然聞けてなくて、7人バージョンとか聴きてーとか言ってたけど、まさかここで来るとは思ってなかった。市原でみゅーちゃんが、サビ終わりの「光る」ってとこで手を三角形に振るのが好きだったからやってたんだけど、トロッコだから誰も踊ってなくて、あっはい…ってなった。
WUGちゃんねるの映像を挟み、5周年衣装でヒガプリ。今日のプリンセス誰やねーんとか思ったけど、プリンセスはワグちゃんだった。ので、最後の「今日は私がプリンセスです」ってとこは、代わりに僕が紳士お辞儀しておいた。僕フロは相変わらずサビ前オイオイが無くて高まれた。
わぐちゃんが再びトロッコに乗って、7Senses、極スマ。極スマはここでやるか~って感じだったけど、トロッコの極スマはアニサマを思い出して、一瞬だけお気持ちになった。
モニターに、I-1やネクスト、ランガちゃんからのメッセージが映し出された。どのメッセージもわぐちゃんへの愛にあふれてて、また泣きそうになっちゃった。その後、メモリアル衣装で雫の冠を歌った。もうすぐ、ライブが終わるんだなって思った。WUGが解散しても、魂のようなものは続くんだなって。続いて、少女交響曲。イントロでの歓声が凄かった。落ちサビのよっぴーとまゆしぃの気合入りまくった歌声が凄すぎて、次に来るであろうBtB、どうなるんだよって思ってた。
さいたまスーパーアリーナ、I-1 Club ARENAで歌う、Beyond the Bottom。開演前は、正直BtB衣装ないしどうなんだろうとか思ってたけど、完全に杞憂だった。ツアーの愛知公演から強くなっていったこの曲だが、SSAで遂にこれ程までになるのか、という域まで来ていた。わぐちゃんは、「この曲(BtB)を歌ってるときは人間じゃなくて、メンバー同士目を合わせた瞬間に人間に戻る」的なことを言っていた。SSAでのわぐちゃんは、本当に神々しいとかそういうレベルを超えていて、今こうやって文字に起こすのも難しい。生でしか感じられない圧みたいなのがあるのは分かっているが、こればかりは早くBDで見たい。
この時、僕は人生で初めての経験をした。今まで、嬉しくて泣く、悲しくて泣く、というのは経験したことがある。だが僕はこの時、嬉しくも悲しくもない理由で泣いていた。わぐちゃんの、歌とそれに込めた魂の叫びが、僕の魂と共鳴したとしか言いようがない。パフォーマンスという一言で片づけることすらおこがましいが、わぐちゃんのあのパフォーマンスは、人間を超越した何かになっていた。
このブログの他の記事タイトルを見てもらえれば分かると思うが、僕は今までBtBの持つ意味なんかを考えてきた。SSAで歌うことによって初めてBtBは完成する、などと言ってきた。だが、現実は完成なんてちんけなものを超えてきた。まるで、最初からファイナルライブをSSAで開催し、そしてSSAで歌うことを想定してBtBは作られたのではないかと思うほどだった。もちろん、わぐちゃん然り作詞家然り作曲家然り、映画BtBの舞台(?)がSSAであることから、SSAで歌えたらいいなとは思っていたはずだ。だが、常識的に考えて、このような形でSSAに来てBtBを披露するなんて、誰も想定して作っていなかったはずだ。映画BtBだけでなく、WUGプロジェクトも含めてね。でも、結果的に、わぐちゃんはこんなにも圧倒的なBtBを披露した。初めからこれを想定していたのではないかという疑いは「買いかぶりすぎ」だとしても、これはあまりにも「出来すぎ」な話だ。きっと、田中秀和さんもそう思っていたに違いない。知らんけど。
そして、一番終わりのみなみの、「WUG最高~!」という叫び。WUGはハイパーリンクと謳われてきたが、その一種の到達地点が、このSSAでのBeyond the Bottomだった。ワグナー以外のオタクがいる、むしろそっちの方が多いかもしれないという状況。なのに会場は一面真っ白のサイリウムを振っている。わぐちゃんは圧倒的なパフォーマンスを以って魅せる。本当に、幸せな空間が広がっていた。
メモリアルの新曲4曲。ファミ通さんのインタビューによると、この曲は披露順に起承転結になっている。
海そしてシャッター通りでは、モニターに被災地の映像が流れていた。東日本大震災を機に立ち上がったプロジェクト、やはり、どこまで行っても、ここまで来ても、あの日への想いが絶えることはない。そういわれたように思った。
言葉の結晶は、CD音源とライブでは聴いた時の印象が全く違う。ライブでは、それまで押し殺してきた感情を、ラスサビで爆発させているように感じる。この曲はライトの演出も好きで、一番の「存在だけで 美しいもの」というところ。「存在だけで」でそれぞれわぐちゃんのカラーのスポットライトが当たるが、「美しいもの」で真っ白のスポットライトに変わるところが良い。「傷をけずって 透明になる」という歌詞を表しているのかなって思って聴いてきた。
土曜日のフライトは、解散に対するわぐちゃんの想いが歌詞に出ているとインタビューで話していた。よっぴーの「忘れないで でも上手に忘れて」、そしてみなみの「悔しい怖い泣きたい もうそのレベルじゃない」のところ、感情が入りすぎていた。
そして、さようならのパレード。愛知・仙台とこの曲をライブで聴いてきたけど、初めて泣かなかった。だって、推しが、まゆしぃが、笑って歌ってたから。わぐちゃんが笑ってんのに俺が泣いてちゃざまないなって思ったら、自然と涙は出なかった。間奏のWake Up, Girls!コールの時はちょっとだけ泣きそうになったけどね。
わぐちゃんたちが裏に引っ込んで、ワグナーのアンコールことWake Up, Girls!コール。仙台2日目夜の千秋楽で初めてこのWUGコール叫んで、SSAでもWUGコールを叫んだ。というか、SSAで初めてWUGのライブでリウム持ってた。ほとんど振らなかったけど。わざわざ3.5k出して買ってまで、リウム持っていきたいとさえ思わせてくれた。まあ、草ブレードじゃなくて衣装店のとこで買ったPart1のやつだけどね。
アンコール一発目は、まさかのSHIFT。また聴きたいなとは思ってたけど、アンコールの、しかも一発目で来るとは思わなかった。初参加の人もある程度いる中でも、かなりコールが聞こえた。続いて地下鉄ラビリンス。頭で腎臓ファイアファイボワイパ~とか言ってたけど、なんかわぐちゃんが着替えてたらしくて尺がめちゃくちゃ余って連番者と顔見合わせて笑ってた。ラップ部分の掛け合いも健在で、喉のことは考えずに全力で声を出した。ラスサビでのマサイがめちゃくちゃ楽しい。
アンコールの締め、TUNAGO。この6年間の活動、仙台と全国各地、そしてファイナルツアーでの想い出、WUGに関わった全てを繋ぐ曲。震災復興を掲げ立ち上がったWUGプロジェクトだが、わぐちゃん自身に最初から震災復興という気持ちがあったというわけではないだろう。でも、活動を通して東北のことを知り、今では東北への感謝を込めてこの曲を歌っている。そしてワグナーも。もともと震災のことなんて画面の向こう側の世界、東北のことをほとんど知らなかった人も多かっただろう。それでもWUGを通じて東北のことを知り、聖地仙台に頻繁に訪れるワグナーもいっぱいいる。わぐちゃんの、そしてワグナーのあったかい気持ちが、この曲にはあふれているんだと思う。
再びアンコールがあり、わぐちゃんたちがポラリス衣装を着て登場。メンバーの手紙ですが、全員書くと長くなりそうなので、まゆしぃのことだけ書きます(もう既に長いけど)。
まあ、正直泣きすぎて内容あんまり覚えてないんだけどね。まず、今が人生で一番幸せだということ。僕はアニメ旧章(というかBtBまで)のオタクなので、3つの幸せのタイプの話がめっちゃ好きなんですよ。で、その幸せのタイプが、世の中の多くの人を幸せにできる人、身近な人を幸せにできる人、そして、自分を幸せにできる人。この3つのタイプは、7人のアイドルでも言及されていた。でも、アニメ旧章の最後に、真夢が、自分が幸せでなければ他の人を幸せにすることはできない、ってWUGの活動を通して気づく。それを踏まえて、まゆしぃの「今が人生で一番幸せ」だという発言。エモッ!そんな幸せなまゆしぃのおかげで、僕も、僕らも幸せになりました。本当にありがとうございます。
そして、これからもWake Up, Girls!をよろしくお願いしますということ。これ聞いた瞬間、マジでビビった。いわゆる解散ライブで、これからもよろしくお願いしますなんて聞くとは思ってなかった。今考えると、WUGのことじゃなくて東北にも足を運んでねとかそういう意味だと思うが、これを聞いた時こう思った。「僕はとんでもないユニットを推してしまったのかもしれない」と。そんな、ファイナルライブでよろしく頼まれちゃったら、よろしくするしかないじゃん。SSAで門出を迎え、7人が違う方向へ歩き始め、ワグナーもそれぞれの道を歩き始めるわけだけど、よろしく頼まれちゃったら一生ワグナーでいちゃうじゃん。頼まれなくても一生ワグナーでいるつもりだったけどね(笑)。
そして、全員が手紙を読み上げた後、Polaris。一面真っ白なSSAで、彼女たちが作詞した曲を歌う。わぐちゃん同士目を合わせ、ワグナーとも目を合わせ、大切にこの曲を歌う。互いが互いを照らしあうポラリスであることを、届けあうことができた。そして、落ちサビ。ワグナーではない人、WUGのライブを初めて見に来た人も大勢いたはずなのに、SSAが赤色に染め上げられていた。「満点の星空を ありがとうー!」というまゆしぃの感謝で、少し泣いた。ツアーで進化していったラストの肩組みも、一瞬ためらってる人が多かったように見えたが、次の瞬間には、少なくとも僕の視界では、全員が肩を組んで揺れていた。Polarisを歌っているときのSSAは、たぶん世界で一番幸せで綺麗な場所だった。
わぐちゃんが引っ込み、再びアンコール。本日の公演は終了しましたってアナウンスはまだないけど、トリプルアンコールあるかな~と思いながらWUGコールしていたら、まさかのわぐちゃん三度登場。「泣いてるだけじゃWUGらしくない。最後は笑顔で終わりたい!」とまゆしぃが言い、これはタチアガレだなと確信した。予想通りタチアガレのイントロ。最期の最期、全力でWake Up, Girls!と叫んだ。あのタチアガレは、間違いなく最強だった。間奏やアウトロでは、マジでアリーナの全人類が飛んでた。全員、全力でWUG最期の曲を楽しんでいた。
2019年3月8日の、今日のこの日のことを僕は一生忘れないだろう。WUG史上、僕の人生の中で、過去未来行われるこの世全てのライブの中で、最高のライブを見たと胸を張って言える、そんなライブだった。そうして会場を出て、仲の良いワグナーと会い、抱き合った。少しだべった後、それじゃあまたいつか、と言って別れた。現場が被らずに、もう二度と会わない人もいるだろう。でも、WUGが繋いでくれた人とのつながりは消えない。そうして僕らは、人生の第二章を歩いていくんだろう。でも、章は変わっても、僕がワグナーで、WUGが好きであることは変わらない。WUGが歴史に刻まれたかは年月が過ぎないと分からないが、少なくとも僕の心には深くふかく刻まれている。そして、僕はこの7人のことを誰かに伝えていく。みんなで過ごした、想い出のパレードを。
わぐちゃん、そして、ワグナー。僕と出会ってくれて、仲良くしてくれて、本当にありがとう。これからもよろしく。